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自殺志願者は死に何を期待するのだろうか。
僕は小学六年生頃から希死念慮があります。
希死念慮とは何か。
希死念慮は「死を願う気持ちのことだが、自殺までは考えていない場合」(厚労省HPより引用)
また、自殺念慮という言葉もあります。
自殺念慮は「自殺という能動的な行為で人生を終わらせようという考え方」(厚労省HPより引用)
僕は長いことこの希死念慮と付き合っています。
ここ数年、どうやって死のうかと考えるくらい、死に近づいているように思えます。
最近では自殺に関する本を読むことが多くなりした。
それはきっと死とは何なのかを知りたいという気持ちがあるからなのではないかと思っています。
そういった本を読んだり、自殺のことを考えたりする中で、自殺者(僕も含めた自殺志願者)は死に何を求めているのかということを考えるようになりました。
自殺に何を求めているのか。
細かく言えば、きっとそれは人の数だけの答えがあるのだと思います。
では、僕は自殺に何を求めるのか。
僕は自殺に以下のことを求めている気がします。
◯今、感じている苦しみからの解放。
◯これより酷い状態になりたくないという気持ちからの解放。
◯今の自分という人間の尊厳を守りたいという気持ち。
以上3つを僕は自死に求めていると考えました。
ただ、これは自殺じゃなくても叶えられるというか、実現できるというか、あえて自殺を選ぶ必要はないと、今は考えることができます。
しかし、これを考えられなくなることがあります。
自殺が何もかもを解決してくれる。
自殺は正義。
自殺はヒーロー。
そんな風に考えてしまう瞬間があるのです。
以前も書きましたが、そんな風に思い詰めてしまう時は家族のことを考えます。
もし、僕が突然いなくなったら家族はどんなに悲しむだろうと。
特に子どもたちのことを考えると、自殺を食い止めることができます。
死は誰にでも訪れるけど、自殺はきっと死んでからも後悔すると僕は思っています。
だから自殺に何も求めてはいけないのです。
そんな風に僕は自分自身に言い聞かせています。
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