そうだ東京、いこう
はじめまして
私はケア提供者の心と体のウェルビーイングをサポートする「セラとぴあ」の代表をしている市岡めぐみと申します。
私たちはブリーフセラピスト(私)、公認心理師、作業療法士というちょっと変わった組み合わせの3人で活動をしています。活動内容はおいおい書くとして、まずはわたしの自己紹介をします。
私は今、48歳のアラフィフです。普段、年齢を意識せず生きているので、こうして書いてみて、いい歳になったなぁ…となんだか感慨深いものがあります。
なぜ、私が今の仕事に辿り着いたのか…。
少し…約30年分、自分自身を振り返ってみたいと思います。
エジンバラで目覚める!?
20代の頃の私は大学からエジンバラ大学へ留学させてもらう機会を得ました。あの頃の私にとって、エジンバラ大学はカルチャーショックそのものでした。
一番衝撃的だったのは、いろんな国の、色んな文化や宗教の、様々な年齢の人が「学びたい」ために大学に来ていることでした。
バブルが崩壊し、就職大氷河期に突入し、この先どうなるんだろう…と思っていた私には彼らの姿は希望の光でした。
「なんだレールって一つじゃないんだ!」
大学卒業→就職というレールに乗れないことに人知れず怖さを感じていた私の、ある意味、本能的なところに火が付いた瞬間です。
その後、バックパッカーでヨーロッパを回ったあと、大学にはまだ帰れませんと連絡を入れ、イギリスで留学生活を続けていました。←一応、留学する前にバイトでお金は貯めていた。
そんな私を許してくれた大学も、今思えば懐が深くて、ありがたい環境でした。
お金も尽きてきた頃、親からもいつ帰ってくるの?と催促もあり、しぶしぶ帰国。で、その時閃きました!
ロンドンってやっぱり世界のロンドンと言われるだけあって、面白い。世界のロンドン、世界のニューヨーク・・・あっ世界の東京!
そうだ、東京に出よう!!
そうなんです、こういう短絡的なところは、今も変わらずなところがあります…。
上京物語
半年ほど遅れて(あの時代に珍しく秋卒業)、大学も何とか卒業し、さてどうしよう…。いや、どうしようも何も私の頭の中では東京に出ることしか頭にありませんでした。
とはいえ、こう見えて、我が家は非常~に厳しい家庭。素直に東京に行きたいと言ったて玉砕するのは目に見えています。
はて、どうしょうか…。こういうのは、子供のころからいつものことです。どうやって親を納得させるのか(笑)
まずは東京じゃなきゃいけない理由が必要です。それでも反対されることは分かっているので、お金の準備です。
東京じゃなきゃいけない理由はすぐに見つかりました。当時、タイタニックが世界的に大ブームになった後くらいです。あの当時、タイタニックのCGは最先端で驚きをもって見ていました。(ちなみに私は日本とイギリスで合計5回タイタニックを見ています)←見すぎ。
このCGの技術が学べる学校が、その当時、東京に1校だけあったんです。今思うと、この理由って…って思いますが、もうこれしかない!と思い込んだら一直線です。
次にお金の問題です。幸いなことに秋に卒業していたので、就職口もなく、夏ころからフリーターとして働くことができました。とにかく約半年で100万貯める!という感じです。これとて、見積もりが甘くて、その後、なかなかな苦労をするわけですが…。
学費は金融公庫で少しお借りしました。
そして、あとは勢いだけで突っ走って上京したわけです。父はずっと反対、母は新幹線のホームで涙。私だけ意気揚々としていました。若さということで許してください。
そして、東京生活が始まりました。
キャベツだけの本当のロールキャベツ
東京生活の最初は大宮から始まりました。埼玉だし。
新宿にあるCGの学校へ毎日通うわけですが、衝撃的なほどに絵心も無ければセンスもない!
周りの友達は美大卒みたいな人ばかりで、すらすらすら~とデッサンとか書いちゃうわけです。あっ、ちなみに私は大学では国際経済を専攻していました(笑)
でも、そんなことさほど気にせず、東京生活を満喫…するはずだったのですが、生活するには金が要る!
ということで、学校⇔バイトの日々を過ごしていました。
でもね、花のお江戸はお金がかかるの。
どんなに節約してもお金は減る一方…。こりゃ困ったなぁと。今まで、実家で当たり前に暮らしてたあの生活は、当たり前じゃなかったんだ…とやっと気づいたのでした。
気づいてもお金は増えません。息するだけでもお金がかかる…そんなことをお思いながら、日々やりくりしていました。
学んだのは一番やりくりで効果が出るのは食費。
キャベツに助けられました。千切りキャベツ、蒸しキャベツ、キャベツ炒め、そしてロールキャベツ(キャベツ巻)。
どこまでいってもキャベツのロールキャベツ。でも甘くて美味しいんです。あの味はきっとおばあちゃんになっても覚えていると思います。
そうはいっても、現実は厳しい。なんとか手を打たなければ、いよいよ…な日々なのです!
自己紹介②につづく…
ケアて提供者(医療・介護・福祉・対人支援・教育・家族の介護)の方のための心身ケアのサポート。
カウンセリング、コミュニケーション法、タイムマネジメント、マインドフルネス、腰痛対策…etc
ケア提供者だからこそ、自分メンテナンスが必要です。
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