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Tableau とRの連携
こんにちは山口征啓です。
現在 TableauのDataSaberに挑戦中です。今回はTableauとRの連携をやってみます。
なぜRをTableauと連携するのか?
Tableauは素晴らしい可視化ツールで、多くの分析機能も備えています。しかし、Tableauに実装されていない分析手法もあり、RやPythonを使うと、それらの手法を使うことができます。
連携の準備
まず、あたりまえですが、TableauとRをPCにインストールします。
私はTableau DesktopとRStudioを使っています。
Rサーバーの準備
Rserveというパッケージを使って、Rサーバーを作ります。
まずはRserveをインストールして、ライブラリを読み込みます
intall.packages("Rserve") library(Rserve)
次にRserve()を実行しますが、この時に引数を指定する必要があります。
Rserve(args = "--vanilla")
Tableauのホワイトペーパーでは、引数なしのRserve()を実行するようになっていますが、これだと
Fatal error: you must specify '--save', '--no-save' or '--vanilla'
というエラーがでます
これらの引数の意味は下記のとおりです。
--save R セッション終了時にワークスペースの内容を保存
--no-save R セッション終了時にワークスペースの内容を保存しない
--vanilla
保存されたワークスペースを読み込まない (--no-restore)
セッション終了時にワークスペースを保存しない (--no-save)
設定ファイル (.Rprofile と .Renviron) を読み込まない
今回は最もクリーンな環境になるvanillaで設定しました。これで自分のPC上にRサーバーが立ち上がりました。
確認するためにはアクティビティモニタでrserveを検索してみると、ちゃんと動いていることがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107283626-vttELsP9yv.png?width=800)
なおRサーバーを終了するには、RstudioからRserveを起動している場合は、RStudioのセッションを終了することで停止できるようです。これなら停止を忘れることもないので安心ですね。
TableuからRサーバーを使えるように設定する
続いてTableauからRサーバーへ接続します
Tableau Desktopのメニューバーから「ヘルプ」→「設定とパフォーマンス」→「分析の拡張機能接続の管理」と選択します
![](https://assets.st-note.com/img/1716100474386-Oys0RXm87n.png?width=800)
接続タイプの選択画面が現れますので、Rserveを選択します
![](https://assets.st-note.com/img/1716100597471-k8aTXUAp7z.png)
ホスト名には「localhost」を入力します。ポートにはデフォルトで6311が入力されているはずです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716100773939-HFVatMNqHl.png)
左下の「テスト接続」 のボタンを押すとテスト接続の結果が表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716100843339-y9qxBCShfu.png)
うまくいったようです。
右下の「保存」を押して、左下の「閉じる」を押します。
これで設定完了です。
次回は実際にはTableauとRを連携してみたいと思います。
参考リンク
ホワイトペーパー:RとTableauを使用する
こちらは公式ですが、アップデートされていなくてこのままでは使えませんでした。アップデートされていないのは仕方ないとしても、いつの文章なのかは記載してほしいですね
https://www.tableau.com/ja-jp/learn/whitepapers/using-r-and-tableau
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