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「幸せにしたい人を幸せにできる、わたしでいること。」心地よく生きるためのマイルール

”挑戦する女性の初めの一歩を応援する” ICOREマガジン第5回目は、受講生をサポートするコーチングのメンターを務めている”わかゆきさん”こと、若曽根 由貴(わかそね ゆき)さんをご紹介します。


若曽根さんは1児のママであり、平日はIT関連企業の会社員として、土日は小顔セラピストとライフコーチとしても活躍されています。「自分が心地よくできることで、少しでも周りの大切な人へハッピーを」という想いを、様々な場面で体現されている若曽根さん。今に至るまでの苦悩や、初めの一歩をお伺いしました。


・今までのキャリアから一度離れて、生き方を見直すフェーズにいる
・普通であることに対してコンプレックスがある
・やりたいことが複数あるけれど、続け方が分からない
・コーチングに興味があるけど始め方が分からない
このような悩みを持つ方へ、ぜひ読んで頂きたいです。


「普通な私」が自分らしさを見つけるまで

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わかゆきさんのライフチャート

ー現在はICOREでもコーチングをされていらっしゃいますが、普段は会社勤めをされているんですね?

そうなんです!新卒からIT関連企業に会社員として勤めています。入社してしばらくは「自分には何もない。できない人。だから、人の倍努力しないとここに居てはいけない。」がスタンダードの考え方で。周りと比較してばかりで、常に劣等感がまとわりついていました…この思いが頑張る原動力になったんですけどね。

ただ、勤めている会社が「できない理由ではなく、できる理由を考える」という考え方を大切にする文化があって。その発想を繰り返していくうちに、悲観しなくなったというか、どんな出来事が起きても”自分事で考える”ことで、道が切り開けるんだということに気付いて。地道に思考を繰り返して経験を積み重ねた結果、少しずつ身についていった考え方ですね。


ーわかゆきさんの今の姿からは、ネガティブ要素を全く感じないので、とっても意外です!!

驚かれるかもしれないんだけど、正直、今も自己否定から入る考え方は抜けないんですよ。でも、それを悪とせず「これも私だな」って一つの個性として受け入れることができるようになってからは、変わりましたね。生きやすくなったというか。受け止めたうえで、改善や努力の方法を考えていくようになりました。「できない理由ではなく、できる理由を考える」という考え方は、自分の癖になるまで身につけていこうって思って意識的に取り入れていました。筋トレと一緒ですね(笑)

それこそ、昔は悩む時間が嫌いで、できれば「悩みのない人生を生きたい」と思っていました。悩む時間=無駄な時間と思ってたんです。

でも、この歳になって気づきます。悩んだ経験は、いつか誰かの気持ちに寄り添える。悩んだ経験は、いつか誰かの支えになる。いつかの誰かの笑顔に繋がると思うと、悩む時間も悪くないなと感じるようになりました。


ーわかゆきさんがSNSで発信されている、”1分1秒でも笑顔の時間が増えたら”という想いは、沢山悩まれた経験からきているんですね。

そうそう!SNSも、初めは「私なんか普通の人だし…」とか「私なんかが発信して迷惑なんじゃないかなとか…」いろんな考えが頭をめぐってて。そんな時に、友人に言われた言葉にガツンと心を揺さぶられて!


「ゆきが思ってるってことはみんなそう思ってるね。人は、思っているより見ていないし、思っているより見てるよ。」


つまりは【発信ひとつひとつを丁寧に見ていないから気にすることは無い。
でも、届く人にはちゃんと届いてるから大丈夫。】という思いを伝えてくれて、はっとしたの。私は何に対してそんなに臆病になっていたんだろうって。「大多数の人が普通の人なわけだから、その”普通”なゆきが発信することで、心が動く人がいるんじゃない?」と言われて、普通である私が投稿することに意味があるんだって気づけました。



会社員×セラピスト×ライフコーチ
「3つの肩書を持つ私」になった

ー小顔セラピストやSNSの発信、コーチングを始められたのには、何かきっかけがあったのですか?

小顔セラピストは、30歳目前に転職を考えたことがきっかけかな。その時、会社員かセラピストか…?ではなく、会社員もセラピストもやってみよう!と決心して。週末に専門学校に通うことで資格を取得して、小顔サロンをスタートすることができました。SNSの発信、コーチングについては、育休期間に悩んだことがきっかけですね。

私、子どもを授かって10年続けた会社を一旦休憩したんです。それまで会社に居れば「○○部の若曽根さん」という肩書があって、与えられたmissionを遂行することもできて。子育てに少し慣れ始めた頃、それがなくなったことに気付いて「あれ?自分って何者だ?」「私って何ができるんだろう?」って、何者でもないただの私になった時に悶々と悩むようになってました。

そこで、まずは自分のやりたいこと、できることを整理してみたんです。自分が心地よくできることで、少しでも周りの大切な人がハッピーになることをと考えました。過去、自分のつまづいたことや、そこから気付いたことを少しずつ発信していくことで、変化したい人にエールと笑顔を届けたいという想いがあることに気付き、SNS発信とコーチングの活動を。とにかく、一つ一つのハードルを下げて、スモールステップを繰り返していく。それが、会社員×セラピスト×ライフコーチという、今の肩書に繋がっています。

ー0からのスタートに見えて、実は「在るもの=自分の強みや好奇心」からのスタートだったんですね。ちなみに、わかゆきさんのライフコーチとしての”初めの一歩”をお聞きしたいです!

コーチングは、まず学生向けの就活コーチングのボランティアからがスタートしました。ちょうど友人から事業を立ち上げる方を紹介頂いて、お金はいらないから、1人でも多くの学生さんの気持ちの変化に寄り添いたいなと思って…半年間くらい無償でやっていたかな。その時も、最初はコーチングを副業にしてお金をもらおうとか、自分で集客しようと思ってやっていたらハードルが高かったと思うけど、需要がありそうなところへ飛び込んで、まずやってみてフィードバックを受けて、それでやれそうなら次のステップに…という感じでしたね。

実はその頃、コーチングを座学として学んだことはなくて。本で勉強した知識や、会社でのマネジメント経験のアウトプットを重ねることで少しずつスキルを習得していきました。本格的にスクールに入って学び始めたのはここ最近なんです。

資格がないからできないではなく、まずはできることからやってみることで、未来に繋がっていったんですね。


ー実際に、わかゆきさんからコーチングを受けられている方は、セッションを重ねるごとに表情が明るくなったり、ご自身の意識が前向きに変化されている様子がSNSでも取り上げられていました。そこで、受講生の1人、ICORE1期生の中畑由紀さんから頂いた体験メッセージをご紹介します。

『わかゆきさんの、柔らかくて安心感のある雰囲気が大好きで、毎回のコーチングも笑いあり、涙ありの楽しい時間です!私の癒しとエネルギーチャージの時間になっています。本当にいつも親身に聞いてくださり、進む方向を一緒に考えてくださって、感謝してもしたりないくらい感謝してます!!私のやりたいことを先に叶えるわかゆきさんに追いつけるように、そして、いつか恩返しできるように、私も頑張ります!!』

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コーチングの様子(左:中畑由紀さん/右:わかゆきさん)

ー飾らない、心からの笑顔で迎えてもらえるからこそ、自分のありのままを見せることができる。わかゆきさんの魅力やお人柄が、このコーチングの様子からも伝わってきますね。




「継続は力なり」心地よく続けられるマイルール

ー私、Instagramの投稿を拝見していて「70歳になっても笑顔で続けられてるイメージがつく」という言葉に、そんな先の自分にまでワクワクできるって素敵だなって思いました。どうしてイメージが持てるのだと思いますか?

えー!嬉しい!!そうだな…私の場合、自分は人より秀でたものが無いと思っているから、ゴールの位置を手前に置くことが怖くて。逆に5年後はあんまりイメージ沸かないかも…。例えば、セラピストでゴッドハンドになる!とか、コーチングでクライアントを多く抱える!とか。

自分にそこまでの馬力もないし、急いで叶えるよりも、じっくり想いをあたためながら、先の未来にワクワクしていたいなと。自分らしく、心地よく頑張り続けた先を想像したら70歳が一番しっくり来て。だからここにしよう!って感じです。


なるほど。一人ひとりの心地よく続けられるペースって違うから、ゴール設定をどこに置くかも違うってことなんですね!それって、セラピストやコーチングを始める時の初めの1歩目と考え方が似ていますね。

確かに!「継続は力なり」という言葉があるように、続けることは大事だと思っていて、何でも続けたが勝ち!と私は思います。続けることが優先なので、無理はしない。出来る範囲でやる。心地よく、自分らしく続けることを大切にしています。

そのために、とことんハードルを下げること。例えばSNSの投稿。私の場合、習慣にしていたヨガをタイムラプス動画で撮影して、投稿することから始めたかな。発信する時のマインド面では『届かなくてもいい。けど、誰かに届いたらいいな』くらいの気持ちで、とにかく継続する。今の私の中では、週末にストーリーを挙げる、投稿も2,3週間に1回あげるくらいが、心地よいペースになっています。


心地よさが続けるためのキーワードなんですね。そう思うと、私も続けられるイメージが沸いてきました!それでは最後に、この記事を読んで頂いた方へ、わかゆきさんがコーチングに込めている想いをお伝え頂けますか?

「幸せにしたい人を幸せにできる、わたしでいること。」これが私のコーチングで叶えたい世界です。幸せは連鎖します。あなたが幸せだと、周りも幸せ。変化の速い世界で、自分の幸せを置いてきぼりにしてしまう方が多いと感じます。私もその一人でした。コーチングセッションでは、対話を通じて、自身の中にある願いを言語化していきます。お腹の中からじわっと溢れ出る願いは、人生をより豊かに、美しく好転させるエネルギーとなります。これまでの行動、これまでの決断。きっと点と点だと思っていたことが線になって…その先のわたしのBeingに繋がる。コーチングセッションが、自分との対話のきっかけとなればいいなと思っています♡

これからも、セラピストとライフコーチの活動を通じて、女性の人生がより豊かに、より美しく好転するお手伝いができたらなと思います!

ーわかゆきさんの今後のご活躍がますます楽しみです♡貴重なお話をありがとうございました!

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左:わかゆきさん/右:廣田彩乃(インタビュアー)

わかゆきさんのSNSはこちら
Instagram / 小顔サロンのHP

インタビューを終えて…

実際にお会いしてみると、1児のママ、3つのお仕事をされるとは思えないくらい、わかゆきさんからは決して急いでいる印象はなく、それとは対照的に、人を包み込むゆとりがあって、優しさそのもののように感じるお人柄でした。

そして、お話の中で一貫していたことが”心地よく続けることを大切にされている”ということ。自分のことをよく理解して受け入れられたからこそ、周囲の人に対して丁寧に向き合うことができる。まさに「幸せにしたい人を幸せにできる、わたしでいること。」を体現されていらっしゃるお姿に、背中を押されたのは私だけでなないと、今回のインタビューを通して感じました。わかゆきさんの今後の活動、これからも応援しています!


インタビュアー/記事:廣田彩乃(Ayano Hirota)「今しかない想いに目を向け、心温める時間を共に。」インタビューや対話を通し、人やモノ、サービスに込められた想いをコトバで届ける人。「1人ひとりに心の拠り所のある社会を。」というVisionを掲げ活動中。Instagram

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