少し早いけど今年を振り返る

今日で最後のクラスが終了。道場を始めて5年。今年ほど厳しい年もなかった。

春になり新入会の時期にコロナが流行りだす。感染者の増加と共に来館者も日に日に減っていく。そして緊急事態宣言になり2ヶ月間の休館。あの時の無念な気持ちは忘れられない。

僕が現役時代に練習していたポゴナ・クラブジムはどんな時でも開館していた。というよりは僕は鍵明けの権限を持っていたのでいつでも練習出来たという方が正しいか。

当時の僕は、大雪だろうと台風だろうと必ず道場に行き練習していた。10年前の東日本大震災の時も翌日から普通に練習した。もし現役時代の僕がシュラプネルの会員だったら、今回のコロナ禍の中でも絶対に練習をさせてくれと言ってたのは想像に難くない。なので緊急事態宣言の最中は休館にして会員さんの練習環境を奪ってしまうことに対して、毎日思い悩んだ。

緊急事態宣言明け後は一時的に楽観的なムードも流れたが、秋からは再び感染者も増え、それと共に入会者は減り、そして既存の会員さんの中にも会社に制限をかけられ練習に来られなくなったり、終息しないコロナに業を煮やし退会する方も増えていった。

来年がどういう年になるのかは想像もつかないが、生き残るためには様々な策を練るしかない。最後に生き残ることが出来る者は強い者でも頭がいい者でもなく変化出来る者、という言葉がある。

来年も再来年も時代の流れを敏感に感じ取りつつ変化していきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?