見出し画像

登壇者紹介②中邑賢龍先生

11月18日(土)に開催する「ICT×インクルーシブ教育セミナーvol.6」にご登壇いただく先生方を紹介させていただくシリーズ第二弾。今回は中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター)です。(ICT×インクルーシブ教育セミナーvol.6についてはこちらを。)

今でこそ「ICT×インクルーシブ教育」などと銘打っていますが、私自身がインクルーシブ教育のことをきちんと考えるようになったのはそんなに昔のことではありません。2017年のATACカンファレンスで聞いた坂井聡先生のお話がかなり大きかったのですが、坂井先生のセッションの後に出た中邑賢龍先生のセッションもなかなか衝撃的でした。

不勉強な私は、それまで賢龍先生のことを存じ上げなかったので、まずは「こんな人がいるのか」という衝撃を感じました。それから毎年ATACに通うようになり、賢龍先生のお話を伺う度に、また書かれたものを読ませていただくうちに「うちのICT×インクルーシブ教育セミナーにも、いつか賢龍先生に出ていただきたいね」と佐藤牧子さんと話していました。

その願いが叶ったのが昨年のICT×インクルーシブ教育セミナーvol.5だったのですが、いやぁ、緊張しました。

普通、セミナーに呼ばれた登壇者って、そんな変なセミナーでなければ、ある程度は主催者の意向を尊重すると思うのですが、賢龍先生に関しては忖度一切無し。だいたい「講演をお願いします」って言ったのに「いやぁ、鈴木先生と佐藤先生もいてくださいよ」と言われて上のような絵になっていますし、そうやって座らせられたのにいきなり直前に行った公開授業のダメ出しされましたから(笑)。

で、私の授業にダメ出しをした賢龍先生が出してきたのがLEARNの取り組みでした。例えば…

或いは…

賢龍先生は、「真に個別最適な学びとは何か」を追求されています。「学校」という枠を取り払うとすると、どういった仕掛けが真に個別最適な学びを実現するのか。LEARNはそういった試みだろうと私は見ています。

それは確かに素晴らしいけれど、そのまま学校教育に取り入れることは難しいでしょう。しかし、学校教育がそこから学べることがないわけではない。我々にはその橋渡し役を務められる可能性があるのではないか。そんなことを感じて、今年も賢龍先生にご登壇いただきます。

どういうわけか我々は(多分)賢龍先生に気に入っていただいています。と言うか、多分、佐藤牧子さんのぶっ飛んだ保健室が気に入られているのだと思いますが。

おかげで私も含めて LEARN Teachers Academy や ATAC にも声をかけていただけるのですが、その期待を裏切らないよう、今年も賢龍先生に盛大なダメ出しを喰らいつつ、熱い議論を展開していければと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?