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冬の北海道ドライブ 北を目指します、ただひたすら走る…

 2日目はいよいよこの旅のメインである、北に行って帰ってくるだけのドライブです!

 特に観光はしません。名所にも立ち寄ったとしても滞在時間はわずかです。移動が目的、運転しにくい、寒い、寂しい…(笑)

ドライブスタート

 起床は4時頃でした。といっても実はその前の時間に2度ほど目が覚めています。いくらなんでも早すぎる!睡眠不足は危ない!と言い聞かせて目を閉じては見るのですが…

 前回(昨年)は3時に目が覚め、3時20分に出発しています。

昨年の出発時。気温は−20℃

 今回は5時出発です。かなりゆとりがありますね。

 ホテルのすぐ隣にカーシェアの駐車場があったのでとても楽です。

特に雪に埋もれていたわけでもなく…

 気温も-10℃ほどだったか、風もほぼなく幸先の良いスタートです。

今回の行程は…?

 さてどのようなルートをドライブするかですが、非常に大雑把にいうと旭川から日本海に出て、宗谷岬を目指しまた戻ってくる。というコースです。

 かれこれこんなルートを毎年1月に3年連続で走っております。

 過去2回との大きな違いは、

  • 出発が富良野ではなく旭川(走る距離が短い)

  • 戻る時間は自由(家族を待たせない)

というところでしょうか。

 日がまだ昇らない時間のドライブは景色も楽しめず、当然危険も伴うのですが、今回は国道8号線と深川留萌自動車道を使って日本海に出たので比較的運転に余裕を持つことが出来ました。
(あと全く雪が降らなかったのも幸いしました)

 留萌市はとても雪深くて、毎回道路脇に積まれている雪の量に驚いています。

2022年の留萌市中心部。雪がエグいです…

 2022年の時は深川留萌自動車道走行時の降雪がなかなか激しく、とても不安になったのを憶えています。

 今回の深川留萌道はタンクローリーが先行していて、雪の巻き上げが大きかったので、かなり車間をあけてゆっくり走行しました。

 タンクローリーの遭遇率が高いのは冬の北海道のドライブの隠れた特徴かもしれません。

 ということで今回は6時半ごろに留萌中心部に到着。

 今回は全く遭遇しませんでした、昨年、一昨年と除雪をする作業車が多く稼働していたのが印象的でした。北海道でも特に雪が多い地域のようです。

 ウェザーニュースのアプリでも積雪の経過予報が深く、そういえば一昨年は旅行の数日前にJARTICのサイトで確認すると深川留萌道が通行止めになっていました。

東の空が美しい。電線が…

 そして留萌に来たら毎年必ず寄っているJR留萌駅「跡」。。。 

かつて駅だった建物。入り口は除雪されていません

廃止された駅

 4年連続の留萌駅(跡)訪問。北海道一人ドライブの旅に訪れています。

 はじめて来た時はニセコでの春スキーで、嫁と息子がスキーをしている時に来ました。

 オロロンラインを行けるところまで走ろう、ということで、ニセコから小樽手前で日本海にでて、ずっとオロロンラインを走ったのですが、折り返しポイントになったのが留萌でした。

 終着駅でもあり、なんとも言えない雰囲気があったのでまた来たいなあ、と思って通い続けたのでした。

 そして昨年ですかね、留萌線の一部廃止が決まって、昨年が駅としての留萌駅最後の訪問となりました。

2023年1月の留萌駅 5時半ごろでした

駅構内にあった留萌のご当地キャラ「KAZUMOちゃん」

 駅前の広場は除雪された雪が高く積まれていました。

 朝食を食べたのは7時前。駅跡近くのローソンでパン類を買いました。何気にそのローソンも3年連続でお世話になっています。

オロロンラインへ

 腹ごしらえも済んで、いよいよ日本海オロロンラインへハンドルを向けます。

 これまでにオロロンラインは、10年以上前1回と、今年を含めて4年連続で5回目ということになります。

 10数年前に走ったのは夕刻だったのですが、夕陽に照らされた丘陵地とまばらな集落の光景がとても印象的で、ぜひまた来たいと思いました。

 あとの4回は午前中だったので同じような光景には遭遇していませんが、やはり冬の凍てついた中で走るのも格別です...!

 留萌を経ってしばらくは、点在する市街地以外は崖と日本海に挟まれた風景になります。崖はありますが、直線に近く見通しは良いので走りやすいです。
 
 留萌から南のオロロンラインは直線が少なくてトンネルも多い印象でした。

 休憩で寄った道の駅「おびら鰊番屋」は、まだオープンしていませんでした。

雪が結構降ってました。ツララが印象的です。

 鰊漁が盛んだった頃に出来た屋敷で、非常に景気が良かったそうですね。
 今でも海産や酪農が盛んで、潤っている自治体は北海道にいくつかあるようです。

 留萌から小平町、苫前郡、羽幌町と走っていきます。

 羽幌町では少し寄り道をしました。羽幌フェリーターミナルです。

とても小さなターミナルの建物

 ここから日本海に浮かぶ二つの離島、「天売(てうり)島」「焼尻(やぎしり)島」に船が出ています。

 はじめてオロロンラインを通った時の下調べで初めて目にしたと思います。北海道に来るまで耳にすることがなかった島名でした。

 羽幌沿海フェリーの時刻表によると、冬は日に1便だけで、夏休みには1日5便でているようです。

フェリー「おろろん2」

 二つの島に何があるのかはわかりませんが、機会があれば立ち寄ってみたいと思います。(間違いなく夏ですね)

 ちなみに色々ある日本の離島のうちのひとつ、石垣島をはじめとする八重山諸島には何度か訪れています。近年は息子とマリンスポーツを楽しんでいます。

 フェリーターミナルの中をぐるっとみて回って車に戻り、再び進路を北へと向けます。

 羽幌町から初山別村、遠別町、天塩町を走ります。

 今回のドライブ、戻る時間に制約がないので、いくつか寄り道を計画していますが、羽幌フェリーターミナルの次は天塩温泉です。
 
 天塩町には「てしお温泉 夕映」という立ち寄り湯があります。

 こちらの温泉香りが独特でアンモニア臭がするそうです。

 昨年は豊富町にある「豊富温泉」に寄りました。こちらは石油の匂い、というか実際に石油が成分に含まれています。

 実際に入ったのですが、油が湯面に浮いていて匂いもまさにそのものでした。
 豊富温泉の成分は皮膚病に良いとかで湯治にこられている方もいらっしゃるようです。

豊富温泉「ふれあいセンター」
立ち寄り湯があります

 石油の次はアンモニア、ということで「てしお温泉 夕映」に寄ったのですが、到着は9時過ぎ、オープン時間が10時でまだ空いていません。

 先の時間に余裕があるとは言え40分待つことが出来ませんでした。

 いずれ豊富温泉とこちらを巡る「良い香り温泉ツアー」を計画します!

 現地編・2日目②に続きます


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