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簿記2級試験についての所感、受験した感想~4回目に受かった独学社会人の証言Part2


タイトルの写真とおり、第154回簿記2級検定試験、独学で合格しました。
その経験をもとに

・必要な勉強項目・勉強方法・勉強道具
・具体的な簿記2級試験についての所感、受験した感想

をまとめてみました。
今回は「具体的な簿記2級試験についての所感、受験した感想」です。


条件:フルタイム社会人、土日祝休み、残業ほぼなし
状況:6年前に2回受けて2回落ち、去年11月に落ちて、今年の2月に「4回目の正直」で合格


■ここを注意!簿記2級の問題点

2016年度から改定がはじまった、簿記2級の試験範囲。
これに伴い発生しはじめた現象が、

・難化傾向および回によっての難易度変化

これに伴う

・受験した人たちからの「悲報!」「ふざけるなー!」のツイッター大炎上&トレンド入り!

この回にあたった場合は、もうあきらめていいです。
その問題は、どうぞぽいっと捨てちゃってください。
唯一の救済策として、

・難問以外は、比較的簡単レベル
・次の回は、優しくなる傾向(あくまで傾向)にある

ので。
難問は捨てちゃってよろしいです!(大事なことなので2回言いました)。
その他の、比較的解きやすい問題を正解すれば、全体で70点取れるかもしれません。

■炎上した回=難しい問題って、どんなの?

直近の例)
・魔の151回(※未受験)
ネット情報をまとめると
「各社の予想問題、公式のサンプル問題にも載っていない」
「予備校講師が2級範囲じゃない」と指摘

・ふざけおっての153回(受験して落っこちました)
「全体の」難易度はふつう。
しかし、大問3で
「それ、2級の範囲じゃないよね明らかに!時間内に解けないから!」
な問題発生
「80点満点で70点とるテスト」
「予備校講師が「解かなくてもいい(2級の範囲外)駄問」呼ばわり

受験生みんなが「許さない」と怒っている」151回以上に炎上しツイッターでトレンドいり)

つまり、
「2級の範囲外、予備校講師が切れるレベル、受験生が怒り狂う、災害級の斜め上」
の問題が出現した時に、試験終了後のSNSで大炎上する回のことを「難しい」と言っています。
(詳細を知りたい方は「151回 簿記2級」とググれば、記録が残っています……ちょっと腹立つ文言も見られるかもですが……)

よってこの「難しい」回にあたった時に落ちたとしても、落ち込まなくてもいいのです。
ただ、運が悪かっただけです。運が悪かっただけなのです。

■簡単な問題、「神回」って、どんなの?

「簡単」とは言ってもそれは、あくまで
「きっちりと基礎知識をたたきこみ、なおかつ本番レベルの問題集を合格点とれるレベルまでやりこんできた人」
にとっての「簡単」です。

基礎知識のあいまいな人や、問題集のやりこみ不足の人にとっては、合格できるような問題ではありませぬ。

現に、154回も「神回」と言われていますが(前回が極悪非道だったともゆう)、「試験範囲外じゃー」と言われるものはなかったものの、やたらと時間のかかる処理が多かったですね……

・問1:仕訳
⇒文章が長い問題が多く、緊張に満ちた受験生はほぼ全員、この問題を後回しにしたと予想

・問2:商品売買と元帳の記入
⇒満点を取る人も多く決して「難しく」はないけれど、正解を出すためには「正しく科目を書く」「1点ずつ、仕訳を正確に切る」ことが求められ、時間がかかった。

やってきた人であれば「簡単」と言える、それがここ最近の「神回」です


■私の経験からいえる「インプットより、アウトプット!」


①2019年5月頃?
受験日と、申込方法、申込締め切り日を調べる
結果「11月受験」とする

②ネットで参考書籍を調べる

③5/12簿記勉強スタート⇒5/26終了
3級の参考書を読む、参考書付属の問題を解く

④5/27~9/5
2級簿記(商業&工業)参考書読みと問題集

⑤9/6~直前まで
2級の過去問題集取り組む

⑥受験申込(ネット)

⑦10/21
予想問題集開始
付属の仕訳暗記カードを、通勤電車で毎日目を通す
商工会議所のサンプル問題も目を通しておく

⑧11/17
受験⇒落ちた
次回申込まで、一切何もしないで自由に過ごす

⑨2020/1/11
簿記申込
過去問を解き始める

➉1月中旬~直前まで
予想問題集入手し、回し始める
付属の仕訳暗記カードを、通勤電車で毎日目を通す
商工会議所のサンプル問題も目を通しておく

⑪2/23
受験⇒合格


おわかりですね?
落ちた回は「インプット4か月、アウトプット2か月」
合格した回は「インプットあまりなし、アウトプット1.5
かヶ月」

「インプットは落ちた時の受験時間の分があるでしょ?」ってそのとーりですが、体感として2回目の方が圧倒的に解きやすかったし、問題文の読み間違い・見落としによる失点は2点だけでしたから。
(落としたのは本当にわからなかった分だけで、わかっていて書いたのはほぼ正解)

やはりこれは、本番レベルの問題になれていたのが大きいのでしょう。

■勉強したことを確認するための「試験」

簿記検定は、学校入試試験ではありません。合格者の人数制限もありません。
100人中、100人が合格の70点とれば「全員合格」。
100人中、100人が69点以下ならば「全員失格」。

だから、しっかり勉強してきた人は、全力で試験に立ち向かってください。
試験範囲外の問題が出たら、すっぱり投げ捨てて「勉強してきた問題」に集中してください。

経理部でもなく、アラフォーからアラフィフに向かっているフルタイム社会人独学でも受かったので、「勉強やっておけば」受かる試験です。

受験予定の方、再受験の方。
奮闘をお祈り申し上げます。


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