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暑い、熱い夏。2022。 #エグゼクティブアイ

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今回は弊社の代表による #エグゼクティブアイ をお知らせいたします。

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今年の夏は猛暑になるという予測通りに、連日の異様な暑さに辟易している。熱中症と電力不足への注意喚起が日々報道されているが、これもウクライナ侵攻の戦争慣れと同様に異常気象慣れしていくのだろうか。  
 
私たち日本人の国民性の特徴としてよく言われる適応力の高さがある。これは四季という環境のもとで生活しているが故に、自然や気候を受け入れ共生する力が高いと聞いたことがある。適応力や順応性という言葉で表現すればそれは確かに良い点であるように思えるが、仕方ないとすぐに諦めてしまう、反論する前に争いを避け自らを納得させようとする傾向が強いと言われたらどうだろうか。これまでも様々な局面(特に自然災害時)で、協調性がある・我慢強い・思いやりがある・・・など、多くの人々に共有された考え方や行動を誇らしいと思うことがあった。
 
けれども、現在の日本が抱えている課題に対してそういった私たち国民の在り方そのものがこれでいいのだろうかと問われていることが増えていると感じているのは私だけだろうか。自分の意見を明確に言わない自己主張の弱さ、同調圧力に対抗できるアイデンティティーの育み方そのものの教育はどうなっているのだろうか。 

自身を振り返っても様々な経験や出会いそして教育機会を通じて、葛藤しながらも自分なりの考え方を養ってきたように思う。近年増えつつある今さえ良ければよい、自分さえ良ければよいというような短期的な足元だけで物事の成否を決めるような人の育て方や育つ環境はよろしくないと思う。
 
最近テレビや多くのメディアに登場する「ひろゆき氏」(2ちゃんねる創設者・実業家)は、そういった私たち日本人の共通的思考や慣習を異なる角度から指摘し、さまざまな人々を論破する、トークショーを展開している。フランスに在住し、いつも外から私たちやこの国の在り様を客観的に捉えている彼自身の発言は、耳あたりがよくないと思いつつも、モヤッとしている部分の核心をスパッと切る内容に胸をすく思いをしている人が多いのだと思う。ホリエモンも同様で昔は彼の存在そのものを否定的に捉える人が多かったが今はそういう考え方、生き方もあるという受け止め方をする人が圧倒的に増えているように思う。特に若い世代がああいった人々を支持する傾向が強くなっていると感じる。
 
その根源は何なのだろうか。うまく話せたら、あるいは話せる機会があれば自分の考えをはっきり伝えたいと思っている人も増えているのではないか。今後、惰性や諦めの流れに飲み込まれる人と良い意味での焦燥感や明確なアイデンティティーを持っている人に二極化していく現象が顕著に表れてくるのかもしれない。そうなることが新たな政局を生むきっかけにもなるのだろう。 
 
それでも、冒頭述べた通り、どうせ言っても・・・といった諦め、叩かれることへの恐れ、多様性を受け入れるという言葉の陰で何でも受容する結果、何が自分は正しいと思っているのか曖昧にする習性がたくさんの人についてしまっているのではないかとも思う。 
 
今月は参院選が行われる。 世界の秩序や良識というものが崩壊し、新しい価値観や行動が台頭してきているからこそ、改めて自分はどうありたいのか、何を正しいと思っているのか明らかにすることが求められていると思うし、私たちがもっとどうあるべきなのか真剣に考え、各政党の主張を理解する必要がある。
 
この国を大切に思い、次世代に繋いでいく上でも「慣れ」と「諦め」を捨てて、恐れず自己主張せねばならない時代を生きていると感じている。その自己主張できる機会が選挙であり投票権である。たかが1票と思わずその積み重ねが大きな意味を持つ。しっかりと1票を投じようと思う。

このnoteの投稿者:臼井 弥生
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