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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2021年9月の記事一覧

京の秘密・榮榮&映里の新作『即非京都』/一日一微発見248

KYOTOGRAPHIEの最大の発明は、京都の神社や古寺、長らく閉ざされていた歴史的な建物の扉を開き…

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KAWSのアートにはどんな未来があるのか?/一日一微発見247

コンテンポラリーアートは、資本主義の流れの最先端のエッジにあるし、テクノロジーの進化も吸…

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小林健太の写真は、どんな未来を写す鏡なのか?/一日一微発見246

最近ぼんやりとよく考えるのは、「東京」「オリンピック」によって僕らは何か変わったのかなと…

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9.11から20周年の日に/一日一微発見245

20世紀末から21世紀を生きるすべての者にとって、9.11のワールドトレードセンターの崩壊の映像…

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40年ぶりに山口昌男の対談集を本棚から取り出す/一日一微発見244

誰もが同じだろうけれど、すっかり「リモートワーク」が常態になってしまった。まぁ、いつかは…

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「現代フォトアート」と「才能」のことについて考える/一日一微発見243

「僕はケビン・ケリーの著書『テクニウム』の中に書かれている“テクノロジーに耳を傾ける…

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流動するアートの面白さについて/一日一微発見242

「現代のアートに何を求めているんですか?」と聞かれたら僕は、「面白さですね」と答えると思う。 決して「難解なこと」や「シリアスなこと」ではなくて、やっぱり「面白さ」なのだ。 「じゃぁ、どんな面白さ」なんですかと聞かれたら、それは「今まで味わったことがないような何か」と言うだろう。だからもちろん面白いものは、音楽やファッションや映画や、食事の味わいの中にだってある。 「現代のアート」は、すでに「古典」になって美術の教科書に載っているものではなくて

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