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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい… もっと読む
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ… もっと詳しく
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#後藤繁雄

コンテンポラリーアートは、恐れることなく「生」(せい)へ侵入していく アニカ・イ…

ティム・インゴルドやデビッド・グレーバーの本をつい読んでしまう。 それは彼らが、近現代に…

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「進化する編集」ことはじめ①/一日一微発見419

僕は文字や写真を組み合わせて印刷物にするという意味での「編集者」の仕事を長くやっている。…

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坂本龍一+高谷史郎の「作品」を体感しに京都新聞の地下に行く/一日一微発見411

AMBIENT KYOTOに出品されている坂本龍一+高谷史郎「async-immersion 2023」を体感したくて、京…

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旅の終わりに思うこと(次なる始まり)/一日一微発見383

今、マドリッドから飛行機にのってきて、ドバイでトランジットへ。今は、夜中の12時35分ぐらい…

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逸脱する編集①ブライアン・イーノのジェネレイティブ/一日一微発見364

僕は編集とはマーケティング的に「同質性」の価値を生み出すものではなく、「差異」や「逸脱」…

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アート思考虎の巻 その1 まず、グレゴリー・ベイトソン/一日一微発見363

あらためて言うが「アート思考」とは、アーティストの中で駆動している思考のことだ。 それは…

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マンガとアート・人格のエディットについて  手塚治虫のこと/一日一微発見362

コミックスのキャラクターを使ったコンテンポラリーペインティングが次々に作られている。 流行りだ。 それは元々はウォーホルやりリキテンシュタインのポップアートが始まりである。社会の中で浸透しているポップアイコンをモチーフにアートを作ることは、今や「盗作」とて騒かれることなく常識的なものになったし、「アプロプリエーション」という「アートをつくるための手法」としてある種、是認されてもいる。 ウォーホル以降も、アメリカではポップアートは独自進化した。 リチャード・プリンスやシンディ

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ゴダールよ永遠に(チューリヒの宿にて書く)/一日一微発見335

小鳥たちが小さな庭で騒いでいる。 ここはヒッピーぽいオープンな飲みの場所で、僕ら(僕と妻)…

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上田義彦の「鎮まる」を再び世に送り出す/一日一微発見317

何ができるのだろう。アートには? 90年代のことを思い出すと、そこは冷戦体制の解体期で、新…

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この時代にどんな絵画が描かれるべきか?/一日一微発見301

あるアート雑誌からの依頼で、「現代絵画」について原稿を書くようにリクエストされたので日々…

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「消滅」と「不滅」 直島の安藤忠雄建築について/一日一微発見300

直島をまわる最高の楽しみは、アート作品もさることながら、安藤忠雄の「建築群」を堪能できる…

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アートプロジェクトのつくり方について/一日一微発見299

直島旅館ろ霞のアートプロデュースの仕事をやるようになって、にわかに直島に行くことが多くな…

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森村泰昌の「ワタシの迷宮劇場」をさまよって/一日一微発見298

※noteのエディタの変更で記事が読みにくくなるかもしれませんがご容赦ください 森村さんとは…

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「直感」というアート思考について/一日一微発見273

僕は京都芸大で、GOTOラボという社会人を対象にして、コンテンポラリーについて学び合う通信大学院をやっている。M1とM2合わせて20人ぐらいの規模である。 しかし、これは大学院のゼミにしては実に規模の大きなほうだろう。それぞれの受講生が専門的でそれぞれ異なったテーマで修論を書くわけで、それを指導するのはこちら1人である。だから正直、相当の力量がこちらが問われる「学びの場」ということになる。 結果的に、最も学びつづけなければならないのは、指導教官の僕ということになる。 しか

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