【蓮ノ空舞台巡礼】Blooming with ○○○ 2024/05/20
目が覚めるとそこは見慣れない部屋。
まだ鳴る前の携帯のアラームを止める。
少し離れたところで寝ている友人を起こさないよう、静かに支度をする。
体中が痛い。
おそらく声も十分に出ないだろう。
そんな全身の疲労でさえ今は誇らしい。
心の中で泊めてくれたことへの感謝を述べて、そっと玄関のドアを開ける。
時刻は午前6時。
行ったことはないけれど、少しだけ知っているこれから向かう街のことを想像して胸が高鳴る。
これからなんだかすごいことが起きる、そんな根拠のない予感が、一晩経っても