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「武器開発」という話

「武器開発」という話

人を殺(あや)める武器の開発は、日本国にとって必要でしょうか。

平和を祈りつつ、少し考えてみましょう。#千里同風

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

という話は、調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。

※本当はノワール作家です。

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「人を殺(あや)める武器の開発=死神の製造」だと考えている人が一定以上います。

ただ、どのような国でも武器の開発はしている訳で、日本国だけがしないというのもおかしな話です。
(同じようにスパイ防止法がない国なんてありませんよ。#blackjoke)

その上で正しいかそうではないか、善か悪かといった正当性を問う話に論点を変えているのでしょう。

人を殺めるのは正しくありませんし、絶対に悪でしょう。けれど、逆に正当防衛という考え方もあります。

日本国内であれば、答えは簡単です。殺意(人を殺めようとする意思)があり、それを実行したなら殺人罪です。

「殺意があった」のであれば、故意(こい)犯です。
※故意については、また別の機会にお話ししましょう。

人を殺める目的で、武器を製造しても同じです。

武器開発なんて一人ではできませんから複数人です。

となると、武器を開発したら、凶器準備集合罪(刑法208-2)になってしまいます。#blackjoke

第二百八条の二 二人以上の者が他人の生命、身体又は財産に対し共同して害を加える目的で集合した場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って集合した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=140AC0000000045#Mp-At_208_2

武器の開発は、簡単な知識でできるようなものではありませんから、学術的な応援が必要になります。

また、莫大な研究費が必要です。そして、武器の販売は儲かります。

ただし、戦争は儲かりません。

働き手の若人が戦場で亡くなるのです。国の損失です。

そして、ロシアによるウクライナ侵攻によっても明らかです。

武器大国ロシアが砲弾を、ドローンを輸入しているんです。

開戦は一国から始められるが、終戦は二国以上が合意する必要がある。#blackjoke

しかしそれによって、ドローンが高性能になり、安価になるのもまた戦争です。

殺意(人を殺めようとする意思)がない武器の製造はどうでしょうか。

これを抑止力といいます。

戦争になれば大国が翻弄され、小国がゲリラ戦で長引かせる歴史は多くあります。

ベトナムしかり、アフガニスタンしかり。

ソ連なんて、アフガニスタンが原因で国が亡くなってしまいました。#blackjoke

そうした考察の上で、武器は開発されていくでしょう。

それはイタチごっこですが、もうどうしようもありません。

好き勝手に戦争を始めてしまった以上、隣国に燃え移るのは当然です。

日本の隣国ロシアはウクライナに侵攻し、砲弾が足りなくなり北朝鮮から輸入しているそうです。

一方で、韓国の砲弾はすでに欧州が提供した数より多いとか。

ロシアの国土はほぼ冥王星ほどあります。

その東にあるアジアの半島で南北が砲弾を造り、西で東西が消費しています。

#blackjoke にもほどがありますが、現実です。

このあいだ、年に一度か二度の蟹を食べたのですが、ロシア産の安いのは買わず国内産のを買いました。

「プーチンはどうするんでしょうね?」
「そりゃあ世界で一番『どうしよう』と考えていますよ」

#blackjoke になっていませんね。

たとえそれはイタチごっこになろうとも、抑止力を高めるため開発は続きます。

では、負けて降伏したほうが幸せなのか?

そんなことにはならないのです。

たまたま偶然から、ある意味奇跡ですが、ソ連が敵対したから日本は『国境』として生き残りました。

大陸や半島ではなく、海を国境として。

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