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「国連」という話

「国連」という話

国連が機能していませんね。

平和を祈りつつ、
少し考えてみましょう。

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

いつもは、
「あまり一生懸命になるな」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n081dd28c9a6c
とか、
「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n416e39d84b94
を書いていますが、本当はノワール作家です。

という話(ik)-2

という話(ik)を連載しています。

こちらは調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。

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国連の正式名称は、国際連合です。英語では"UN ; United Nations"です。
※事象は必ず英語でも覚えてくださいね。洋画の邦題のようなトンデモ日本語になっている場合があります。

国際連合の設立は1945年10月です。第二次世界大戦の後です。

似たような名前に国際連盟があります。これは、第一次世界大戦の後です。

「もう二度と戦争はやめよう」ということで設立された国際連盟(LON ; League of Nations)ですが提唱したアメリカ合衆国が参加しないなどグダグダで、結局もう一度世界戦争になってしまいました。

すごく反省した人類は、国際連合を設立するのですが……。

冷戦という静かな戦争になってしまいました。

常識で考えれば戦争なんてなくなる訳はないのですが、どうにかしようとした訳です。

それでもたとえゼロにできなくても少なくなると考えた先人が努力して平和をつくってきました。

皮肉ですが、平和をつくることで戦争が発生してしまうこともあります。

駆け引きというか政治の世界なので、百年後にならないとはっきりしないこともあります。

たとえば、1894年(明治27年)の日清戦争について、真面目なキリスト教思想家である内村鑑三は清の不当に対する義だと言っていましたが、外務大臣の陸奥宗光はその著書である『蹇蹇録』(けんけんろく)で国益のためであると義を否定しています。

義や善や正義だけでは人は殺し合わないですよ。昭和仁侠じゃああるまいし。

国際連合の目的の第一は「国際の平和及び安全を維持すること」です。

国際連合安全保障理事会常任理事国であるロシア連邦は、拒否権を使って大事の正義を述べています。

けれどその席は、よくよく考えなくても戦勝国であるソビエト社会主義共和国連邦のものでした。

同じ土地で別のラーメン屋が暖簾(のれん)を替えているだけです。#blackjoke

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てか、安保理の常任理事から外したらどうでしょう。そもそも常任理事国は「ソビエト社会主義共和国連邦」であって、「ロシア連邦」ではないのでは

ロシア連邦の拒否権を停止する案もあるようです。

ソ連の本質がウクライナですから、拒否権なしの常任理事国になれます。#blackjoke
なお、前例があります。#アルバニア決議
香港は常任理事国の中華民國(1912年-)に返還すべきでした。
中華人民共和国(1949年-)の本質は極めて優秀な官僚政治にあります。
キーフ=ルーシ公国の名前を復活させてウクライナが「ルーシ」と国号を変える対抗策もありますね #冗談抜きで
1971年に中華民國を国連から追い出した前例があるので #可能 です。
ここに #すべての常任理事国の拒否権永久停止案 を具申します。これにより戦勝国は恒久名誉職となり、国際社会での連携が深まります。

実は1971年のアルバニア決議で、国連は中華民國を追い出した前例があります。

中華人民共和国(1949年-)は百年足らずの新しい国なので、ロシア連邦と同じくそもそも国際連合の設立時にありませんでした。

中華何千年の歴史とか言っていますが、ほとんどが異民族による支配の国でした。

隋・唐・遼・金・元・清に至っては民族ごと別の王朝
隋・唐、特に武周の武則天によって優れた官僚制が形成され後の異民族の王朝もこれを踏襲したので、同じラーメン屋みたいなことになっています。#blackjoke

優れた官僚の清でしたが、その官僚のために滅んでしまったことを学んだ中国人がつくった新しい官僚の国です。

簡単にいえば、独裁制ではないので誰を暗殺しても金太郎飴のようにまた似たような頭が生えてきます。

一方のアメリカ合衆国はヒュドラのように頭がいっぱいある民主主義国家です。言い分がそれぞれの頭ごとにあり、それぞれが監視しています。

その属国の日本はというと、主人に紐を握られた狂犬です。

各国の支援があったとはいえ、日露戦争に勝ったのですよ。
※実質引き分けです。

とはいえ、その裏ではドイツがレーニンをロシアに送って混乱させています。

世界観戦争(絶滅戦争)から生き残った日本は平和を選びました。

金でカタがつくなら、戦争するより支払うほうが楽です。

今何かする必要はありませんし、また負けますよ。思想的に進歩していないので。

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#思考実験 ロシア軍が早期講和のために日本を侵略する。
そもそも二面戦は無理があるし、揚陸する前に空爆されるし、制空権取って揚陸したとしても兵站続けられないし、講和するとしても1875年まで後退してしまう。#樺太・千島交換条約

ロシア連邦が北海道に揚陸する可能性は低いです。

内乱をとめるための、早期講和のための侵略はありますが。

あとは、高高度核爆発による現代インフラストラクチャーの破壊ですね。

ウラジーミル・プーチンは信心深い人間なので、無差別な核攻撃はしません。
(多くの殺人鬼がそうであるようにという注釈がつきますが。)

ウクライナに対しては使わず、自国(ロシア連邦内)の内乱鎮圧に使う可能性があります。
(高高度核爆発で飛行機は落ちます。あと病人とか。)

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考えるだけの最悪を想定して、その中でマシな一つを選ぶことになります。

そして、その選択こそが別の不幸のまた幸福の始まりでもあります。

平和を祈ります。

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