『10代から始めるキリスト教教理』大島重徳、いのちのことば社、2022
少なくとも著者である大島重徳氏が自らの夫婦生活に大いに満足し、幸福感を覚えておられることはわかった。
前半の、性と恋愛と結婚についての、実例を踏まえた言及は非常に興味深く、面白く、部分的には何度も読み返して味わいたくなる内容ではあった。
このようなわかりやすく身近な体験を引き合いに出しながら、キリスト教的メッセージを語ってゆく手法においては、この人の右に出る者はいないだろうというのも頷ける。
特に「寂しさを埋めるために恋愛や結婚を求める者は、本来の寂しさを埋めてもらえ