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講師としての「伝える力」

IC協会 理事長の岩松祥典です。

一昨日はIC協会の1月セミナーでした。
内容に関する記載については
アンケート集計がまとまったところで
あらためてご報告させていただきます。

講師を務めていただいた大木浩士さん。
さすが何百回も講師をされているだけあって
講師としての「伝える力」がスゴイ!!

セミナー後の懇親会でそのことを伝えると
「以前、上司に『あなたの声は高いし早口すぎる』と指摘されたので
 声のトーンやスピードに注意しているだけですよ」
と謙遜されていました。
しかし、私から見ると、ほかにも様々な工夫がたくさん!

《話す内容》
・結論から話す
・覚えられる程度の明確なポイント整理
・伝えたいポイントを何度も登場させる
・上手くいったエピソードは他人の話で
 失敗したエピソードは自分の話で伝えている
・「実はここだけの話・・・」と言って
 惹きつける前置きの上手さ

《非言語の工夫》
・ここぞ!のときには、声を低くして
 間をおいてゆっくり話す
・会話の再現のときには、声のトーンを変えて
 風景が浮かぶように話す
 (さすがに、落語のような上下まではされませんでしたが(笑))
・さらっと流す内容は、スピーディに語る
・大切な場面のときだけ、手振りを効果的に使う
・質問者へのリアクションが大きく、安心できる

などなど。そして、なんといっても感銘したのは
セミナールームの通信環境が悪いために
ZOOMから落ちたときにも、冷静な対応をされたことです。
臨機応変に会場の方々の様子を気にかける。
(今回は、リアルとオンラインのハイブリッドでした)
そして、ZOOMに戻るまでに失われた時間を計算して
どこを端折るかを瞬時に判断されていました。

やっぱりスキルのある人は違うなぁ。

私なんて、講師の話し方としては
「手癖が悪い(=意味なく手を動かす)」ので
大木さんの伝える力全般が大いに参考になりました。

今日もご覧いただき、ありがとうございます。

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