石川明人『宗教を「信じる」とはどういうことか』ちくまプリマー新書、2022
まさにタイトルどおり、宗教を「信じる」とはどういうことかをさまざまな観点からわかりやすく論じている。もうこのタイトル以上に何の紹介も要らないくらいだ。信じることや宗教に関することに興味が少しでもある人は、ぜひ読んでおいた方が良い本だ。
おそらく中学生ならじゅうぶん理解できる平易な言葉遣いで親切に書いてある。使われているたとえも、参考として引き合いに出される人物も大抵多くの人が知っているようなものだし、引用される聖書の言葉も「そんな箇所があるなんて知らなかったよ」と思わせる