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YouTube完全攻略 自分を過小評価せよ

YouTubeチャンネルを運用すると得られるベネフィット。
成果を出すために確実に出来ることを解説します。
自分に期待してはいけない。期待するのは、自分のプランだけ。


以前、イチゼロライブでは2019年の1月に、イチゼロ式育成プログラム
その後、2019年4月に、イチゼロシステムとして、必見!売れるYouTuber入門:実践編というタイトルで、YouTube攻略については扱っています。

当時、イチゼロシステムが1万人を達成したタイミングで、それまでのノウハウをまとめた動画を出したんです。

これまでYouTubeを運営する中で、様々な仮説を立てては検証を繰り返してきました。

前回のYouTube攻略動画の時点で、分かっていた事と、
今まさに、私たちが分かっていることには、かなりの落差があります。
仮説通りにいかなかった事もあります。

変化として大きいのは、当時と違って「多チャンネル運営」を行っている点と、
他のYouTubeチャンネルとの情報共有による多角的な情報があることです。

今回は、前回よりもかなりアップグレードした内容になると思います。
したがって、今回の動画で得られるベネフィットとしては、

頑張ってるけどうまくいかない事の解消。(もやもやの解消)
モチベーションに満ちたYouTube運営の実現。
なにより、本人の評価を上げて、成果を出せるようになるということでしょうか。

まずは、おさらい。

続けられるスキームを作れば、必ず上手くいく。

YouTube動画アップを継続して出来る環境を作ることが出来て、適正に運用出来れば、いつかは、チャンネルを大きくすることが出来ます。
今回は、この「適正に」という部分を重点的に解説します。

新しい仕事の創出とシナジー効果を期待出来るという話もしました。
非会社員や事業主ならば、今までよりも付加価値の高い仕事が出来るようになります。

あと、資産価値を生み出すビジネスであるということ。

公開した動画は、掲載されている間、常に再生される可能性があります。
YouTubeのレコメンドは、視聴者の探索ニーズに合わせて動くので、新しく自分のチャンネルを閲覧した人からや、ブームや、一過性の話題などに乗って、何年後であろうと再生される可能性を残します。

もちろん、自身のチャンネル登録者が増えた数と比例して、ため込んだ動画すべてが、探索されたりレコメンドされたりしますので、拡大し続けている間中、過去動画はどんどん再生されていきます。

先に言っておきますが、拡大し続けるというのは、現実的に不可能であると思われるかもしれませんよね。
実際の正しい表現は、新規視聴者を獲得し続けている間が正しいですね。

これについても、新規視聴者を獲得し続けられるメカニズムを解説しますので、是非、最後までお付き合い下さい。

メディアを持つということ。
情報発信、情報提供を行うサービスがメディアだとすると、テレビやラジオ、新聞などが古くからあるメディアです。

彼らは、スポンサーから広告費用を貰って、番組やコンテンツを制作します。
しかも、新聞は、新聞自体が商品です(新聞を買って読んでもらいます)

テレビにおいても、衛星放送やケーブルテレビなどは、コマーシャルからではなく、サービスの利用料としてお金をもらいますね。

このメディア以外の商品やサービスの場合、そのサービスに対する対価のみが基本的な収入源であるのに対して、メディアというのは、そのコンテンツそのものに、広告を付帯することが可能です。
さらに言えば、そのコンテンツというものは、情報そのものです。

要するに、物ではないので、いくらでも再利用可能なものですね。
しかも、この再利用可能なサービスに対して広告を付帯することが出来る。

これは、メディアというものが持つ、圧倒的なアドバンテージですね。
簡単に言うと、打ち出の小づちの様なものなんです。

前回の動画では、メディアというのは、そういったメディアとしての力を背景に、断然有利なビジネスを展開しているのだというお話をしました。

このレバレッジを意識して、YouTubeを運用することは、より品質の高い動画を作成していく為に、必ず知っておく必要があると言えます。

要するに、生産活動の質を上げて、より満足度の高いサービス「動画配信」を行うために、利益率を上げることは基本であるという事です。

気持ちでやる、意識を高く持つというのには限界がありますからね。
したがって、利益率を上げない限り生産活動の質は決して上がりません。

その気持ちや、高い意識をどぶに捨てているに等しいと思います。
この辺もしっかりと説明していきますが、これだけは言っておきます。

他の一般的な仕事においては、この利益率を上げるということがとても困難です。
すぐ出来るんだたら苦労しませんね。

通常、利益率を上げるために、多くの投資と、多くのリソースを必要とします。
しかも、それを行う自分自身のセンスや、人材が不可欠です。

しかし、こういったYouTubeなどのメディア事業というのは、他の一般的な仕事と比べて、利益率を上げることが容易ですし、圧倒的にその選択肢が広いという特徴があります。

このあたりも、後程解説したいと思います。

寝ても覚めてもYouTube
これは、なにも今の生活をないがしろにしろと言っているわけではなくて、どの仕事でも同じだと思いますが、今取り組んでいることにコストを振り分けるという意味です。

例えば、いつも飲み物はいろはすを飲んでいるけども、それを、自分の目的に沿った飲み物、例えばシリカシリカに変えるとか、いつも見ているお笑い番組ではなくて、YouTubeでお笑いチャンネルを観るとか、生活を少しシフトすれば、コストをどこに掛けるかを少し変えれば、寝ても覚めてもYouTubeは、可能です。

寝ても覚めてもYouTubeというのは、このような事なんです。

あと、ニーズを拾うなというのも言いましたね。
ニーズに応えることが、ホスピタリティの向上につながると勘違いしてしまう。

やりたい事をやっている自分に、視聴者が集まっているのだから、やりたい事を探して「やる」べきであって、ニーズを拾ってやりたくもない事をやるのは、本末転倒です。

多チャンネル化についても話しましたね。
これも、かなり重要な話ですね。
後で例を挙げて解説しますが、ニーズを拾ってはいけないけど、視聴ニーズで分けるというのは、高いホスピタリティを実現するのに最適な方法です。

全てがノウハウ

失敗、すなわち予想外だった事もすべて、ノウハウです。
これらの体験や経験から、実施する内容の成功確率が上がります。

したがって、この経験の量そのものが合理的な判断を産むと思います。
数値、体験、話した内容、全て残っていきますからね。

重要なのは、分かっていることと、知らない事を区別することです。
必ず、再確認するようにしましょう。

考えたこともなかったわ~とか、そんなん常識だ~などと思った経験があるなら、区別できていない可能性が高いので、再確認をお勧めします。

少ない体験の中から、もしくは区別できていない情報の中から、正しい選択、合理的な選択が出来ることを期待しない事です。

やりたい事自体が見つけられないという問題ありましたね。
これも、はなから認識が間違えていて、続けながら適正を見つけていく道のりである。
という理解をすべきだと思います。

ただし「やりたいこと」を見つける時には、再生産性を意識するとか、資産価値を意識するとか、
いくらかの定石が存在するので、それも後程、解説します。

思ているより遥かに多くの視聴者がいる。

特に、ここがきちんと把握できていなくて、途中で諦めたり、迷ったり悩んだりしてしまう人がとても多い印象があります。

何か予測を立てたり、視聴者の声を聞いたりするときに、その背景にあるボリュームがどれくらいなのかを意識しずらいという問題があります。

足したり引いたりすれば、小学生でも把握出来る様な、そのボリューム感を、計算せずに、感情や印象に頼る傾向があります。

これは、めんどうだからとか、それが難解だからそうなるのではなくて、人間自体が感情や印象優位に出来ているからなんです。

人間の脳みそは、そういうメカニズムなんだということを知っておかないといけない。

環境を作るという意味での1万人を目指そうとも言っていましたね。
これは、近い目標を立てる時に、自分から見える景色が大きく変わるポイントが良いからです。

もちろん、その前には1,000人を目指していくのが定石ですが、おそらく、1,000人よりも、圧倒的に環境、すなわち景色が変わるのは、1万人なんですね。
(これは、イチゼロのスキーム内での話です)

1万人は、あらゆる状況が定量化できるポイントです。
要するに、1,000人では、サンプル数が少なくて、確率が導き出せない。
バイアス、すなわち見方によって数字の見え方が変わりすぎるんです。

あと、1万人だと、最低でも収入が月5万円、上昇過程だと月に数十万のお金が、広告収入だけで入ってきます。

これは、個人でやっているなら大きな収入になりますし、その分、YouTubeへコスト、すなわち時間や労力を割くことが可能になります。

我々の様に組織としてYouTubeをやっていたとしても、これは大きな金額です。
やはり、YouTubeにより多くのコストを掛けられるようになっていきますからね。

最も影響が大きいのはモチベーションですね。
サンプルが多いので、定量的に成果が把握できるようになるし、未来予測が、より具体的にイメージ出来るようになります。
要するに、実体験が伴うので、未来に希望が持てるようになります。

当然、周りからの見る目も大きく様変わりするでしょう。
そして、ほとんどの人が才能に関わらず達成できる数字が1万人という話です。

日本国内のみでも、人口は一億人いるわけですから、1万人に1人見てくれる人が居れば、1万人は達成可能です。
なので、本当のスタートは、1万人からだと言っていたわ訳です。

YouTubeのシステムについて

グーグル、YouTubeのコンピューターに面白さは理解できません。
YouTubeは、決して面白いものをレコメンドしている訳ではないという事を、知っておく必要がありますね。

今日、今この時点で、YouTubeにとって何が有利なのか?
それのみです。

したがって、再生されないから面白くないのだと判断するのは極めて論理的ではありません。

逆に、再生されたから面白いという訳でもありません。
これも、継続した投稿を妨げる大きな障壁なので、改めて詳しく解説します。

前回の動画でも、刺激的なサムネイルは通用しなくなると言っていました。
実際そうなったと思いますが、YouTubeが好き勝手にどんどん変化していて、それに「ついて行かなくてはならない」という考えは、的を射ていません。

YouTubeの考え方、方針は今まで常に一貫したものでした。

一度、しっかりとその考え方や方針を把握してみたほうがいいと思います。
YouTubeの振る舞いのみに目を向けて、こざかしい戦術を考える時間があったら、面白いコンテンツを作ることに注力すべきですね。

今度、Google、YouTubeのプラットフォームとしての考察を行ってもいいかもしれません。

YouTubeチャンネル開設のベネフィット

モチベーションを上げる為に、チャンネル開設によって、本人にどのような変化が起こるかお話します。

スキルアップ環境の最適化

ちょっと、ややこしい言い方でしたが、例えば、成りたい自分って誰しもあると思います。
最近では、何をするという事よりも、どういう人生を歩むかとか、どのような人物になりたいか、という様な考え方が主流になったと思います。

人間の行動を支配しているのは、様々なスキルです。
端的に言えば、スキル習得の取捨選択によって成りたい自分になっていきます。

しかし、大抵のスキルは、その獲得に多くの苦労を伴います。
強烈な欲求がなければ、そう容易く身に着けられるものではありませんね。

ある種、これを可能なものにするのが、YouTubeだったりします。

例えば、英語のスキルが欲しければ、コンテンツを作成しながらそれが敵うコンテンツにすればよいという事です。

これはなにも、英会話を動画コンテンツでやれと言っている訳ではなくて、外国の情報を再編集して日本人に伝える様なものでも同じ効果があります。

それが料理でも、掃除でも、はたまた仕事に直結する様なスキルでもいいです。
プレゼンテーションや、プランニング、相談やユーモア。

ありとあらゆるスキルは、その数×シチュエーション分のコンテンツを実現できます。

ちなみに、私なら、プレゼンテーションスキル、文章作成スキル、リサーチスキル、このチャンネルのお陰で、沢山のスキルアップが可能になっていますし、知識の量と質も、このチャンネルを始めた頃と比べ物にならないほどあります。
実際に、いついかなる場所においても、ほとんどの人の目をくぎ付けに出来るほどありますw

また、問題解決における速度と深度も段違いに向上したと感じます。

これは、チャンネル開設後、身に着けたスキルです。
これは、成りたかった自分です。
(まだ伸びしろは随分ありますけどね)

これは正に、プロジェクトベースドラーニングそのものです。
こういったYouTubeの様なプロジェクトにおいてのみ、人間は、学習ができるという事を表しています。

ただオペレーション方法を学ぶだけでは、学習しているとは言えず、簡単なスキルアップにさえ、大きな時間と労力を使ってしまうことになります。

ただ、好きなことが出来て、お金が稼げるから選択するというのでは、本当の満足は得られないと思いますし、何も残りませんね。
(何か変化が起きたら、ゼロもどります)

どうせやるのなら、スキルアップ環境の最適化もマストです。
これまで身に着けてきたスキルを活かすのは当然としても、それを更にアップデートすることや、まったく違うスキルを身に着けて、自分を強化する方がいいじゃないですか。

やはり、鬼には金棒ですよ。

YouTubeを理解する

登録者数の増減について

登録者数が増えていくことに興味を持つべきですね。
当たり前ですが。

YouTube運営にとって、最大の脅威は、モチベーションが下がることです。
特に多い勘違いというか、増えないことに悩むのは最悪です。
さらに言えば、飽きられたとか、興味を持たれなくなったと思ったりしてしまいます。

例えば、イチゼロシステムの場合、毎日、40人の登録者が解除します。
毎日ですよ?

毎日それを超える登録者がいるから、登録者数が増える訳なんですが、1日400人登録者が居たら、360人の増加となる訳ですね。

要するに、自然減というやつです。
消費者は、どんなにいいサービスでも、商品でも永遠に使ってくれることはありません。

そんなのは、当たり前で、例えば、100人のオンラインサービスとか定期購入とかを契約してもらっても、自然減として、通常数パーセント必ず解約が発生します。

これは、物理現象です。
イチゼロシステムなら、自然と2,000人に1は、毎日登録解除する訳です。

こういったことを確率で把握することはとても重要です。
どんな人でもどんなサービスでも、これは普遍的に変わらないものです。

もし、YouTubeチャンネルの登録者数が停滞していたとすると、常に新規の視聴者が40人づつ増え続けているという事を示しています。

したがって、登録者が停滞していても、十分受け入れられているという事を知っておかなければいけませんね。

ちなみに、日本で1年に生まれる人の数は、90万人です。
毎年90万人のあたらしい視聴者予備軍が誕生していることになります。

要するに、今の日本人全員に、チャンネルが飽きられたとしても、毎年、新たに大量の新規視聴者が増え続けるという事実も知っておいたほうがいいでしょう。

でもどうですか、今のチャンネル登録者全員に飽きられるまで、凄く長い時間がかかります。

ちなみにですが、計算するとイチゼロシステムなら、5年以上かかります。
これは、チャンネル規模によらないので、ほとんどのチャンネルは、今の状態から、ゼロになるまでに5年以上かかるという事ですね。

これは、通常私たちが営んでいる事業と比較すると、あり得ない数字ですし凄い安定感です。

この安定感を背景に、モチベーションを上げるべきであって、数字の上がり下がりに一喜一憂することは、リスクに他なりません。

でも、やっぱり登録者数をどんどん増やしたいですよね。

テクニカルな事は、ジャンルでも違えば、その人の環境でもちがうので、個別具体的に考えないと応えは出せませんが、確実に言えることを言えば、視聴者の期待値を超えれば、増える可能性はぐんと上がります。

当然、自分に何を期待されているのかを知っておく必要があります。
この時、個別の意見を聞くべきではありません。

必ず、視聴者の行動を基準に判断しなければいけません。
というのも、90%以上のほとんどの視聴者はサイレントです。

個別の意見を聞くと、必ずクラスター錯覚を起こします。
イチゼロシステムなら、あくまで1人の意見は1/7万の意見だという事実を意識しておかないと、間違いなく迷走します。

そして、自分が求められているものを探す所に、最もコストを掛けるべきです。
動画のネタとか、Twitterの更新とか、様々ある作業の中で、最も優先すべき時間ですし、何よりも一番時間と頭を使う場所です。

では、登録者数が少ない場合とか、新しい取り組みを行う場合、そもそも視聴者が少ないので、どうやって求められているものを探すのか。。。

勘です。
自分が信じる「求められるもの」にフォーカスすべきだと思います。
これはなにも、消去法でそう言っている訳ではなくて、ここには、自分が求めているものも含まれるからです。

これは、チャンネル登録者がある程度多くなった今でも、自分の勘、自分が求められたいものというのは、基本的な軸になっています。

もちろん、自己分析が出来ていれば、それに越したことはありません。
とはいっても、この自己分析というのが曲者で、そうそう自ら、自己分析やってみようなんてことにはなりませんね。
自分の事を自分が知らない訳はないと誰しもが思っているからです。

間違ってはいないと思います。
間違っていないとは思いますが、それを言語化出来ている人は多くありませんね。

言語化出来ていない状態で、考える事は出来ませんね。(言語で考えるのに)
要するに、整理されていない、分けられていない状態で、なにか合理的な判断をする事は困難だということです。

その時点で、区別できるもの出来ないものはあります。
物理的に理解しようがないものとか、情報がえれない場合も多くあります。

そういった場合は、考えずに「勘で決断」するんです。
大事なのは、勘であるか定量的な根拠に基づくものなのかを区別できているかどうかです。

1,000人までは、自己分析以外、様々なジャンルにチャレンジすべきだと思います。
他のチャンネルを参考にして、同じように取り組んでみるのもいいでしょう。

とにかく、やってみないことには、何も情報を得られませんから、なんだったら、やみくもにやってもいい。
動画投稿しながら、どんどん変化してみるというのがいいと思います。

この段階においては、何かを求める視聴者もいないし、リスクはほとんどありません。
ただし、やってみた結果が把握できる内容にすることは重要です。

なので、場合によっては、100本毎日出すとどうなるのか?
などの答えを得るには、それを実施する必要があります。

やみくもと言っても、自分が何をやっているのか?
どういう成果を期待するのか?くらいは、決定して取り組む必要があります。

1,000人~2,000人の登録者を獲得したチャンネルで考えるべきことについて。

今回一番お伝えしたい事がここなんですが、出来る範囲で品質を維持する。
評価を下げない事を考える。

この2つです。

動画アーカイブの再生と、ライブなどの参加が多くなり、動画作成へのモチベーションは高くなります。

逆にルーティーン化も進み、定期的な動画配信に追われてしまい、自分を顧みる機会が極端に少なくなるタイミングでもあると思います。

そして、このくらいから、大きな方向転換をする事が難しくなります。

もし、この時点でチャンネルの成長が停滞したりした場合、方向転換したり、新しい取り組みをしがちなんですが、よほど新しい取り組みに自信があるか、やりたい事だったりすれば、確実にそっちに進むべきだと思います。

もちろん、この場合、チャンネルの品質そのものは確実に下がります。
その時点で視聴者が期待する動画ではないからです。

期待する動画というのは、面白い動画という意味ではありません。
こういう動画が出るだろうという予測がつくから視聴者は、動画を観てくれます。

そういう意味での視聴者が期待する動画です。
いくら面白くても、視聴者が期待していた動画と違う事があると気づいた瞬間、そのチャンネルへの動画視聴を行う動機を失います。

したがって、そのチャンネルで新しい事をするお勧めしません。
基本的な動画の内容やジャンルは極力変えるべきではないと思います。
私も、絶対変えたくありませんw

出来る範囲で品質を維持するというのは、今可能な最大限のリソースを使って「プラスアルファなしで」品質を維持することが最優先だと思います。

焦って、新しい事やジャンルの変更をするのは、リスクしかありません。
もちろん、続けていけないほど選択したジャンルが自分に合っていなかった、まったく面白みを感じないとかなら、一から出直しでもいいかもしれません。

でも再生伸びないじゃないか、どうすればいいんだと。

私が確実に言えることだけ、今回お伝えしていますが、コスト配分を変えれば、ほとんどの事は解決します。

まず、大前提ですが、自分が面白いと思えない動画は出すべきではありません。
世の中に受け入れられるかどうかなんて、考えても分かるわけがありません。

とにかく、自分が自分の動画を観て感動できるか、笑えるかです。
自分に自信があろうがなかろうが、そこだけは守る必要があります。

もし、自分は面白くないけど、ウケそうだからとか、そういう判断をしているとしたら、そこには、把握できる基準がないために、品質を下げるだけですね。

ここを前提にしてコスト配分を考えていきます。
まず、自分が面白いと感じなければ、動画制作にもっと時間とコストをかけていきます。

動画制作には、リサーチ、原稿作成、撮影、編集、分析というような、一連の作業があると思うんですが、今、面白い動画作成に向かって、十分な時間を掛けられていますでしょうか?
おそらく、ほとんどの人は、それを考える前に、時間を捻出できない、現実的ではないと手前で思ってしまって、自分の才能をフルにつぎ込んだ動画を作成できていませんし、考えたこともありません。

私はこの程度だと、そう考えて思考が止まってしまいます。

自分では、うまくバランスを取っているつもりだろうと思いますが、どうでしょう、世の中に山ほどいる才能ある人間に、自分が勝てると思いますか?

少なくとも、私はまったく太刀打ちできる気がしません。
皆さんも薄々分かっています。

頑張って成果がもし出なかったら、とんでもない時間を無駄にすることになる。
だから、刹那的に続けられる、ある意味適当な品質を維持しようとします。

リサーチ、原稿作成、撮影、編集、分析のうち、どこかに、今までと違って倍ほど時間をかけてみてはどうでしょうか?

その時間の捻出は、出す動画の数を減らせば、いくらでも可能です。
月10本出しているなら、5本にしたり2本にしたり、動画へかける時間を増やすことは容易に可能です。

イチゼロシステムは月に3~4本の動画で成り立っています。
昔は毎日出していました。

といいつつ、私たちのリサーチの結果ですが、イチゼロシステムの、今なら76000人のチャンネル登録者という規模から得られる収益は、平均的なYouTubeチャンネルの2倍ほどもあります。

ここでは細かく説明しませんが、この広告収入の値というのは、この数値が、視聴者の満足と影響力とそのまま比例します。(反映している)

イチゼロシステムの歴史は、詰まるところ、コスト配分の変化のみです。
我々は組織で運営しているので、これが可能だということであって、自分一人で運営するなら、私は迷わず1か月に1回の配信を選ぶと思います。
仕事しながらは、これが限界ですよ。

したがって、伸びないときにまずやる事としては、コスト配分を変更して、より一つの動画にかける時間とコストを増やすことです。
これは、確実に実行できて、確実に動画品質を上げることが出来る方法です。

他にもチャンネルや動画の品質を下げる原因があります。
チャンネルの品質や評価を下げる原因としては、いくつかありますが、ひとつは、ライブです。
先ほど、自分が面白いと思えないような動画は上げるべきではないと言いました。

これは、視聴者の期待を裏切ってしまうからでしたが、ライブにも同じことが言えます。

実は、私ライブというのは、やりたくありません。
あれ?これからはライブだとか言ってたじゃないと思われるかもしれませんが、ライブというものを理解するために必要なことだからやっています。
もちろん、パイオニアとして取り組みたいという理由もあります。

昔は、イチゼロシステムのメインチャンネルでもライブをやっていました。
しかし、ライブに来てくれる視聴者と、動画アーカイブを観てくれる視聴者には、視聴ニーズとしての大きな違いがあるという事が分かりまして、イチゼロシステムでは、ライブチャンネルとメインチャンネルを分けています。

編集された動画は、中身が詰まっていて面白くて分かりやすく、ライブは、ライブ感を楽しんだり、イレギュラーを楽しんだり、一体感を感じられたりというメリットがある反面、だらだら長く、
決まった時間に観に行かなければいけません。

もちろん、編集動画と比べたら、ライブの動画としてのクオリティは、極めて低い。

ここで申し上げたい事は2つあって、ひとつは、編集動画、すなわち動画アーカイブと、ライブは、同じ人が、同じ企画を行っていたとしても、まったく違うカテゴリのコンテンツだという事です。

一緒にしてしまうと、視聴者の期待を裏切ってしまう事になってしまいます。
これは、まぎれもない事実です。

もうひとつは、演者のプレゼンス(存在感)を低下させてしまうという事です。

本来、いきなり準備なくしゃべって面白い事はありません。
プロのタレントならともかく、私たちの様な凡人が、太刀打ちできる訳がない。

たまに、ライブで面白くないやつ(チャンネル)はダメだとか的外れな事を言っている人がいますが、考え直したほうがいいです。

我々は、日常的に洋服を着、姿勢を正して、言葉遣いにも気を付けますよね。
人間とは、装備をした状態で評価されるものなんです。

ライブは、当然無編集ですし、なんだったらその場で適当にしゃべりますね。
これは、裸で歩きながら、思った本音をそのまま口にしている様なものです。

本来なら、裸の自分ではなくて、ちゃんと服を着た自分で勝負すべきです。

なので、ライブは確実に、その人の評価を下げます。
わざわざ、面白くない自分で評価を得ようとしている状態です。

したがって、イチゼロライブは、完全な原稿を作成して、プロンプターで原稿を表示して、出来るだけテンポよく話が進むように、プロデューサーが進行までしています。

これは、ライブにおいて必ず下がってしまうプレゼンスや評価を補強するためです。

私たちの様な凡人が、世の中を渡り歩いていく為に必要なのは、自分を過小評価するという姿勢です。
自信がない、すなわち自分に対する与信が厳しいことは、大きな武器です。

これがないと、補強する場所や材料は、永遠に見つかりません。
同時に、チャンネル登録者が増加することは無いかもしれません。

広告収入について

動画に挿入される広告についてですが、何もしなければ、自動的にYouTubeのプログラムが
最適な広告挿入を自動的に行ってくれます。

以前の動画では、そんなん、コンピューターに任せた方が合理的だと説明しておりましたが、現時点では、まだ自分で広告を挿入したほうがいいようです。
間違いでしたw

これは、大きな反省点になりました。
私の経験や体験から判断は、間違いないと自信を持ってしまった結果です。

実際には、この広告の配分を自ら行う事で、広告収入は2倍近くになりました。
これは、めちゃくちゃ大きな変化です。

広告が増えてやだなと思われる視聴者も居るかもしれませんが、収入に比例して、コストがかけられ、当然コンテンツの内容が良くなる訳ですから、クリエイターにとっても、視聴者にとっても利益しかないと思います。

動画の資産価値について考える

これは、できるだけという事でしか言えませんが、10年後も再生される可能性のある動画を作っていくことは重要です。

ニュースや、時事ネタ、ゲームやキャラクターに特化したチャンネルの場合、その動画の資産価値は、時間と伴に下がり続けるので、動画品質を上げるのに必要な収入を得ることが極めて難しくなります。

もちろん、流行に乗ったり、注目される可能性は高まるので、早い段階で認知が進むというメリットもありますから、できるだけとなるんですが、イージーなのは、明らかに10年後も再生される可能性のある動画を作ることです。

こういった資産価値の高い動画は、リメイクして再生産することも可能なので、二次利用におけるメリットも多く存在します。

たとえば、イチゼロシステムでは、私が書いた原稿や映像は、イチゼロライブで使われ、イチゼロシステムで使われ、noteでも使われ、デジタルサイエンスアカデミーでも使われます。

こういった時間に囚われないコンテンツというのは、先ほどのコストの配分を可能にするので、あらゆる視点で最適です。

流行りものだと、時間に支配されてしまって、品質度外視になってしまいますからね。

多角化について

多角化は、先ほど説明したように、期待を裏切らない為の方法論です。
したがって、新しい事を始めるという視点で行う訳ではありません。

あくまで、期待を裏切らない為のものです。

イチゼロシステムでは、スマートに快適にイチゼロシステムコンテンツを視聴したい人は、メインチャンネルを観てもらい、いち早く、イチゼロコンテンツを観たいとか、コミュニケーションを取りたい、ライブに参加するのが目的だという人は、イチゼロライブ。

公ではない、客観性を欠いた私の意見が聞きたい人や、YouTubeチャンネルでの情報発信以外の活動に参加したい人は、メンバーシップ限定のアフタートークライブに参加してもらいます。

また、noteでのコラムでは、イチゼロライブでお話する内容というか原稿を投稿し、文章で読める形にしています。

中には、究極的に分かりやすい動画を求める人も居るでしょう。
その場合、私自身が邪魔だったりするので、デジタルサイエンスアカデミーを観てもらいます。

これらは、視聴ニーズに合わせて、期待を裏切らないためのものですね。
また、ワンソースマルチユースです。
私が書いたひとつの原稿を起点に、コストをかけず、様々な視聴ニーズに合わせて発信します。

要するに、グラデーションしているニーズに対して隔たりを構築する作業です。

まとめ

大事なのは、ネクストワンです。
次に作る動画は、自分にも視聴者にも期待値を超えるものを目指す。
作業をしてはいけません、常に品質を上げるベクトルで取り組むという事。

コスト配分による品質の向上を目指す。
自分が面白いと思える動画をつくりましょう。
想定した内容にならなければ、その動画は諦めましょう。

重要なのは、新しい事に取り組むことではなくて、現状をいかに維持できるかの視点に立って、自分のポテンシャルを発揮できる環境をいかにつくるかの一択です。

今回の話が、YouTubeチャンネル運営だけでなく、様々な人のイノベーションに繋がればいいなと思います。


読んで下さってありがとうございます。