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自己紹介と作品ついて

始めまして
この度noteにて連載を始めさせて頂きましたイコマゴマと申します。
最初なので自己紹介と「ケーショガール」について少しだけご説明させて頂こうかと思います。

2022年現在20~49歳スマホの保有率は100%以上。っていう事は1人1台以上保有している状況なんですね。
プライベートと仕事の業務端末でスマホ2台持ちなんていうのも珍しくないですもんね。

そんな今や生活や仕事になくてはならないスマホ。
そしてそれを扱うのが皆さんご存じの携帯ショップです。
私自身、2年前の2020年まで10年以上携帯ショップで働いておりました。がんばりすぎて店長にまでなっちゃいました。

そんな私はある時、ふと疑問が浮かびました。
こんなにも生活に溶け込んだ業界にもかかわらず携帯業界ってメディア化されていないなぁ……と。

あ、ここで言うメディア化っていうのはアレですドラマ・映画・小説・漫画とかの作品になっているって事だと思ってください。

例えば銀行員なら半沢直樹。派遣社員ならハケンの品格。医者や警察モノは多すぎて数えきれないほど……みたいな感じでその業界の代表作があるじゃないですか。

もうメディア化されてない仕事なんてないんじゃないかと思うくらい世の中はお仕事モノの作品で溢れかえっているのに、それなのにです。

とはいえTwitterやYouTube、ブログなどでは携帯業界についての発信を目にした事がある方も多いと思うんです。

でもちょっと思い出してほしいのですが。それらの内容ってお客様トラブルの一場面の体験談や新機種のスマホの紹介やプランお得情報ばかりじゃありませんでしたか?

そりゃお客様とのトラブルの一場面は一種のあるあるネタですから、スカッとジャパン的な面白さがありますよね。
でも、なんでしょうか、そういうネタって誤解を恐れずに言っちゃうと愚痴の延長線上のネタなんですよね。体験談的な意味合いが強いと思うんです。
もちろんそういった作品で大好きな4コマ漫画などもあります。

ただですね、実際に働いてた者からすると、嫌な体験をしなければ作れなかった作品か…って思っちゃうんですよ。

最初はあるあると思って面白いんですけど、ずーっと愚痴だけが続くと胸焼けしちゃうというか心が重くなってくるのは私だけでしょうか。

皆さんは自分がお客さんの立場である業界の「スタッフ目線の嫌な客体験談」をずっと見続けたいと思いますか?
私は正直キツイなぁと思います。だってこっちは言われる側なんですから。
そりゃキチいでございますよ。えぇ。

新スマホ紹介も気にならないと言ったらウソになっちゃいますね。iPhoneの発表はリアルタイムで見てますし。

でもね、でもですね、私が見たいのは一本筋の通ったストーリーがあってその中で登場人物が汗をかき、時に涙し、謎もあってそれを解き明かし、恋愛なんかもしちゃったりして最後は笑顔で終わる。そこにスパイスとしてその業界ならではの一般には知られていない豆知識がちりばめられていて……

みたいなスチュワーデス物語やナースのお仕事、校閲ガール、花咲舞が黙ってない。みたいなエンタメ性のある王道のお仕事モノとしての携帯業界を扱った作品が見たいんです。
※例のドラマが全部、女子が主人公なのはたまたまです。

そう思ったときにふと気がついたんですね。

携帯業界がメディア化していないのって、ストーリーのある作品を描いてる人がいないからなんじゃないか…って。
そりゃネットでストーリー性のある携帯業界モノを検索しても出て来ないわけですよ。

しゃあない、自分で描くか!

実は「私、作文は得意なのよねー」
※数十年前に携帯電話でメールのサービスが始まった頃にCMで藤原紀香が言っていたセリフです。という誰もピンとこない携帯業界ギャグを私は未だに言い続けております。

そう思い昨年の7月。「ケーショガール」を執筆を始めました。

あれ?まってまって、ちょっと待ってよ。昨年の7月?はぁ?こいつ随分遅筆だな……そう思いました?

実はですねこの「ケーショガール」という作品は昨年の9月に「古寺真希美の携帯ショップ店員のススメ」という題名で一度発表しているんです。

その時は小説の賞レースに応募していた事もあり、某WEB小説サイトに掲載していました。

その為、内容も当たり前のように文字ばっかり。
そりゃそうですWEB小説のサイトなんですからそれが普通ですね。

でも掲載して数か月たち、気がついたんです…

これじゃあ一部の小説読みしか読まれないぞ。と。
私はもっと多くの人に読んでもらい携帯業界の光と闇のどちらの面も知ってもらいたいし、何より楽しんでもらいたい。それなら小説読みしかいないサイトに掲載してるのはちがうなぁ、と。

という訳で小説読みだけじゃなく一般に浸透していて、だけど文章を読む人が多く集まる所は無いかと色々探してたどり着いたのがここ。noteだったのです。

noteでは不向きとされている長編連載小説ですが、小説がニガテな方や携帯業界に興味が無い方でも楽しめる内容にする為に読みやすくしなくてはいけない!と思い考えた結果、セリフを太字にするだとか挿絵を入れる、一話目や前や次の話のリンクを組み込むなど工夫し内容にも加筆修正を加えついに完成したのが今回の「ケーショガール」なのです。

ここまで読んでしまったそこのあなた。
私の暑苦しい想いを押し付けられた今の気持ちはいかがでしょうか?吐いてませんか?

大丈夫です。ケーショガールを読めば、えぇ!あなたも実質ケータイショップ店員として立派に暑苦しくなりますので!

という感じで以上が私の自己紹介とケーショガール執筆についてでございました。

それでは携帯業界の物語へいってらっしゃいませ。

ケーショガール 第一話 を読んでみる


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