静かな雨

救いがたいロマンチスト

静かな雨

救いがたいロマンチスト

最近の記事

優しくなろうよ

なんか曲のタイトルみたいになってしまったけど、今日は愚痴を書かせてほしい。 せっかく新しい気持ちでスタートしようと思って改名して、最初の投稿がこれって自分でもどうかと思うんだけど、我慢できないから仕方ない。 同じ職場の他職種に外部契約の人がひとりだけ来たんだけど、その人に対するみんなの態度がひどいくらいきつい。 思わず「なんで?」って心の中で叫びたくなるほどだ。 外部の人なんだから、うちの会社の特殊なルールや雰囲気なんてすぐに理解できるわけがない。 ただでさえ私たちのやり

    • 改名しました

      ほたるから『静かな雨』へ。 新しい名前のもとで、日記本を出してみたり(まだその仕組みがいまいちよくわからないんだけど)、発信したり、さまざまな活動ができたらいいなと思っています。 私の文章が、静かな雨みたいに、みなさんの心に優しく響きますように。 どうぞよろしくお願いします。

      • 10/15 午後の光に包まれて

        仕事が休みだから、遅く起きた。 目が覚めるともう昼過ぎ。 窓から差し込む柔らかな光が部屋を満たしていた。 行きつけの喫茶Kに行こうと思って軽い足取りで向かったけれど、なんだか拍子抜けするように今日は休みだった。 少し寂しい気持ちになりながら、急遽予定を変えて美術館へ。 ウスター美術館所蔵の印象派の展示。柔らかくて、ぼやけた光の中に浮かび上がる風景や人々。それらを眺めていると、静かな幸福が胸の中に広がった。絵の中の空気に少しの間触れているような気持ちになった。 お昼は北極

        • 10/13 静かな日曜日

          日曜はいつも仕事なのに、今日は珍しくお休みだった。 いや、正確に言えば、この街に住んでいる間に日曜が休みなのは今日が最初で最後になる。そんな特別な日曜に行く場所はもう決まっている。教会だ。 今日は父も帰省していて、祖母たちと一緒に教会へ行っている。だから、私もひとりで行こうと決めた。家からまっすぐ、ずっとまっすぐに1時間歩いた先にある、大きなカトリック教会へ。 祖母も父も一緒ではなく、ひとりでミサへ行くのは初めてのことだった。それも、いつも祖母たちと行くところとは違う場所。

        優しくなろうよ

          10/12 低い壁と高い空

          帰ってきました。フィンランドとドイツから。ベルリンの壁は、思ったより低かった。けれど、それよりも低かったのは、私の冒険心だった。 海外の人々を前にして、何も言えない自分に失望した。いや、英語を話せないと思い込んで、黙ってしまう自分の勇気の無さが、ただただ情けなかった。話せないと、人々は私に振り向いてくれないのだと痛感した。 帰国して、スーツケースもそのままに、まずはオンライン英会話の体験レッスンを受けてみた。 なかなかうまくいかなかったけれど、続けようと思う。この日記も続

          10/12 低い壁と高い空

          10/4 いってきます

          1週間、旅に出ます!帰ってきたくないから、職場、超片づけてきた。 全然荷物まとめてないけど、明日の朝の自分に賭けて今日は寝る!!万が一帰ってきちゃったら、その時はたくさん投稿しようと思います。行ってきまーす!!

          10/4 いってきます

          10/3 ひとりラーメン

          今日はご褒美に、職場の人におすすめされたラーメン屋さんへ行ってみた。ひとりで。福島にある「燃えよ麺助」というお店。 実は、私はラーメンをあまり食べない家庭で育った。家族とラーメンを食べに行った記憶もほとんどないし、家で作られることもなかった。 親が食べないものは、自然と私も食べない。 学生の頃も、みんなで「5限が終わったらラーメン食べに行こう!」なんて誘われても、私はどちらかというと喫茶店派。ラーメンを食べた記憶を辿っても、友達と行ったのはせいぜい3回くらいだと思う。 だ

          10/3 ひとりラーメン

          9/30 神秘にのまれる日

          行ってきたよ、太陽の塔!! 家にいたら鬱々とした気分が襲ってきそうだったから、夜中に突然思い立って、朝一番の回を予約した。 大阪に来て以来、一番の早起き。乗ったことない方面の電車に乗って、未知の方向へ向かう。それだけでワクワクして、なんだかとても嬉しかった。 電車に揺られながら、ふと友人Y君のことを思い出す。 彼は精神科医で、「神秘」が口癖。大阪に行ったら太陽の塔に絶対行け、あれは神秘だ、とずっと言っていた。 モノレールを降りて外に出ると、もう見えていた。 太陽の塔が

          9/30 神秘にのまれる日

          9/28 沈む季節

          夏から秋への変わり目が、本当にだめだ。 昔からこの季節になると、身体も心も、何もかもが下へと引っ張られるように落ちていく。 こんな時、よく自分が深海に沈んでいく姿を想像する。 青く暗い海の奥深くに、静かにゆっくりと、何の抵抗もできずにただ落ちていく。 光は遠ざかり、音も消えて、ただ冷たい水の中で深く深く沈んでいく。 ふと思い出すのは、漫画『違国日記』での朝の台詞。 「孤独とか静寂とか、いい意味でも悪い意味でも、風景があるとしたらどんな?」 朝の孤独は、広大な砂漠だと言

          9/28 沈む季節

          9/27 宝石

          見てください、このプリン。宝石食べた。 喫茶K、書きすぎてそろそろバレてしまいそうだけど、今日も行った。 ドアをあけるとすごく混んでいた。文豪席が3席並んでいるんだけど、2席埋まっていて、男女がひと席ずつ座っていた。わたしは男性の隣の席に座る。 なんか、オーラがすごい。タンクトップに坊主で、バッグからウクレレがはみ出ている。なんの形かわからないぬいぐるみを持って店内の写真を撮っている。もうおかしくて笑いが込み上げてくる。すごく横目で見てしまった。 「パターンも引かないで、

          続・左耳のピアス

          今日は仕事が終わってから『恋に落ちたシェイクスピア』をみた。 ここ最近、シェイクスピアに夢中。むかーし、フリーターだった頃、けっこう読んだ。迷える子羊みたいな人たちの集まりだったバイト先では、ふとした会話にシェイクスピアの引用が出てきた。若かったわたしは、そういうのが分かると素直に嬉しくなった。 今日は映画の内容のこと書こうと思ってたんだけど、急遽、話題変更。 よく観てたら、気づいてしまった。というか、どうして今まで気がつかなかったんだ。 …シェイクスピアとわたし、ピア

          続・左耳のピアス

          9/25 安堵の波

          奇妙なくらい平和な気持ちで迎えた休日だった。 先週はこの世の終わりみたいに気持ちがどん底だったのに、単純なわたしはすぐに回復してしまった。 気分転換に美容院へ行って、7年ぶりくらいに髪を染めてみた。なんとなく。 コンパクトでモードなミニボブになる予定だったのに、想像以上にビートルズになった。まあいいか、似合ってるし。わたしってこういう運命なのだ。 映画を2本みた。『生きるべきか死ぬべきか』、チャップリンの『独裁者』。反ナチ喜劇。 歩いて本屋に行く。本を4冊買う。 帰り、

          9/25 安堵の波

          TO BE or NOT to BE

          邦題、『生きるべきか死ぬべきか』。アマプラで観た。 ナチスドイツ占領下のワルシャワを舞台に、劇団が大芝居を打つ物語。 シェイクスピアを引用して抑圧された人々の思いをナチスにぶつけるシーンがすばらしい。最高、最高です、ルビッチ監督。この記事を読んだ人、みんなに観てほしい。

          TO BE or NOT to BE

          睡眠不足

          頭の中が整理できない。書くことが決まらない。今日は本を読んで寝る。でも今日はね、わりと穏やかでいい日だった。やっぱりわたしはニコニコしていたほうがいいのだ。笑顔に救われると言ってくれる人もいるし。そりゃ仕事中、悲しいことも泣きたいこともたくさんあるけど、その感情はお家に帰って吐き出せる人の前で吐き出せばいいだけなのだ。わたしは強いから、明日も笑顔で頑張るよ。

          9/21 summer heart

          旅支度をしていたらこんな時間になってしまって明日も早いから今日はおすすめの曲を置いて寝ます。

          9/21 summer heart

          9/20 贈りもの

          実家から荷物が届く。 なんだなんだと中身をあけてみると、弟の修学旅行のお土産と、妹の函館一人旅のお土産お菓子がつまっていた。 離れて過ごす家族から届くこんな幸福な荷物、ある⁉︎ 特に弟なんて、決められたお小遣いの中でわたしの分を買ってくれたんだと思うと、涙が出そうになる。しばらく食べずに飾っておくか…。 妹からのメモみたいな手紙が貼ってある。 「悲しいときは踊っちゃおう」だって、これは妹がどん底だった時、わたしが書いて置いておいた言葉だ。まさかこうやって自分に戻ってくるな

          9/20 贈りもの