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夢の手がかり

私には夢がない。

半年前からずっと考えていたことがある。
今の自分の夢ってなんだろう。

半年前、初めてLiella!のライブに参加した。
Liella! 4th LoveLive! Tour 〜brand new sparkle〜
そこで浴びた私のSymphonyが頭から離れなかった。

自分も夢中になって夢を追いかけたい。
そんな衝動に駆られるものの、その熱量をぶつける先が見当たらなかった。


ちょうどその時期からオタクが書く文章に触れるようになった。
そこにはラブライブ!から受け取ったものをラブライブ!に恩返ししている姿だったり、自分の夢に昇華させている姿があった。
自分なりの道を切り拓いているのが素直に凄いなあと思いつつ、それを見つけられているのが羨ましいと思ってしまった。

そんな思いを残したまま2024年を迎えた。
そして始まったLiella! 5th LoveLive! 〜Twinkle Triangle〜
福岡公演Day1の開演と同時に、私は情報で溢れるネットの海から離脱した。

全ては東京公演を最大限楽しむため。
というのは口実で実際はAqoursから少し距離をとるためだったのかもしれないと今になって気付いた。
ありがたいことにAqoursに対して造詣が深いFFさんが多いから、影響されやすい自分はいつでもAqoursの顔つきになってしまうから。

Aqoursしか見えていなかったあの頃のように、Liella!に対して真剣に向き合うという自分なりの覚悟だった。

そうして迎えた東京公演。
ありきたりな言葉だけど夢のように楽しい2日間だった。
ライブが楽しかったのは言うまでもなく、ライブ前もライブ後もオタクを謳歌した。
これが「結ぶ 繋がる 輝き」なんだなと。


「好きなものを好きでい続けるのは誰でもできることじゃない」
またこの言葉を受け取ってしまった。
十分わかっていたはずなのに、まるでわかっていなかった。
これが多分、自分にとっての夢が何なのか答えを見つけるための手がかりになっている気がしてならない。

私はラブライブ!と出会ってからもうすぐ8年が経つ。
8年経っても好きでいられるってすごいこと。
でも自分にはもっと長い間続けていたものがある。
野球。それも15年間。

思い返せば過去には確かに夢があった。
小学校ではプロ野球選手。
でも中学になって現実が見えてきて。
高校のときは甲子園。
ただそれも叶わず。
大学では夢とまではいかないものの目標があった。


就職してからは野球には一切触れなくなった。
大学で野球はおしまい。
そう決めていたから。

それでもずっと引っかかっていた台詞がある。
背中を押してもらいたくてもう一度アニメを観た。

おしまいなんてあるんですか?
好きなことを頑張ることに!
おしまいなんてあるんですか?

ラブライブ!スーパースター‼︎ 1期1話

やっぱり強く感情を揺すぶられた。
また頑張ってみたいなと思えた。

だって、

大好きなキモチにもう 嘘はつけない

未来予報ハレルヤ!/ Liella!

から


結局のところまだ夢は見つけられていない。
ただ、これから見つける夢が野球に関するものだったらいいなと思うと少しだけ視界が開けた。
何より、4thで生まれた気持ちの答えに5thで近づけたことが嬉しい。

この2日間でLiella!が、原宿が、より一層大好きになった。
3期でどんな景色を見せてくれるのか今から期待で胸がいっぱいになっている。

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