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「あなたはプレイヤー?それとも観客?」 プレイヤーとして、自分をアップデートし続ける生き方が人生を豊かにする

「自分磨きをするために、心がけていることはありますか?」と、ある若手社員からこんな質問をもらいましたので、今日はそれについて書こうと思います。

答えは人それぞれあると思いますが、私が実践している方法を紹介します。

それは「プレイヤーとして、自分をアップデートし続ける生き方」です。

こう考えるようになったのも、人に不満ばかりをぶつけるような心の貧しい生き方はしたくないと思ったからです。

今はスマホが普及し、誰でも簡単に声を上げられるようになりましたが、その多くは批判や評論家ぶったコメントばかりな気がします。

例えば、今のボールやろ!なんで振るねん!どアホ!!!」と、野球場の観客席でこんなシーンを目にしたことはありませんか?

これはプロ野球観戦での一幕ですが、三振したバッターにめがけて、球場で叫んでいる観客のおじさんたちを私は見たことがあります。

このような光景はスポーツ界に限らず、

◯政府に対して
「Go Toばかりやって、早くコロナ対策しなかったからだ」

◯会社の上層部に対して
「うちの経営陣のあの方針は間違っている」

◯映画監督に対して
「〇〇をキャストした方がもっと売れる」

などと、渦中の人に向かって批判をする
 "外側の人たち" を一度は見たことがあるかと思います。

上記のように
 "外側から見ている人たち" を「観客」
逆に "前線で戦う実力者" を「プレイヤー」と呼び、どの世界においても両者が存在します。

ではなぜ、
プレイヤーを批判する観客がいるのでしょうか。
理由は「優越感を得たい」からです。

プロ野球の例で言えば、
批判していたおじさんの野球の上手さは知りませんが、経験や社会の評価を含めてプロのバッター実力の方が確実に上です。

にも関わらず、自分の実力を棚に上げ、
批判をして評論家を気取るのは、
一時的にプレイヤーよりも上に立った気になれるからです。

プレイヤーからすれば、
「ほな、やってみ。」という話ですよね(笑)

さて皆さんは「プレイヤー」と「観客」どちらの人生が豊かだと思いますか?

▶︎「観客」と「プレイヤー」

改めて観客とプレイヤーの違いをを以下のようにまとめてみました。

■観客
・人の粗探しをして、評論する
・活躍している人を妬み、羨む
・人の話を聞かず、自分のやり方にこだわる
・愚痴ばかり言い、現実逃避をする

■プレイヤー
・自分の足りない点に目を向け、努力を続ける
・活躍している人を褒め称える
・人のアドバイスにも耳を傾け、取り入れてみる
・現実を自分の力で変えようとする

▶︎プレイヤーでいることが自分磨きの糧

観客とプレイヤー、両者の大きな違いは、

『現実に目を向け、成長しようとしているかどうか』
です。

ほとんどの人が「成長したい」「成功したい」と言いますが、なぜほとんどの人が成功しないのでしょうか。

それは「今の自分の方程式を変えない」からです。成果を出せていない今の自分の方程式で判断しても、結果的に成功・成長することはありません。

例え良いアドバイスをされても、自分の考えとは違う!と言って、受け入れなければ当然成長はしません。

きちんと現実を受け入れた上でもっと良い方法があるのでは!?と念頭において行動をすること、それが『自分自身をアップデートし続ける』ということです。

「自分が格好悪いと思っている練習でも
進んでできる選手でなければ、頂点まで行きつけない」


「守りに入る自分にはなりたくない」

*引用:"努力の天才"だから言える!内村航平 「王者の言葉」

これは体操競技において輝かしい成績を残した内村航平選手の言葉です。
(オリンピック3大会で個人総合2連覇を含む7つのメダル、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む19個のメダルを獲得)

内村選手のセリフからも、常にプレイヤーとして自分をアップデートし続けていることが容易に想像できますね。つまり「常にプレイヤーでいること」がなによりも大切です。それに対して愚痴ばかり言う「観客」は最も成長しない考え方の持ち主です。

▶︎不満は成長することで解消される

現状に不満があった時、観客になって批判や評論をしたり、誰かのせいにしても現実は変わりません。その状況を打破するにはプレイヤーとして成長をし、自分のできることを増やすしかありません。

できることが増えると自分の意識で変えられる範囲が広がります。

これはスティーブン・R・コヴィーの7つの習慣にも書かれた「影響の輪」と内容とリンクします。

*参照:完訳 7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)

▶︎できることを増やして自ら成功を掴む生き方

例えば、部活動の場合、部の方針に文句ばかり言っている、補欠の新人がいたとしましょう。

当然その補欠が部の方針に文句を言ったとしても周りの人が話をすんなり聞き入れるはずがありません。

もしそれを変えたければ、真っ先に実力をつけて結果を出し、自分自身の立ち位置をあげることしか道はありません。成長してできることが増え、結果がついてくれば自ずと評価され、少しずつ話を聞いてくれるようになります。

それを続けると影響を与えられる範囲がだんだん大きくなります。これはどの世界においても同じだと私は考えます。

自分のできないことを嘆き、
他人を羨んで批判するのではなく
自分のできることを増やして
自ら成功を掴む生き方を私はおすすめします。

そのためにもプレイヤーとして常に前線で戦う人でいたいですね。

最後までお読み頂きありがとうございます。
少しでもお読み頂いた方のお役に立てましたら幸いです。

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