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闇夜の望遠鏡デビューでどえらいものが映り込む

前回の記事で、望遠鏡(フィールドスコープ)をコーワのTSN-553かスワロフスキーのATCかで迷いに迷っていることを書きましたが、買ってしまいました、スワロフスキーATC

なんと神々しい…

検討期間は約3カ月間。店頭や公園などでの体験会に5回は足を運びました。

レンズの性能については、両者共に文句のつけようがなかったからこそ迷っていたわけなのですが、最終的にはどうしてもこのオレンジ色を持ちたくて、決断しました。

手元に届いて、やっぱオレンジかわいい!早くバードウォッチングに行かねば!

というわけで、早速使ってみたリポートをします。

手始めの天体観測

入手した翌日。近所の公園で観察だ!と意気込んで早起きしたものの、あいにくの雨…。しょっぱなから雨に濡らすのもなぁと思い、日中の使用は断念。夜は雲もなく月もきれいに出ていたので、いそいそと自宅前でセッティング。手始めに月を観測することに。

スマートフォン撮影アダプターを持っておらず、実際の写真でお見せできないのが悔やまれますが、イメージ的にはこんな感じです。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/ponciano-1905611/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1527501" rel=JBによるPixabayからの画像" width="620" height="417">
pixabayより

表面の模様、クレーターの凹凸もかなり立体的にくっきりと見えます。何時間でも飽きずに見とれてしまいそう…

店頭で何度も実機を試していましたが、夜間の使用はこれが初めて。天体観測も間違いなく楽しめそうなことが証明されました。

そして…事件は起きる

さて、ひとしきり月を眺めたところで、直線距離で500mほどにある煙突に着目。航空障害灯が付いている部分がちょっとした窪みになっています。夜間なので野鳥の出没は期待できない中、何となくそこをスコープに入れてみようと思い立ち、レンズを覗き込みます。すると、何か(鳥)がいる…!

なんと、ハヤブサがその窪みをねぐらにしているのを発見!

夜中の、航空障害灯の点滅という状況下でもハヤブサだと同定できたのは、望遠鏡だからこそ。まばたきまで観察できました。試しに8倍の双眼鏡でも見てみましたが、目を凝らしてもハヤブサという識別はおろか、鳥らしきものがそこにいる認識もできませんでした。双眼鏡だけでは決してできなかった体験。ありがとうスワロフスキー!
(そんな光がチカチカする所で、あの子がちゃんと休めているのかは気になるところですが。)

先方も私に気付いている様子だったので、睡眠を邪魔しちゃ悪いと思い早めに撤収。しかし、こんな目と鼻の先の風景の中にハヤブサがいたとはなぁ。灯台下暗し。

一瞬の体験で元が取れた

購入までは「欲しい。でも高い」と、予算との兼ね合いで散々迷っていましたが、そんな思いが一瞬にして吹き飛んだ初日の体験。値段云々ではなく、スワロフスキーの選択を全力で肯定できる威力を目の当たりにしました。いい買い物した!

これからこの相棒がどんな景色を見せてくれるのか、わくわくが止まりません。海や河川敷、鷹の渡りなど、望遠鏡の本領を発揮するバードウォッチングが本当に楽しみです。


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