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課題解決のための定量分析 〜関係者の納得に欠かせない視点とは?〜 【#5 アカデミー】

2021年6月17日 (木)、にいがたヘルスケアアカデミー・課題追求コースの第5回講義が開催されました。

今回のテーマは『課題解決のための定量分析』、講師にはハイズ株式会社の後町陽子氏を迎えました。

本記事では、アカデミー第5回講義の様子を簡単にお伝えします。アカデミーに興味のある方、新潟のヘルスケアを良くしたいという思いをお持ちの方、医療課題に対してアクションを起こしていきたいと思っている方は必見です!

『課題追求コース』 全体スケジュール

2021年4月から始まった課題追求コースは、下記スケジュールで進んでいます。

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講義 『課題分析のための定量分析』   後町陽子氏

■ 後町陽子(ごちょう・ようこ)氏
ハイズ株式会社 / 医療経営コンサルタント/ 薬剤師

2007年明治薬科大学卒業。 卒後、西アフリカのガーナ国にて2年間保健医療活動に従事。帰国後、金沢大学大学院博士前期課程(国際保健薬学)に進学 。急性期病院の薬剤師、医療メディア編集者を経て、現職 。

臨床経験を生かし、医療現場の課題に沿ったシステムの導入支援とオペレーション改善、個々の強みを活用する組織改善支援等を行う。

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本日は、課題分析には欠かせない『定量分析』のスキルを、レクチャーとグループワークを通して学んでいきました。

全体スケジュール 

1. 導入レクチャー
2. 全体ワーク
3. 定量分析の進め方レクチャー
4. グループワーク

講義の流れ・雰囲気

導入レクチャーでは、定性と定量についての違いや、課題解決プロセス、データに関する話など、課題解決に大事な基礎の学びからスタートしました。

課題解決プロセスは図解で示され、どの段階で定量分析を行うのか、なぜ必要になるかが丁寧に説明されます。定量分析は、活用することで客観性と説得力を高めることができる一方で、いきなり分析から入るとうまくいきません。そのため、分析の前の仮説構築が重要となります。

全体ワークでは、データを正しく読むためのクイズが出されました。定量分析には欠かせない様々な視点が組み込まれたクイズに、会場も盛り上がります。本日の学びをより深めるための良いウォーミングアップとなりました。

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定量分析の進め方に関するレクチャーでは、定量分析の考え方や視点について、実際にエクセルチャートを動かしながら説明がありました。ここの重要ポイントについては、次項の「定量分析のコツ」で紹介します。

考え方や大事な視点を学んだ後は、3人ずつのグループに分かれ、事前に出された定量分析に関する課題に取り組みます。それぞれが用意した「新潟の医療課題」を示すことのできるデータに対し、お互いにフィードバックしていきました。

時間がたっぷりと設けられていたため、じっくりと考え、様々な視点からコメントや意見が交わされていました。

1週間後に控えた成果発表会に向けて、非常に刺激的な時間となったようです。


課題解決のための定量分析を進める際に大事なポイント

■ 課題解決プロセス
課題解決の鍵を握るのは、以下の①〜③で示した「課題の分析〜特定」のプロセスです。

①課題分析
②仮説構築・仮説検証
③真の課題特定
④解決策立案
⑤実行

間違った課題設定をしないことが、何よりも重要となります。

■ 定量分析に大事な視点
課題を追求・解決するには、定量データを適切に選択し、正しく分析・解釈・提示することが欠かせません。目的に応じた分析手法・切り口を示し、関係者の納得を得ることが重要です。


参考書籍

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ぜひ、”もっと学びを深めたい” という方は、上記の書籍をチェックしてみてください!


にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。



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