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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2022年5月の記事一覧

港千尋の写真集『Across The Waters』の素晴らしさ/一日一微発見309

残念なことに港千尋さんの写真展は、会期が短く、タイミングが合わなくて、行くことができなか…

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超現実」や「実験」をアップデートするために/一日一微発見308

東京都美術館で写真展「アヴァンガルド勃興  近代日本の前衛写真」が始まったのですぐに観に…

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「仮の家」にて、モネのことを考える/一日一微発見307

ジヴェルニーにあるモネの庭にはまだ行ったことがないが、いつか縁がやってくるだろうな、と思…

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朝早く目覚めたので、テッド・チャンの『息吹』を読む/306

読書というものは奇妙な悪癖である。 本を読まなくても生きていけるし、そうやっている人を知…

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キュレーションが行われる「場所」のことについて考える/一日一微発見305

前回の『一日一微発見』で、練馬の住宅地での展覧会「Private House 生きられた家」のことにつ…

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「echo of echo」声と「生きられた家」(展覧会Private Houseのために)/一日一微発見30…

campfireオンラインコミュニティA&Eには、アートを志向する面白い人たちが集まっている。 メ…

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千葉雅也『現代思想入門』を読みながら「アート思考」について考える/一日一微発見303

千葉雅也氏の『現代思想入門』が出版されたので読んでいる。 デリダ、ドゥルーズ、フーコーを中心にその背景にあるニーチェ、フロイト、マルクスなど「源流」そしてラカンやルジャンドルら現代思想の前提となっている思想家も整理してあり、実に快著と言えるだろう。 現代生活に忙殺される毎日の中で、よく生きるための「目安」をつけておくには実に役立つ本で、僕は大学での授業でも学生たちに必ず読みなさい、と勧めている。 しかしなぜ現代思想が現代生活にとって必要なのだろうかと問う人もいるだろう。

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