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野鳥図鑑がある都内のディープな本屋さん3店

今回は、実際に行ってみてよかった野鳥関連の書籍を扱う都内の本屋さん3店を紹介します。いずれもチェーン店ではなく、独自の品ぞろえが楽しめるお店です。


1.好奇心の森 DARWIN ROOM(ダーウィンルーム)@下北沢

小田急線・下北沢駅の中央口改札(マクドナルドがある方の出口です)から、マックの前の通りを道なりに歩いていった先に、「ダーウィンルーム」さんはあります。駅徒歩5分ほど。つる植物が入口のドアを囲むように這う建物が、そのお店です。

イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィン。店内は、その研究室かのような雰囲気です。生物に関連する書籍のほか、鳥や哺乳類などのはく製、鉱物なども展示販売されています。昆虫採集のための道具やルーペなども販売しています(2020年時点)。

ダーウィンルームさんが素敵なのは、店内にカフェを併設していること。窓際に沿ってカウンターが設けてあり、コーヒーや紅茶、ジュースなどの飲み物やパウンドケーキやクッキーをいただけます。

また、ときどき研究者を招いた講演イベントなども開催されています。イベントについてはFacebookTwitterで確認するのがいいと思います。


2.六本脚@半蔵門

場所は東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩9分。ビルの一室にある本屋さんなので、「散歩していて偶然見つける」ことは難しいかもしれません。店名にあるように、六本脚、すなわち昆虫の書籍をメインに扱っている本屋さんですが、野鳥の書籍も豊富です。特に海外の野鳥図鑑をしっかり扱っている印象です。

昆虫文献はこちら

鳥類文献はこちら

私は以前「世界のヨタカ図鑑」を購入したいと思い、このお店を訪ねました。お目当てのヨタカ図鑑はあったのですが、いろいろと見るうちに1時間半が経過。結局、ヨタカ図鑑ではなく「世界のキツツキ図鑑」と、「外来鳥ハンドブック」「野鳥の木の実ハンドブック」を購入することに。店内にはソファがあったので、重たい図鑑もじっくり吟味することができました。

こちらのお店の営業時間は、平日の13時~17時30分。インターネットやFAXなどでの注文購入もできますが、野鳥だけでなく昆虫好きの方も、充実した時間を過ごせること間違いなしのお店です。



3.鳥海書房@神保町

本の街  神保町にある、自然科学系の書籍を扱っているのが鳥海書房さん。鳥類のみならず、昆虫や魚類、哺乳類、植物などなど、ジャンルも非常に豊富に販売されています。

本棚に収まりきらない書籍たちが、そこかしこにうずたかく積まれており、一歩進むごとに目移りするので困ってしまうほど。店内はとてもとても静かで、あれこれ悩んでいるうちに2時間ほど経過していたのですが、店員さんは嫌な顔一つせず(というか、店員さんも本に埋もれていて顔がほぼ見えない)、しかし「こういう本が見たい」と伝えると、本の山の中から「この辺りですよ」と明確に教えてくれました。大型の書籍も非常に多いのですが、古書なのでお手頃価格になっているのもうれしい。

一般的な古本屋さんでも、フリマアプリでもなかなか見つからないお宝書籍に出会えるわくわく感が止まらない本屋さんです。

場所は、地下鉄東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・都営三田線神保町駅 A6出口より徒歩30秒、A1出口より徒歩1分。「神田古書センター」というビルの3階です。



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以上、都内にある3店の本屋さんをご紹介しました。どの本屋さんも、まったく毛色は違うのですが、それぞれ独自の世界観があり、こういう本屋さんがずっと残ってほしいなと思います。

また、いずれのお店も、野鳥に限らず他のジャンルについても扱っているので、思いがけない新しい出会いがあるのも醍醐味です。衝動買い必須なので、訪れる際は手持ちの中で一番大きくて頑丈なお買い物バッグを持参することをお勧めいたします。


お読みいただきありがとうございました。


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