コンプレックスについて

見た目コンプレックス、学歴コンプレックス、能力コンプレックス・・その他にも人によって色々コンプレックスはあると思う。それらは全て他人と比べて劣等感にうちひしがれた故に生まれてくるコンプレックスだ。

昔は小さな村社会の中で自分の特性を見いだせれば、それだけで己のアイデンティティを獲得出来た。例えば村1番の力持ちの伝右衛門さん、みたいな感じか。

でも現代はグローバルな社会になったので、村1番では何の評価もされず、県大会を勝ち抜き、日本予選を勝ち抜き、オリンピック代表に選ばれてもそこで負けて泣いて謝っている選手もいる。いやいやちょっと待てよと。立派に国の予選を勝ち抜いただけで超立派じゃん!てか国どころか県の代表になっただけでも大したもんだよホント。

そんな、常にグローバルに他者との比較にさらされている我々現代人が自己のアイデンティティを獲得するのに必要不可欠なのが【他人と比べない】ということ。さっきも書いたけど上には上がいるもんだよ。僕自身もギターを真剣にやればやるほど自分の才能のなさに気付いたし、柔術をやればやるほど自分の限界を思い知らされた。

でも、どちらも本気で取り組んだからこそ見えた世界もあったし、それは大きな自信に繋がった。だから大切なのは本気で取り組めるかどうかであって、他人と比べることではないということなんだよ。

世界一にならないと自信持てないなんて勿体ないよ。村1番の力持ちで充分胸張っていいんだけど、それはなかなか難しいならばいっそのこと他人と比べることを止めればいい。

大切なのは自分史上最強を更新出来たかどうかなんだぜ。

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