【シティS4】TAGTEAMとクワガノンの平均化デッキリスト
サン&ムーンシリーズ後期のコンセプトカード・タッグチームのポケモンと、非ルールポケモンのデッキとしてクワガノンの平均化デッキリストです。
「その他」としてまとめましたが、意図せずレギュレーションマークCのデッキの集合となりました。
シェア2位のアルセウス&ディアルガ&パルキアGX、4位のクワガノンを含むこれらのデッキは、スタンダードで使えるのは1月13日までですが、シティリーグ アディショナルIIで大活躍してくれることでしょう。
平均化デッキリストの経緯や説明は説明回記事にまとめています。
【シティS4】主要デッキの平均化デッキリスト (説明回)
https://note.com/ictxptcg/n/n8326f5cb1dcc
◆ADP (アルセウス&ディアルガ&パルキアGX)
先日のチャンピオンズリーグ福岡にて念願のオープンリーグ優勝、そして入賞シェア第2位、三神ことアルセウス&ディアルガ&パルキアGX(ADP)の平均化デッキリストです。
デッキコード xDx8x8-nqnyJd-8Yac8c
1.サブタイプ分析
三神ザシアンの通り名通りというべきか、ザシアンVのトップとなりました。前期の採用率も85%で同程度ですが、平均枚数は1.8枚からやや増えています。
次点はガラル ファイヤーVで、78%の採用率は他のポケモンとの併用が基本となっています。
2.特記I サブアタッカーの選択
サブタイプで取り上げたものを除き、1%以上の採用率をもつワザ目的で採用するポケモンを一覧にしました。
半数上に採用のガラル サンダーV、および26%のクチートGXはメジャーな採用カードと言えますが、その他に定番はなくサブタイプに挙げたポケモン達で完結している印象です。
ミュウツー&ミュウGXは前期では35%の採用率でしたが、今期では大幅に落ち込みました。
3.特記II エネルギーの手当て
エネルギー関連で、採用率が高いものを集めました。
つけかえの採用率が高く、メタルソーサーとの組み合わせに限らず使われていることがわかります。
またメタルソーサーの採用率が鋼ポケモンの採用率とほぼ等しく、当然ながらセットで使われていることが再確認されました。
キバナは採用率が半分を超えており、ADPを相手にするときは考慮しながら戦うことになるでしょう。
4.前期までの平均化デッキ
【シティS3】ADPの平均化デッキリスト
【シティ アディショナル】ADPZの平均化デッキリスト
◆クワガノン
チャンピオンズリーグ京都大会最大の刺客、クワガノンの平均化デッキリストです。ポケモンの組み合わせが固定されており、平均化しても全く違和感がありません。
採用カードには個性が出るので、ここでは細かい違いを取り上げて紹介していきます。
デッキコード M2yMUp-CCrR0m-S2yM2y
1.サブタイプ分析
ベンチバリアのミュウがサブタイプと言えるか疑問ですが、メイン2種以外のポケモンでは採用率トップでした。
CL京都入賞デッキに入っていたカビゴンは13%、ふしぎなしっぽのミュウが9%と低調で。メイン2種のみで組まれたデッキが主流のようです。
2.特記I コンバットトリック
採用枚数は少なくとも、1枚でゲームをひっくり返せるピンポイントなカード達の紹介です。
最後のサイドをもぎ取るやまびこホーンは、採用率が81%と標準搭載に近く警戒して臨む必要がありそうです。
きとうしはクワガノンVなどのグッズを使えなくするワザと、こくばバドレックスVの特殊エネルギーを付けられなくするワザの対策でしょうか?
採用率23%とそれなりに高く、クワガノンの欠点を補う構築が少なくない数入賞しています。
しあわせタマゴも他のデッキではあまり見られないカードです。毎ターンクワガノンが倒される前提なので元から相性が良いですが、とりわけオーロット&ヨノワールGXへの対抗手段としての意味が大きいでしょうか。
3.特記II エネルギーについて
サーチ、にげるコスト、ワザコストと汎用で使えるキャプチャーエネルギーが、当然の採用率100%です。
インテレオンのアクアバレットを使用可能にする基本水エネルギーも、採用率が33%と無視できない数でした。基本エネルギーのサーチができない点を考慮しても、バトル場とベンチの同時攻撃や、エレキブラスターの200ダメージと合わせてVMAXを倒せるアクアバレットは狙う価値があるということでしょう。
れんげきエネルギーの採用は、チャーレムV型が2デッキ存在することが大きな理由です(チャーレムV型以外が、ツインエネルギーではなくこちらの理由はよくわかりません)。
◆ルカリオ&メルメタルGX
玄人向け耐久デッキとしてお馴染み、ルカリオ&メルメタルGXとザシアンV、ザマゼンタVの平均化デッキです。
採用されるカードの定番化が進んでいて、選ばれたカードは殆どが採用率90%を越えています。
デッキコード 8caD88-5eQeVj-c8x8xc
1.サブタイプ分析
ポケモンの組み合わせはほぼ固定されていて、メイン3種以外に2名以上が採用したものはありません。
ポケモンではサブタイプが決まらないので、代わりに耐久系のどうぐを並べてみました。
くちたたての採用有無が概ね半々で、評価が二分していることがわかります。
2.特記I 炎弱点はケアするべきか?
弱点対策のコーティング鋼エネルギーは採用率が約50%で、対策すべきかの判断は二分しています。ですが採用枚数は少なく、環境に少ない炎タイプへの対策は、あまり重視されていないことが伺えます。
加えて言うなら、グズマ&ハラでサーチできる鋼タイプエネルギーとしての需要もあるので、構築意図として炎タイプを意識している割合は採用率よりも更に低いのかもしれません。
3.特記II 採用が分かれるサポート
セイボリーは採用率50%未満ですが、2枚採用のパターンもありました。
アスナもそうですが、相手の妨害に使えるカードの需要がそれなりに大きいデッキなのでしょう。
4.前期までの平均化デッキ
【シティS3】ルカメタザシアンの平均化デッキリスト
◆ダークパーフェクション
必要カード枚数が多いものの、VMAXを一発で倒しつつ妨害まで行う重コンボデッキの平均化リストです。
コンボデッキ故に構成カードに大きな変化はないのですが、ミュウツー&ミュウGXの採用枚数が前期から減少し、平均化では1枚となりました。
デッキコード 9LLnQg-uaLwFZ-LginNn
1.サブタイプ分析
デッキの動かし方に関わるポケモンで、採用有無が分かれるものを抽出しました。
マニューラGXと合わせてエネルギー加速をするガラル ファイヤーは、採用率86%と基本的な構成ポケモンとなっています。
ドロー補助のシルヴァディGXは要否判断が概ね二分しています。余談ですが、前期は採用率10%だったので大幅アップの結果となりました。
2.特記I サブアタッカーの選択
メインコンボ以外のアタッカーでは、悪タイプのTAGTEAM2種の採用率が高いです。
次点はアクジキングで、メガヤミラミ&バンギラスGXと並んでサイドを多く引くワザを選好する傾向が見られます。
ガラル サンダーV以下は特定のデッキを意識した対策カードでしょうか。採用のエネルギーの傾向として、1枚採用した基本エネルギーをトキワの森でサーチする構成が多いです。
3.特記II ポケモンサーチの構成
クイックボールとタッグコールは当然として、その他のポケモンサーチカードを抽出しました。
ナツメ&ハチク、レッド&グリーンを初め、グズマ&ハラをからサーチするキャプチャーエネルギー採用のパターンもあるなど、タッグコールへの依存度が非常に高いデッキとなっています。
4.前期までの平均化デッキ
【シティS3】ダークパーフェクションの平均化デッキリスト
【シティ アディショナル】ダークパーフェクションの平均化デッキリスト
◆集計データファイル
有料部分では小数点以下まで表示した生データと、集計対象の入賞デッキ一覧を公開しています。採用率、採用している場合の平均枚数などもわかるので、ぜひご覧ください。
記事単品でも購入できますが、マガジンで購入する方がお得ですのでご検討ください。
https://note.com/ictxptcg/m/m42b4f5d6dcdf
(データはGoogle Spread Sheetで公開しています)
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