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~第79回~氷川風土記「七五三の話」

秋になりますと、境内が晴れ着姿で七五三を祝うご家族の笑顔であふれます。

七五三は、古くからの風習である三才の「髪置」、五才の「袴着」、七才の「帯解」に由来するといわれています。
髪置は三歳の男女児がこの日から髪を伸ばし始める儀式、袴着は五歳の男児が初めて袴を着ける儀式、帯解きは七歳の女児が着物の付け紐を取り去り帯に替える儀式です。
これらの儀式が「七五三」として現在のように一般庶民もお祝いをするようになったのは江戸時代に入ってからのことです。

七五三ではお馴染みの「千歳飴」も江戸時代の元禄・宝永の頃、浅草の飴売り七兵衛が売り出し流行した「千年飴」から始まったと言われております。
子供が無事に育つことができたことを家族をはじめ皆で祝い、日々見守って下さる氏神様やご先祖様にお参りをし、健やかなる成長をお祈りしましょう。

氷川神社では七五三の御祈祷は年間通し受付しております。
予約の必要はありませんので、当日来社の上、申込用紙に記入しお申し込み下さい。(9月1日~12月23日頃まで千歳飴や記念品などを授与致します)

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〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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