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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい… もっと読む
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ… もっと詳しく
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#アートシンキング

アート思考と「神通力」について(新年にあたって)/一日一微発見275

2022年新年にあたり、今年こそは大きな宿題になっている「アート思考」についての本を書き上げ…

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アートを生む京都という場所について/一日一微発見258

コロナが引き金になっているのか、京都に転居してきた友人が何人もいるのを見ていると、奇妙な…

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アートの才能となんだろう?/一日一微発見257

僕はたくさんの人と会うし、同時多発的にネットワークを持ち続けている。しかし、それでいて「…

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5000日をどう生きるか(ケビン・ケリーの新著)/一日一微発見256

ケビン・ケリーの大切な教えは「テクノロジーの声に耳を傾けること」だ。 僕は彼には会った事…

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「世界性」ということへ・山本浩貴さんとの対談をして/一日一微発見255

先日、僕の新著『アート戦略2/アートの秘密を解き明かす』の刊行記念トークとして、気鋭の文化…

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『銀河ヒッチハイクガイド』42周年万歳!!/一日一微発見254

僕はベッドの中にいるのが好きだ。安眠ほど幸福なものはない。 昔、よしもとばななさんが中学…

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ヒト・シュタイエルはアートの未来を警鐘する/一日一微発見253

最近読んだ本の中で1番エキサイティングだったものを挙げるとするならば、ドイツ在住の映像アーティストであるヒト・シュタイエルが2017/19年に発表した著作『デューティ・フリーアート課される物なき芸術』である。 タイトルは何やらいかめしいし、現代アートの「難解な本」だと大半の人は本屋で見ても敬遠してしまうかもしれない。 さらには、帯に次のようなコピーの文字が踊っている。 「デジタル・グローバリゼーション時代のアートの機能は何なのか? 現代美術、資本主義、政治、戦争、破壊された

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来春のポストフォト展のためのゼミナールが動き出した/一日一微発見252

ジル・ドゥルーズのことを、僕らが生きているこの時代の基本的な思考のアドバイザーだと僕は思…

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予期せぬ才能が現れる・アートアワードトーキョー丸の内2021/一日一微発見251

アートの最もエキサイティングなところは、毎年確実に「予期せぬ才能」が現れることだ。とりわ…

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鬼才ミケーレのGucciのブランド戦略とアート戦略/一日一微発見250

天王洲アイルB &C HALLで開催中の「Gucci Garden Archetypes展 (アレッサンドロミケーレのビ…

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京の秘密・榮榮&映里の新作『即非京都』/一日一微発見248

KYOTOGRAPHIEの最大の発明は、京都の神社や古寺、長らく閉ざされていた歴史的な建物の扉を開き…

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KAWSのアートにはどんな未来があるのか?/一日一微発見247

コンテンポラリーアートは、資本主義の流れの最先端のエッジにあるし、テクノロジーの進化も吸…

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小林健太の写真は、どんな未来を写す鏡なのか?/一日一微発見246

最近ぼんやりとよく考えるのは、「東京」「オリンピック」によって僕らは何か変わったのかなと…

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9.11から20周年の日に/一日一微発見245

20世紀末から21世紀を生きるすべての者にとって、9.11のワールドトレードセンターの崩壊の映像は、体に掘った刺青のように消える事は無い。 僕はポラロイド写真を撮るのだが、以前出版した写真集『wastland guide』の写真ページの最後は、 9.11の日に、ワールドトレードセンターが崩れ落ちるTV画面を撮影したものだった。 あの日から20年が経った今日。 いろんなことが脳裏をよぎる。僕はこの秋に『アート戦略2/アートの秘密を説き明かす』を刊行するが、その中に、杉本博司

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