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新型コロナ新規重症者、死亡者数及び重症者数、重症回復者数の推移予測(更新日:2021年4月17日)

 愛知県が公開している新規症状別陽性患者数を基に分析してみました。陽性者数と死亡者数の推移は、データを最小二乗法により最適化関数(ガウス関数)適合を行い重症者数の推移と比較している。
1.愛知県の重症者分析
 愛知県の場合は、新規症状患者(無症軽症者、中等症者、重症者)の症状悪化した新規患者数(病床数でない)を公表しているため、症状別比を分析した。症状別推移図と割合を示す。

愛知県0417-2323

 症状別新規陽性者図から市中感染者数に対する割合は無症軽症者数:46.7%程度、中等症者数:5.2%、重症者数:1.0%、死亡者数:0.5%程度であった。また、検査陽性者数に対する割合は、第1波:11.4%、第2波:1.9%、第3波:3.2%であった。

愛知県0417-2301

愛知県0417-2325

 図23-01を分析すると検査陽性者数と日毎死亡者数の推移図から死亡者の推移は陽性者の推移の第2波:平均的に3週間後.第3波:3~4週間後の推移であった。第3波の方が1週間後程度の遅い推移であった。更に図23-25を分析すると無症軽症者数はほぼ検査時に確定され、検査陽性者数の推移と同じであった。図23-27から重症者お死亡者の推移はほぼ同じであった。
 上記から愛知県の重症者数、死亡者数、重症入院患者数から重症回復者数を計算し、それらの推移図を示した。日毎の重症化する患者数の推移から必要は病床数が予測可能となる。

愛知県0417-2321

2.全国の重症者数と高齢者数の分析
 愛知県の公表データから全国、北海道、首都圏(東京、埼玉、神奈川)、大阪市の新規重症者数を推定した。表から第3波において高齢者率が高い大阪、北海道は重症化率、死亡者率も高かった。最も死亡率、重症化率が低いのは東京都であったが、高齢者率の低さと重症化率の低さからと思われる。やはり、東京都の感染者は、検査軒数が多いことから若者の感染者数が多いからと思われる。参考までに、全国、北海道、大阪府、東京都、埼玉県、神奈川県の新規重症者数を推定した結果を掲載した。なお、ここ1週間前から神奈川県の重症回復者数の急増&重症者病床使用数の減少は、重症者の入院基準の変更が影響してるのか?

全国0417-0091

全国0417-00911

3.全国の重症者数の分析
 愛知県の公表データから全国、北海道、首都圏(東京、埼玉、神奈川)、大阪市の新規重症者数を推定し、重症者数、死亡者数、重症入院患者数から重症回復者数を計算し、それらの推移図を示した。日毎の重症化する患者数の推移から必要は病床数が予測可能となる。

全国0417-0021

東京都0417-1321

大阪府0417-2721

北海道0417-0121

埼玉県0417-1121

神奈川県0417-1421

4.考察
 重症患者用病床数の予測としては、日毎新規重症者数と重症者使用病床数,死亡者数の推移図から約50%は回復し、1~3週間後の必要な病床数を推測できる。
 今回は検査陽性者の推移から重症者の推移を推定したが、高齢者(70歳以上)の推移及び最適化死亡者数の推移から分析すると更に信頼度があがると思われる。
 愛知県が公表している重症者数と重症者の回復者数は実データとして存在するため、各都道府県はデータを公表し、重症病床数の指標とすべきである。











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