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認められなかった「自分」も受け入れる

過去を振り返るってどんな時だろう。

反省したい時、冷静になりたい時、整理したい時。

私は自分の過去を振り返ると大抵は一人反省会を開催してしまうし、思考がループして堂々巡りして停止、なんてことばかり。けれどSHElikesでオア明奈さんのライフログ講座から得たことは「振り返りが自分を充実させる」ということ。

講座当日はすでに予約満席だったのでアーカイブで視聴した。(本当にアーカイブで残してくださってありがとうございます…!!!)すでに多くの方がTwitterやnoteでログを残してるけど、私も講座を視聴して感じたこと、自分でライフログに取り組んで感じたことを言語化する意味で残します。


ライフログを通して自分自身を認める


はじめに、ライフログとは。オア明奈さんが考案した自分の人生を自分自身で承認するトレーニング。

人生を認めること。「そんなことできるのか?」が一番に浮かんだ。わたしは、自分の人生に誇らしいものがあるとは思えなかったから。

講座の後半は実際にオアさんが何人かにフィードバックする時間が設けられていて、ライフログを通して自分で人生を承認する意味について話されたことが強烈に残っている。


自分で自分のことを認めてあげられないと、「誰か」に評価を求めたり、「誰か」に認めてもらえないと自分が頑張ったと思えない。
=「誰か」がいないと自分が存在できなくなる。


この言葉を聞いた瞬間、ぼろぼろ涙がこぼれて自分でも驚いた。

ありもしない正解や評価を求めて、自分では認める自信がなくて、「誰か」に認めてほしいと思ってしまう。自分が無自覚にしてきたことは「依存」そのものだということにこの瞬間に気がついた。

私は、今まで大切な人に依存してることに気づかず、自立できていなかった。

その事実を理解してしまって、ただ泣いて受け入れることしかできなかった。


ライフログに取り組む時は、好きな場所で好きな音楽をかけたりしながらハッピーな気持ちや環境の時がいい!とのこと。振り返りを楽しい、幸せな感覚ですることで定期的に継続するために必要な条件とのことだった。徹底的だ。わたしはもう泣いてめそめそしてたため、この日は視聴だけで終えた。


わたしは、わたしをちゃんと生きてきた


翌日。日中は晴れてたし、仕事もおわったし、とライフログ作成の準備にかかった。夜だけどあったかいココアを用意して、大好きなPerfumeの音楽をかけながらパソコンに向かった。
人生の中で印象に残ってる、影響された言葉。学生時代から社会に出て5年経つ今までのできごと。ひとつひとつ、当時の状況や感情をていねいに思い出した。嫌だったこともつらかったことも、楽しかったことも嬉しくてしあわせだったことも。

ここ数日は自分の言動を振り返ったり、その理由を探してみることが続いていたけど、人生まるごと振り返ることってなかったなぁとふと思いながら、2時間強かけて26年間をエクセルにまとめた。ひとまとめにできた達成感を感じつつ、一覧になった過去を見つめながらぼんやり見直していたとき、ひとつキーワードが目に付いた。

それは「好き」というワード。

「好き」と書いたところに目を向けると、旅の景色、音楽に支えられたこと、大切な人たちに喜んでもらえたこと、そういう過去の記憶が当時の感情と一緒に思い出されてきて、「好き」に対しては素直に行動していた自分に気がついたのだ。

旅も音楽も好きだけど、私はいつも「逃げ」で選んでるだけで、だから何も一生懸命になれるものがない自分を好きになれなかったし、そういうものがある周りの人たちが心底羨ましかった。
だけど。その感情も本当だけど、旅や音楽が好きなのも本当じゃないか。最初のきっかけは逃げだとしても、魅力にひかれて心から求めていたのも本当だ。

今まで自分の行動の理由は衝動だけだと思って、いつも自分をゆるせなかった。でも、自分の「好き」に素直に動いただけで、それはきっと私の力だと思えたら、今までの強張った感情から解放された気がした。

わたしは、わたしとして生きてきたことを、初めて認めてあげられた。

「好き」を追い続けて生きたい

ライフログに取り組みながら、過去を振り返って気づくことがたくさんあった。これはただの反省会や作業で振り返っていても分からないことだ。

自分で自分の知らなかったことに気づくことで、初めて自分を認めてあげることができる。あの瞬間の安心感を、一生忘れたくないな、と思う。

今はまだやりたいことが明確に見えるわけではないけど、言葉にして発信していくことはやめたくないな、と思ってる。

たしかにずっと、今も迷いながら生きてるし、人から見ると不安定に映るかもしれない。でも、基盤の「好き」や「やりたいこと」をみつけたら、素直に飛び込んでいける力を持っているわたしはきっとつよい。

わたしは「好き」を見つけて、追いかけて生きていきたい。

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