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にいがたヘルスケアアカデミー2023開講!【第1回講義レビュー】

note記事をご覧いただいている皆様へお知らせです🌻

2023年5月30日、「にいがたヘルスケアアカデミー2023」が開講いたしました!

本アカデミーの取組も今年度でなんと3年目となりました。
今年度は新潟県内の行政職員の方々をアカデミー生としてお迎えし、新潟のヘルスケア課題に対して取り組んでいきます。

本記事では、にいがたヘルスケアアカデミー2023の第1回講義の様子をお伝えします!

にいがたヘルスケアアカデミー2023

■にいがたヘルスケアアカデミーとは
新潟のヘルスケアに課題意識を持つ方の人材育成コースです。全国より早いペースで少子高齢化が進み、医師不足にも直面する新潟で、真のヘルスケア地域課題を自ら見つけ、解決できる力を育てる実践型の人材育成が特徴です。

コユルトとは
コユルトは新潟のヘルスケア課題を解決したい!という熱い想いを軸に集まるコミュニティです。所属しているメンバーは、行政職員、医療従事者、福祉関係者、民間事業者や学生など、年代も職種も多様な方が在籍しております。

にいがたヘルスケアアカデミー2023は、下記のスケジュールで進んでいきます。

第8回までは課題追求やヘルスケアデータ分析、事業評価、プレゼンテーションのためのスキル・知識が学べるコース設計となっています。

第9回以降はコユルトメンバーも合流し、第8回までにアカデミー生が考えたヘルスケア課題の解決策の実現に向け、コユルトメンバーとアカデミー生が一緒になって具体的な検討を行う予定です。

2023年度はアカデミーだけではなくコユルトとしての活動も盛り上げていきます。ヘルステックの導入事例やヘルスケアを取り巻く法律知識など各種ミニセミナーを始め、ディスカッションイベントなど様々なイベントの開催を企画していますので、お楽しみに!
まずはコユルトキックオフイベントを予定していますので、詳細が決まり次第ご案内いたします。

今年度も皆さんと一緒に新潟のヘルスケア課題解決に向けて取組を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


にいがたヘルスケアアカデミー2023の開講にあたっては、新潟県からにいがたヘルスケアアカデミーの運営を委託されている株式会社BSNアイネット ヘルスケアビジネス事業部 執行役員 事業部長の小林明 氏より「今年度も課題意識を高く持って参加されるアカデミー生の皆様の取組みを全力でサポートし、私たちも共に学ばせていただきたい」とメッセージをいただきました。

そして第1回目となる5月30日は、新潟県福祉保健部長の松本晴樹氏を講師にお招きしました。

講演『新潟の医療の現状と課題』松本晴樹氏


■ 松本晴樹氏 / 新潟県福祉保健部長
2006年千葉大学卒業後、宮城県石巻赤十字病院での初期研修修了。湘南鎌倉総合病院救急総合診療科の後期研修(1年)を経て厚生労働省に入省。母子保健、診療報酬などの担当を経て、2016年よりハーバード公衆衛生大学院/医療政策專攻に留学。帰国後、2018年より厚生労働省 医政局 地域医療計画課にて、COVID-19対策にも従事し、2020年より現職。

松本氏からは、冒頭にアカデミー生へ激励のメッセージがありました。
「普段、市町村同士の横の繋がりはなかなか作れないのではないでしょうか。このご縁で、2年後3年後にも何気なく連絡できるような繋がりができればありがたいと思います。そして、今回の学びはすごく意味のあるものになると思います。すぐ役立つこともあれば数年後に役立つこともありますので、是非スライドやノートを取っておいていただきたいです」

講義は昨年に引き続き『ヘルスケアアカデミー参加によって期待する姿』『ロジカルシンキング』『ポピュレーションアプローチ・ハイリスクアプローチ』の内容も触れながら、今年は新たに『今後の地域医療の在り方』についてお話がありました。
今後の地域医療のポイントとして、人口構造の変化により後期高齢者の人口が増えていくことから、高度・専門的な医療の需要が減り、総合的な診療が求められる医療の需要が増えるため、今までの医療体制の在り方を変えていく必要があることを伝えていただきました。
(昨年度の講義内容は、こちらの記事からご覧いただけます)

講義後の質疑応答では、行政職員ならではの質問もありました。

Q.ポピュレーションアプローチが非常に大事というお話がありましたが、講演会や広報などのアプローチを行った際の、事業の評価を出すことが難しいです。何かアドバイスがあれば教えていただきたいです。

A.健診の受診率や事業に対する認知度など、間接的な指標を取るのが良いと思います。長期的な健康に対する影響の調査はこれからでも、受診率や認知度が上がったことを成果だと捉えてくれる首長もいます。市町村運営をしていていると「これが良くなった」という指標はなかなかないため、少しでもポジティブな効果が出たアプローチは重宝されます。

松本氏の熱い気持ちをアカデミー生も受け取って、次回以降の講義に対するモチベーションが上がるような熱気にあふれた講義になりました。

また、講義の後は今後のアカデミーの活動をよりスムーズに、そして活発にしていくためにアイスブレイクとしてアカデミー生から自己紹介をしていただきました。
「一人で考えていても課題解決に繋げることが難しいこともあるので、アカデミーの学びを通じて課題解決能力を高めたいと思っています」など、皆さんアカデミーを通して自身の業務に活かしたい、自身をより成長させたいという熱い想いを持って参加してくださっていることが伝わりました!

終わりに

今年度のアカデミー生は行政職員の方が中心ですが、長年ヘルスケア分野に携わっている方もいれば、今年度から新たにヘルスケア分野に足を踏み入れる方もいらっしゃいました。
松本氏からのメッセージにもあったように、様々なバックグラウンドを持つアカデミー生と繋がりを持ちながら、今後の講義に取り組んでいきましょう!

本記事を読んでヘルスケアアカデミーやコユルトに興味を持っていただいた方、新潟県のヘルスケア課題に対して具体的なアプローチをしてみたいと考えている方、ぜひ以下のリンクから紹介ページをご覧ください。
メンバーは随時募集しております!


今後もヘルスケアアカデミー2023についてnote記事を更新していきますので、お楽しみに🌼

にいがたヘルスケアアカデミー
主催:新潟県 
運営:ヘルスケアアカデミー運営事務局(株式会社BSNアイネット)

Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。

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