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玄人受けするホームページがあればよいと考える製造業経営者様の落とし穴

こんにちは。わかりやすいホームページ相談・ホームページコンサルタント永友事務所の永友一朗です。

今日は「玄人受けするホームページがあればよいと考える製造業経営者様の落とし穴」という記事です。

私がお目にかかる中小製造業様は「ウェブを活用したい」というお気持ちがあるケースが多いです。

一方で、おそらく大多数の中小製造業経営者様は、「自社の販路開拓にはWebは関係ない」と思っているのではないかと思います。

Webを活用せずに販路開拓できれば、言うことはありません。

しかし、
・大手の取引先(主要顧客)からの注文が減っている
・取引先の財務状況が良くなさそうだ
等の理由から、取引先を増やさなくてはならない状況というのは、あり得ることだと思います。

そのような時、ネット活用を議論するときにほとんど必ず出てくる言葉として、

「うちは製造業だから、取引先(つまり、やはり製造業)がわかる内容のホームページがあれば、十分だ」

というのがあります。「玄人受けするホームページがあればよい」という状況です。

この考えかたは、大きく2つの落とし穴があります。

(1)ウェブで取引先を探すのは玄人とは限らない

ウェブで取引先を探すのは、例えば新人さんかもしれませんし、営業部から購買部に異動した素人かもしれません。そんなとき、玄人受けする(ある程度の経験を積んでいないと理解出来ない)内容だと、問い合わせまで至らない可能性があります。

(2)「ホームページ」の前段階で他社に流れている可能性がある

ホームページは、ほとんどの場合で「検索されて」初めて見られるメディアです。そこには「検索する」という強い動機が必要です。

一方で、いま多くのビジネスパーソンが「SNS」に触れているわけですので、そのSNSで、自社の製品や技術を伝えるチャンスもあるわけです。

逆に言えば、他社がSNSで情報発信をしているのに自社がそれをしていないのであれば、そもそも「玄人受けする」ホームページにたどり着かない可能性があります。

「ホームページ」の見せかたに着目するのではなく、「見られかた」(誰に、どうやって、どのタイミングで、何を見られるのか)を冷静に考えていただきたいなと思っています。

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