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アンディ・ウォーホルは日本の美学が好き/一日一微発見350

アンディ・ウォーホルは、コンテンポラリーアートにおいて「特別」だ。そして「クール」。

「特別」であると同時に、彼がやったストラテジーがわからないとアートワールドでやっていけないぐらい「基本」なのだと思う。
美大での授業でも何度もとりあげたし、展覧会も機会があるたびに行ってきた。

京セラ美館での「アンディ・ウォーホルキョート」も最初は軽い気持ちで見に行ったのだが、これが実に僕に面白いものだったのである。

もちろんウォーホルの定番的な作品(マリリンとか)も出ているのだが、虚をつかれたのは、ウォーホルが来日して、京都に来たときの文物、写真、そして作品であった。

なかでもウォーホルが京都に来て気づいた「生花」である。彼のボックスの中には生花についての本があり、彼がひときわ興味をもったことがうかがえる。

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