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正しい日本語文を書こう!英文との構造比較で日本語文を見直す
こんにちは。今週の6年国語は「文の組み立て」と題して、主語述語の見分け方を理解し、長文を短文に分ける学習でした。
国語教育の引き出しがほとんどない自分。
学習課題だけ見ても相変わらず取っ掛かりが分からない。
よし、指導書を読もう。
するとそこには「文の組み立てには英文との比較が良い」とのこと。
ほう。確かに日本語文と英文には組み立て方の違いがある。ならばそこから攻めてみようじゃないか。
早速PowerPointをカチカチ。
よし、これで行こう。
外国語活動がどこまで学習しているか分からないけれど、今後この辺は学ぶことになるし…と思い、簡単な構造を導入にしました。
小学生が初めて触れる英文の構造
まずは簡単な単語の並べ替え。
辻褄の合う文章を作ってもらいました。
するとどんな文であれ文末に必ず「植えた」が来ることに気づきます。
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その後日本語文と英文の構造の違いを提示。
日本語だと通じる流れが英文では通じない、逆も然りであると話しました。
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これが結構衝撃的だったようで、「確かに英語の組み方だと意味が分からない」「英語は日本語のような言い方じゃダメなんだ」の声がポツリ。
後々文法のS+V+Oとして理解することになりますが、構造を少しでも知っておけば、いずれ英語や外国語活動の助けになるはずでしょう。
日本語は曖昧な文でも通じてしまう
後半では長文を2文に分ける活動をしましたが、接続詞や文末の整えが出来ずに苦しんでいました。
これは次単元でも同じことが伺えています。
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まず、1問目ですが、
「姉がくれたカップ」
「それはとてもかわいい」
の2文を作る子が多かったです。
しかしそれでは主語述語目的語になっていて、英文と同じ構造になります。
確かに意味は伝わりますが、実際には正しい日本語文ではないのです。
よって
「姉がカップをくれた」
「そのカップはとてもかわいい」
これが正解となります。
もう一問は難解で、多くが
「有名な作家が訳した外国の童話」
「それを山田さんが読んで感想を述べた」
と、ストレートに分けて、こそあど言葉でつなげていました。
しかしこれもよく見ると、修飾語(有名な)主語(作家が)述語(訳した)の英文構造です。
長いので細かく読み取ると、これは
「童話を訳した」→有名な作家
「読んで感想を述べた」→山田さん
であって、有名な作家と山田さんの役割を区切っておく必要があります。
そして日本語文の構造に合わせて主語目的語述語の流れに書き換えます。
従って正解は
「有名な作家が外国の童話を訳した」
「それを読んだ山田さんが感想を述べた」
となるのです。
こうした長文を短文に分けるには、接続語がかなりなウェイトを占めていると、指導してみて強く感じました。
まとめ
私も授業を通じて改めて主語述語等の構造を見直しましたが、案外大人になると主語述語という言葉自体縁が薄くなりますので、間違った使い方をしていたんだなと思いました。
文を作る作業というのは日記や作文、論文だけでなく、Twitterやnoteのように文字だけで考えを伝える機会も多くなっていることから、ますます正しい構文で文を書くことが今後も求められるでしょう。
日頃から、活字に親しんだり文章を書いたりする機会を増やしておきたいものです。
なお、次の単元はこの構図を利用しての報告書づくりでした。
そちらに関する記事はこちらでまとめています。
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