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【エッセイ】渋いとは

おひさしぶりです、一葉です。

この1週間で、いろんな人から、いろんな柿をいただきまして。手に取った柿を剥いで頬張ると、口の中の水分が全部奪われました。今まで感じたことの無いような口腔の渇き…とんでもない毒でも口に入れたかのような。はい、これは渋柿の渋抜きをする前の柿でした。タンニンの仕業です。渋いとはまさにこのことをいうのですね。2時間くらい口の中がおかしなことになりました、一葉です。

さて、最近の一葉。
本読みに明け暮れて、書くことから遠ざかっておりました。
会いたい夜に、会えない日、私は本を読みます。
SNSは閉じて見えないことにして見えないものにして。
私の歩む人生がすべて小説ならいいのにと。
なにもかも作り話で物語で、フィクションな世界。
そんな世界を生きているとしたらどんなに楽でしょう。
と思ったところで現実の世界を生きているわけです。
私はノンフィクション世界の秒針を進めているのです。

そんな一葉のnoteにも日々どなたかが訪れてくださって、何かしらのアクションやコメントが届いていて、嬉しい気持ちになりました。改めましてありがとうございます。

先日一緒に仕事をしているデザイナーさんの誕生日でした。毎年プレゼントをお渡ししているのですが、今年は文庫本を贈りました。本屋さんでかれこれ3時間くらい徘徊しまして(笑)悩みに悩んだ末、贈った本は川上美映子さんの「きみは赤ちゃん」です。そうです、今、彼女はお腹の中には新しい命が宿っています。芥川賞作家のエッセイ本ということで、私も最初の10頁ほど読みまして、切り口や語り口がやっぱり斬新で面白いのでこれだって思いました!!

その本屋さんで、文庫本プレゼント用のギフトセットが売ってありまして。いろは出版さんから発売されている【GIFT選書】とよばれる商品です!何がすごいって、オリジナルの帯を作れるキットがあって、メッセージを書ける仕様になっているのです。文庫本がすっぽり入る箱型のラッピング用紙や、装飾用のシールまでついていて。その本が、その人のための本に生まれ変わる感じ。字や絵を描くことが好きな私はそういう時間も愛おしい時間なのです。

▼GIFT選書の詳細はコチラ

https://iroha-shop.jp/c/knick_knacks/ggft?_ga=2.48735649.646452165.1699853409-941757887.1699853409

見本を見ながら、メッセージを書いていたら、33歳になる彼女に30歳おめでとうと書いてしまいました(笑)あっと思った瞬間に筆ペンが回転して、文庫本の表紙にインクがぽつぽつ。。。なんてこった。まあこれもひとつの想いということで。付箋に汚れてごめんなさいと詫びてお渡ししました。うん、ちゃんと喜んでくれました。


一葉の小説やエッセイを覗いてくださる皆さん、おそらく本好きな方が多いと思うので…。大切なあの人にぴったりの1冊を探して、選んだ理由や伝えたいメッセージを帯に綴って、贈ってみてください♪


来週あたりにまた一葉の世界がたっぷりの短編小説もアップする予定です♡♡♡

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