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WizeFloorが開く学びの可能性

今、本校養護教諭の佐藤牧子さんが我がクラスを舞台にとんでもない保健の授業を展開しています。

単元は「病気の予防」。基本的なレクチャーがあった後、グループに分かれてそれぞれのテーマについての調べ学習を行っています。

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そこまでは、まあ普通の実践だと思うのですが、その後が凄い。まず、子どもたちは自分たちのグループで取り扱うテーマについてPowerPointでプレゼンを作ります。

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これも今どき、よくある姿でしょう。しかし佐藤さんが設定した単元の目標はこれに留まりません。子どもたちは、自分たちが調べたことを体験を持って知らせることができるようなゲームをWizeFloorで作成しなければならないのです。
(そもそもWizeFloorって何よ?という方は以下の動画を御覧ください。)

私もT2で入っているので、この「WizeFloorでゲームを作る方法」のレクチャーは私が行いました。が、よりによって「風船に乗って現れるクラスの児童を割りまくるゲーム」を即興でデモしたので教室は大騒ぎになってしまいました。すみません…。

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担任のダメなレクチャーにも関わらず、子どもたちはグループで話し合いながらゲーム作成を進めていきます。コロナ禍なので、全員揃う班ばかりでもありません。オンラインで話し合いながら進めるグループもあるのですが、「教室で話し合うよりオンラインで話し合った方がスムーズに話し合えた」という感想もありました。

出来上がったらWizeFloorで試し、ダメだったところを更にブラッシュアップして、と進めていますが、このときに威力を発揮したのが本校自慢のデジタルテーブル。タッチパネルなので、WizeFloorでやるのと同様にゲームができるのです。単元終わりにワールドカフェ形式で行う発表会でも、このデジタルテーブルが大活躍する予定です。

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それにしても担任としてありがたいのは、佐藤さんが保健の内容だけでなく、子どもたちのコミュニケーションの取り方まできちんと指導してくれていること。「それ、担任の仕事だろ」と言われればそれまでなのですが、普段、保健室で子どもたち一人一人の心に寄り添っている佐藤さんが発する言葉だからこそ響くというところもあります。

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この実践、どんな地点に着地するのか、私も楽しみでなりません。でも、ここでは報告しないですよ。知りたい方は「東京学芸大学附属小金井小学校 ICT×インクルーシブ教育セミナーvol.4 ICTに学びを救われる子はあなたのそばにいる」へぜひご参加ください。(すみません、結局宣伝でした…。)

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