見出し画像

オーブンレンジではなく、コンベクションオーブンという選択肢

 2024年2月4日、コンベクションオーブンを購入した。短時間で余熱が終わり、火力も十分で満足している。

我が家のオーブンレンジの寿命は近い

 我が家のオーブンレンジは、東芝の石窯ドーム(6年前)。最近は、オーブン稼働中にカラカラと異音がする。さらに、数回に1回のペースでインバータに関するエラーも出る。一旦取り消して再度実行すると大抵動くが、オーブン機能の寿命が近づいている。

 次に、火力が弱いのが最近の悩み。レシピを参考にしている料理人城二郎さんの加熱時間と合わない。城二郎さんの加熱時間+10分程度掛かっているため、温度を上げて時間を揃えるなど工夫している。例えば、200℃であれば220℃といった調子。レシピ本と同じ時間で仕上げたい。

オーブンレンジが高価。かといって、オーブン機能を妥協したくない

 最新のオーブンレンジは、同じサイズ(30L)で7万円程度と高価。高価な理由は、各種高価なセンサ(重量、温度など)と、スチーム機能と、食材や料理に合わせた最適な火入れ調整してくれる機能があるから。さらに、この自動調整のレシピはWiFi接続してインターネット上からダウンロード可能。これぞ、IoT家電。といった調子である。

 一方でコンベクションオーブンは、かなりアナログのまま。ディスプレイすらなく、ダイヤルが3つ。温度、時間、モード選択。出力は、1000W、1300Wと明瞭である。庫内サイズと出力のバランスを見れば、食材に加わる熱量がなんとなく推定できる。大抵、日本製は出力が低く庫内サイズも小さい。価格は、1万から3万円で選び放題。

 これでいい。これがいい。大きくて、出力の高いやつにしよう。

火力は十分。レンジとオーブンが分かれていると、同時に使えて便利。

 懸案の火力は十分。予熱は数分で済む。グリルにして焦げ目を付けるのも、問題なく5分で終わる。動作音は静かで、余計なものが何も動いていない。チチチチチチとアナログタイマーの音がするだけ。古いオーブンレンジは、ブワーンとファンの音が鳴っていた。

野菜のロースト
ピザストーンで焼くピザ

 アナログタイマーで厳密な時間を設定するのは難しい。ただ、Siriでタイマーをかけてその時間になったら止めればいいだけ。極論アナログタイマーは、毎回120分でいい。

 ドアの開閉センサーにイライラすることもない。途中で開けて、様子を見てもオーブンが止まらない。時間の再設定もいらない。あと10分だけ延長したいときも、いちいち再設定しなくて良い。電子レンジ機能が無いからか、全面のガラスはクリアで、中の様子も見やすい。

 今の所、アナログで低機能なはずのコンベクションオーブンに買い換えたはずなのに、良いことしかない。まるで、最近の安全機能満載のAT車から、20年前のMT車に乗り換えたような感覚。

 最後に家電の組み合わせについて。レンジとオーブンが分かれていると、同時に使えて便利である。例えば、この季節はオーブンでグラタンやリゾットを作りつつ、レンジでお惣菜を温め同時に出せる。以前は、オーブンの後に冷めるのを待ってから温めるか。大抵待てずに、フライパンで温めていた。

まとめ

 現代では珍しいほどにアナログなコンベクションオーブン。使うのか分からない追加機能にお金を払いたくない人は、一度試してみるとハマるかもしれない。

 私はstabを入れてオーブン調理したかったので、庫内高が14cmあるモデルを選んだ。これは、stabの蓋なしで入るサイズ。


この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?