働き方は自由でも・・・
毎日新聞に掲載された退職代行業について、私の考えを少し書きたいと思います。
共生の中でダイバーシティが加熱気味に叫ばれる昨今、個々の働き方はそれぞれ自由で良いと思います。しかしこの記事にある様な、相互関係の中で自己主張を通したいだけの退職は少し違うと感じます。
記事の中でこの女性は、髪の色に関して入社前の話と違うということで会社とトラブルになり、やってられないと代行業者を使い入社1日で退職してしまいます。しかし私なら逃げるのではなくて「すぐに結果を出して好き勝手にやってやる!」と考えます。実際に私は入社2年目の23歳の時に金髪にしました。勿論、都市部の真っ当な企業でです。しかし上層部からは何も言われませんでした。「辞められては困る人材になってやる」それは入社早々、希望配属先から何から私の意見が何も通らなかったことに対して「やってられねー」と逃げるのではなく、コイツらに認めさせてやるという闘争心の様なものだったと思います。
時代が変わってもそういった思いが、結果に繋がるのだと私は考えています。様々な新卒者育成の苦労話を耳にしますが、言われたこと以上のことはしない、叱責されれば「教えてもらっていません!」と当たり前に反論する。私なら仕事上における自身の無知は恥ずかしいと感じます。だから教えを乞うて勉強するし、それが成長に繋がる。世間で言われる「指示待ち人間」というものは、一見楽に感じるかもしれませんが、これほど人生面白くないことはないでしょう。
「部下が育たないのは育成が下手な上司のせい」なんて意見もありますが、本来、ビジネスにおける育成なんてものは手法を教えるのであって、思考や立ち回り方は「一端の成人」である自身で身に付けるものです。
残念ながら、現代の学校教育や家庭教育には「自立心」を育てる要素がまるで含まれておらず、若手社員にはある意味で被害者的な部分もあるのではと、少し可哀想な思いを抱きます。
今後、ダイバーシティを求める圧力は世界中でさらに強くなると思います。その中で自立心というものはとても重要な要素を占め、この部分が阻害されるような現代の教育方法は見直すべき大きな課題であると思います。
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