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【お気楽一人旅】④北海道 釧路〜霧多布岬へ

仙台を出発してから5日目は、釧路の古い友人に会って、久し振りにホテルのベッドで快適に寝た。4日ぶりに風呂にも入れた。朝食も付いていて朝から豪華な食事をいただけた

ビュッフェなのでつい食べ過ぎてしまう
釧路センチュリーキャッスルホテル

今日の行動を考える
先づは妻のリクエストの「よしやすのぶたまん」が食べたいと言う事で、お店を訪問して食べてみる

なかなか美味しかったのでリクエスト通り、4種10個を自宅に送った。これでお土産を買わなきゃと言うプレッシャーから解放された〜!
元々自分はお土産を買うのが苦手なのだ。何を買ったら喜こばれるか?考えてるだけで重荷になってくる。色々考えて買っていっても大概外れるからリクエストしてくれる方がいい。
昨年の台湾旅行のお土産で八角味の甘いジャーキー(燻製肉)を買っていったら家族は皆一口でギブアップしてた。「不味くは無いけどこれはムリ!」って娘が言ってた。
それはまずいって事でしょう!笑
これがローカルの味だからしょうがないけど、そもそも選ぶセンスがないし、余った現地通貨の「元」を使って済ませようなんて魂胆が間違ってると言われかねない

家族に不人気だったジャーキーは、因みにこんなやつ


一方一緒に行った同僚は数万円分の土産を両手に持てない程買っていた。そう言う旦那だったら妻も良かったんだろう。土産センスのない ケチ男を選んだ妻のミスだな
 妻は土産を買うのも好きだが貰うのも好きだ。元々日頃から何でもあげたり貰ったりが好きな方なのだ。妻の母も同じで自分が食べたい物は山の様に買って必ず分け合う。物をあげて、喜んで貰うのが好きだから、逆も嬉しいのだろう
って言うか、自分は60歳にもなって、そう言う社会的常識行動が未だに出来ない未熟な人なのかもしれない(あえて卑下すると)

一個300円くらい、他にもレトルトカレーやお肉なんかも売っていた


そして東へ向かう。根室や知床は20才の時のバイク旅でとてもいい印象がある。当時は未舗装道路がたくさんあったなあ

根室手前の霧多布岬に行くといいロケーションに駐車場やキャンプ場があって気に入った。まだ時間的には早かったが6泊目の宿泊地はここにしよう!と決めた。
ムリに先に進む必要はないしな
キャンプ場は無料だし海の景色も良かったのだが登録が面倒だったのと、どうも車中泊に慣れてしまうとテントを張ったりしまったりが苦になってしまう。しかも今回寝袋を忘れてきたので心配もある

断崖絶壁下の海ではラッコが生活していている様で、ラッコ目当ての双眼鏡を持ってる人がたくさんいた。肉眼でも流木の様にも見えるラッコを確認できた。たぶんお腹を上にしてハマグリを石ころで叩き割って食べてるんだろうと想像できた
早速街まで戻って買い出しをして、夕暮れの駐車場の端に椅子を出してビールを飲んだ。

あまり手広くキャンプ道具を出すと怒られそうなのでそっと椅子を出してビールを飲む

そっとコンロを出してホットサンドメーカーをフライパンの代わりにしてウィンナーを焼く。何と至福な時間だろう

やっぱりシャウエッセンは王者だな。12本全部食べれる贅沢をパリッと噛み締める

そして快適な一夜を過ごし早朝に出発した
道沿いで競走馬でないたくましい大きい馬が昨日から同じ場所で草を食べていて、暫し車を止めてウォッチすると横目でこちらをうかがっているのが分かった

たくましいが目が優しい

早朝は車が少なくて快適なドライブができる。ゆっくりと景色を眺めながら走ると動物に出会えたりする。野良猫の様にキツネがいるし、シカなんか年中見かけた

野良猫より多い野良キツネ


自宅がある南関東ではどこに行くのも交通量が多く信号だらけでいつも渋滞や駐車場探しで、決して車の移動が快適じゃない。
いつしか運転嫌いになっていたほどだが、宮城に赴任してからは快適ドライブで運転が楽しい
こうして車を利用して長距離を旅すると、何の制約もなく自由に旅ができるなと実感する。時刻表もいらない、宿泊地の予約もない、駐車できる場所さえあればどこでも寝れるし、好きなタイミングで何処へでも移動できる。しかも車内は安全性も高いし急な天候の変化にも影響しないのは利点だ。
また20歳バイク一人旅の話になるが、閉店したガソリンスタンドとか駅の構内に寝袋を広げてよく寝れたなと思う。朝起きると朝露でびしょ濡れだったり、地べたに寝てるので背中が痛かったり、流石に今ではそれ程タフな旅はできないなと思う

車は高速道路を使わなければ、移動費が格段に安い。トヨタアクアだと300km移動するのにガソリン10リットル1800円程度だ(超エコ走りで)。電車なら同じ距離を3倍はかかってしまう。まあ一長一短はあるけど…。
自転車やバイク旅も羨ましいけど外で寝るわけにはいかないし(クマに襲われる)、相当な決意と計画と準備と体力が必要だろう

昨夜北海道から本州へのフェリーを調べてみると想像以上にたくさんの航路があった。自分が帰る仙台へは苫小牧ー仙台線があり、青函フェリーと陸路を走行するより楽でお得そうなのだが、Web予約は既に一杯だった。青函フェリーも行きは予約なしで乗船し2万円弱したが、Web予約するとキャンペーン期間で半額近くなる事が分かり4日後の予約をとった。このぐらいのタイミングでそろそろ帰らないと引越しの準備に支障をきたしそうだ

と言う事でこれ以上東へ進むと帰りのフェリーに間に合わなくなるといけないので、根室や知床は次回にして、途中観光地を周りながら函館方面へ戻る

霧の摩周湖は年間で100日しか晴れないらしい。世界有数の透明度は湖の周囲が断崖絶壁で流れ込む川がないから。それでも水位はいつも一緒とは不思議な湖だ
硫黄山は名前の通り硫黄が吹き出し黄色い。昭和初期までこの硫黄を採取して火薬などを製造したらしい
屈斜路湖の辺りでは砂を掘るとお湯が沸いている。中国人観光客もたくさんいて裸足になって楽しんでいたが、自分は何となく想像が出来たのでやらなかった

そんなこんなラッキーな事に晴天に恵まれ観光地を廻る事ができた

今日はどこの駐車場で寝ようか?
北海道一人旅はもう少し続く

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