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70/30の監護と訪問のスケジュール 5例

この記事はアメリカの養育計画スケジュールソフト開発会社「Custody x Change」のHPから「70/40 Custody & Visitation Schedules: 5 Examples」の部分を抜粋翻訳したものです。

 ここでは、一方の親が子どもの時間の70%を子どもと一緒に過ごし、もう一方の親が子どもの時間の30%を子どもと一緒に過ごす一般的な日々の暮らしのスケジュールを紹介します。

70/30の監護と訪問スケジュール

毎週末
毎週末のスケジュールでは、平日は一方の親と一緒に暮らし、週末はもう一方の親と一緒に暮らします。

5-2スケジュール
5-2スケジュールでは、子どもは5日間一方の親と、2日間もう一方の親と一緒に暮らします。

3週間毎
3週間毎のスケジュールでは、2週間が一方の親、1週間がもう一方の親と生活します。

3日毎
3日毎のスケジュールでは、一方の親と2日間、もう一方の親と1日間一緒に暮らします。

交互の週末
交互の週末のスケジュールは、通常80/20の割合で養育時間を分割しますが、子どもが学校や保育園にいる「第三者の時間」を挿入すると、70/30に近づくことができます。

 第三者の時間を挿入して、スケジュールの時間共有を調整します。子どもがどちらの親とも一緒にいない時間にマークを付けると、より正確に質の高い養育時間を反映することができます。
 監護交換時刻の変更、訪問の追加、休日の分割などをすることによって、スケジュールを調整することもできます。

70/30のスケジュールが自分に合っているかどうかを判断する

 子どもが最もやり易い監護スケジュールを決定する際には、考慮すべき多くの要因があります。子どもが成長し、両方の親との強い関係を維持するのに役立つスケジュールが望まれています。
70/30のスケジュールは、次の場合に最適です。

  • 子どもが一貫性のある本拠地を必要としている。

  • 両方の親がお互いにあまり近くに住んでいない。

  • 一方の親が、仕事が忙しく、予定がびっしり埋まっていたり、頻繁に遠出する。

  • 両方の親が子どもと関わりたいと思っているが、50/50または60/40のスケジュールではうまくいかない

  • 両方の親が、70/30のスケジュールが子どもに最適であるという考えで一致している。

 70/30のスケジュールの最大の欠点は、一方の親がもう一方の親よりも子どもと過ごす時間がかなり多いことです。70/30のスケジュールが子どもにとって最適であると思われるが、よりバランスの取れた養育時間を望む場合には、休日のスケジュールまたは夏休みのスケジュールを使用して、片方の親により多くの時間を与えることができます。
 また、70/30のスケジュールで養育時間が少ない親との平日の訪問または夜間の訪問を追加することもできます。これにより、養育時間の割合が変化し、両方の親が子どもの世話に一層関与していると感じるのに役立つ場合があります.
 養育時間の30%を占める方の親は、電話、メール、ビデオ通話などを通じて、子どもと連絡を取り合うように特別な努力を払う必要があります。これにより、子どもの人生において重要な役割を維持していると感じることができます。

(了)

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