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明日は終戦記念日。戦争を起こさないためにも現近代史を知ろう。もちろん隣国とのことも‼️【中山市朗ブログ】

中山市朗です。

明日は8月15日、終戦記念日ですね。

1945年8月14日、日本政府はポツダム宣言(日本の降伏要求の最終宣言)を受託します。それを受けて。
1945年8月15日正午、当時日本唯一の放送局であった日本放送協会(現NHK)より天皇陛下による玉音放送で、陛下は敗戦の事実をその肉声で知らせました。軍は武器を置いて休戦せよ、という詔でした。
陛下はこう述べられました。
「朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対してその共同宣言を受諾する旨通告せしめたり」
支とは支那、中華民国。
勘違いしちゃ困るのは、中華人民共和国はこの時無かった。
1949年の建国ですから。
蘇とは蘇聯、ソビエト連邦のことです。

これに連合国側も従い戦闘状態が止みました。一部のソ連軍は従がいませんでしたが。
これをもって、終戦としているわけです。
しかし世界的には、第二次大戦の終結は1945年9月2日という認識です。
東京湾に停泊した米戦艦ミズーリ号にて、降伏文書調印式が行われ、この調印でもって連合国と大日本帝国の戦争は終結したということになります。

ミズーリ号。天皇と政府の代理人として調印した重光葵外務大臣。


戦争は実に残酷で不条理で多くのものが奪われます。日常の生活もままならなくなり、人の命が軽く扱われます。私の親は、戦争によって青春が奪われた、とよく言っておりました。母の兄は特攻で亡くなっています。しかし一番つらかったのは、お腹が満たされなかったことだ、と。いや、もう飢えにちかかったと。食べ盛りの年頃の子供に食べ物が供給されない。
そんな戦争の悲惨さは親から聞かされ、戦争体験者たちからも聞く機会も多くありました。

戦争はやってはいけない。
あたりまえのことです。
誰もがそう思います。

でも、戦争は今もどこかで行われています。誰も望まないのになぜ戦争が起きるのか?
それを知るために、私は現近代史を学ぶべきだと言い続けています。
そこに、戦争となるキーワード、政治的、経済的、地理的、思想的、宗教的、人種的な問題が浮かび上がります。何より人間は食っていくこと、お腹を満たすということが第一であり、飽食の今の日本人にはピンとこないと思いますが、なぜ日本は戦争への道を進んでしまったのか、なぜ過去の戦争が起こったのかの原因、要因を追求し、今の日本と比べてどうなのかを知ることが、再度の悲劇を起こさない唯一の方法だと思うのです。
極端に言うと、飢えて死ぬか、戦争をして奪うか。
坐して死ぬ、なんていえば勇ましいですがそれを子供に強要するのか。
今の北朝鮮がまさにそうですけど。

何度もこの地図をお見せしますが、この地政学的な位置は、偶然にしては出来過ぎているくらい、意味があることが理解できましょう。なぜ中国が台湾や尖閣を狙ってくるのか?


日本は鎖国をしているわけではありません。ならず者国家が隣国にあり、ミサイルを飛ばしてくる国もあります。しかし海外の国々とはいろいろと協力し合い、援助をし、平和を守り抜くという責任も、日本は負っています。
負う必要はない、という人もいるでしょうが、日本という国の地政学と歴史と経済力が、今、どれだけアジアの平和の維持に貢献しているかも理解するべきです。
アジアの平和の均衡が壊れれば、それは日本にも飛び火します。火を被るのは我々日本人です。
そうならないよう、外交をするべきだし、経済の関係もあるでしょうし、軍事的なパワーも必要でしょう。軍事的パワーというとすぐ、戦争をする気か、という人がいます。
違う。

トランプ元大統領暗殺未遂事件がありました。彼をガードしていたのは地元警察とシークレットサービス(SS)というエリート集団でした。武装しているSSがいるからと言って彼らのいるところが撃ち合いになるなんてことは決してないです。攻撃される可能性がある。あるいは攻撃してきた。その時に主要人物を守るために発砲するわけです。あるいはフル装備をしているSSがいる、というだけでテロを起こそうとする人間は近づけないわけです。
それでも、あのような事件が起きる。

安倍晋三元首相の場合は、日本の警察が平和ボケしていたから守れなかった。発砲されてもポカーンとしていた。
この違いです。守れなかったらその人は死ぬ。これが国だったら国は亡ぶわけです。

人間はみな同じ立場、環境にいるわけではないので、主義主張は異なります。これは話し合いで解決できる問題ではありません。だから有史以来人類はずっと争って来ました。滅亡した民族、国も数えきれません。それが人間です。
しかし今は、第二次大戦後に国際ルールとして「武力行使禁止条例」が国連憲章2条4項に定められて、例外として、自国を責められた場合のみ反撃する自衛権が認められます。
でも、実際はアメリカやイギリス、ソ連などが戦争行為をしてきても国連で罰することもできないというのが現状です。
そんな中で、日本が戦争を起こさないためには何をすべきか。
これを考えるべきでしょう。
ただ、拳を上げて「戦争反対」と言っているだけでは戦争は防げないのです。そういう行動が無駄だとは言いませんけれど。

今、中山市朗公式YouTubeチャンネル『日本について語ろう』では、「シナか中国か」というテーマで配信しております。
先ほどの陛下のお言葉に、「朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対して……」とありました。
当時、中国は支那だったんです。
中華民国の国際表記は、Republic of China、でした。直訳すると支那共和国です。
なのに、支那ということばは教科書からもマスコミからも公式文書からも消えることになります。
日本と韓国だけが、シナ、と呼べず中国と呼んでいます。

しかし、日本が中国と、かの国を呼ぶことによってある作用が生じるのです。今の中国と日本の外交が関係がそのことを物語っています。歴史を学べばその根源が理解できます。

中華民国。中華人民共和国。
中華にそのヒントが隠されます。その話は今週の土曜、日曜配信の『日本について語ろう』で。

とりあえず復習を。

part1「中国はもともと日本にあった!!」
中国地方というのは、平安時代からそう呼ばれました。
一方、最初にかの大陸に建国された中国は、中華民国。
1912年のことです。


part2「シナの語源、Chinaの意味」
シナと呼ぶなと、かの中国は言う。ではそのシナの語源は?
シナの英語表記はChina。
他の国は自由に読んでいるのに日本と韓国だけには!?


part3「日本共産党がシナはダメ!!に対する反論」
なぜシナと呼んだらいけないのか。そのことは日本共産党のHPに明記してあります。
でもね。そう簡単じゃないんだよ。現近代史を見ると……!!


隣国とのこともちゃんと知っておく。
相手のことも知らずに、お友達でいましょう、お金のやり取りしましょう。なんてありえないよね。
日本人は性善説を信じているうちにどんどんダメな国になっちゃった。







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