彼のために自分を押しころさずにつながるには。
私たちはよく、大切な誰かのために、自分の気持ちを押しころそうとしますよね。
⋆聞いてもらいたい話があるけれど、彼は忙しそうだから我慢する。
⋆彼にやってもらいたいことがあるけれど、よく考えたら大したことじゃないし、と自分でやる。
⋆通りがかったジュエリーショップで、きゅーんとときめいたピアスを見つけた。とてもすてきだったから彼に贈り物としてもらいたくなったけど、なんだか申し訳ないから自分で買う。
⋆ちょっと疲れたなあ、と感じたけれど、疲れてるのはみんな一緒だ!とがんばる。
などなど。
でも、そのやさしさゆえに私たち自身がしんどくなってしまうのだとしたらどうでしょう。
今日はそのへんについて向き合ってみます。
無料カウンセリングサイト「ココロノマルシェ」にお寄せいただいたご相談にお答えでーす。
旦那がオカシイ!
はりりさん
男性性の持つ安心感
はりりさん、はじめまして。根本の弟子のひとり、市川亜希子と申します。
最近のはりりさんはいかがですか?
きっとご家族みなさんの居心地いいように紛争されておられるのだと思います。
はりりさんご自身のお気持ちをゆったり休めていただけたら、と思いながらこのブログを書いています。
はりりさんがお書きくださったお手紙、簡潔に簡潔に、事実のみをわかりやすく伝えやすく、というお気持ちが溢れていました。
我々読み手にご配慮くださるやさしさと合理性、とても豊かな男性性を感じました。
男性性の持つ魅力って、こんなことです。
⋆与えてくれる
⋆よろこばせてくれる
⋆そのためによく観察してくれる、気にかけてくれる
⋆支えてくれる
⋆力になってくれる
⋆信頼されるような行動を取ってくれる
⋆責任を持ってくれる
⋆リーダーシップをとってみんなを楽にしてくれる
⋆みんなが苦労しないように合理的な手段を取ってくれる
⋆常に最善を尽くしてくれる
大きなやさしさと安心感をくれる魅力ですね。
私は常々「お母さんとか良妻賢母って男性性だよなぁ…女性性だとやっていけないよなあ…」と思っています。
「男性」性って、男性とついていますけれど、性別とは関係ないんですね。
「女性」性も同じです。
では、女性性の持つ魅力とはどういったものでしょうか。
女性性の持つ安心感
女性性にはこんな魅力があります。
⋆包み込まれるような安らぎを与えてくれる
⋆一緒にいるだけでひとつにとけてしまうような一体感をくれる
⋆喜怒哀楽のすべてを共有してくれる
⋆帰ってきた、戻るべき場所、みたいな気持ちをくれる
⋆感情のままに生きていて生命力に刺激を与えてくれる
⋆造形がやわらかでおだやかで美しく、見惚れさせてくれる
あら、男性性は10個出てきたのに女性性は6個しか出てきません。
これは私がまだ自身の女性性にブロックを持っている証拠でしょうか笑
いやいや、女性性は水のように流れるもの、形をのこさないもの、ただそこに在るものです。
女性性の魅力を言語化するのはとてもむずかしいと思うのです。
ああ、そういえば10代の頃、谷崎潤一郎や瀬戸内晴美の小説を「ウゲー」って思いながら読みました…あれは女性性をとてもよく表現していたのではないかしら…。
はりりさん、みなさま、女性性を豊かに表現している文学をご存知でしたら、ぜひご教授くださいませ。
男性性の愛は本心を語らない、自覚しない
さて、男性性と女性性の持つ安心感について長々とお伝えしてまいりました。
はりりさんのお手紙は、男性性を使って書かれたものでした。が、一文だけ、女性性で書かれた部分があります。
たった一文だからこそ、はりりさんの真実はここにあると思いました。
そして、とてもホッとしました。本当のことを伝えてくださって、マルシェを信頼していただけて、よかった…ありがとうございます。
はりりさんは、「私がこう感じた、私はこう思った」ということはないことにして、
「大切な誰かがつらくないように、しあわせで在るように動こう」
って、本心を男性性で隠してしまうようなことがおありに思うんです。
そして、はりりさんの旦那さまはまさにそういう方でおられるんじゃないかな、とも。
女性性の愛は永遠に同化する
「どうしても心配です。」
はりりさんがたったひとつだけ書いてくださった女性性は、こちらです。
はりりさんはどうして、愛しい旦那さまを心配しておられることをそんなにも隠したかったんでしょう。
心配する自分を隠してしまわないと、どこまでも寄り添って心配してしまうご自分に不安を感じられたのではないでしょうか。
男性性豊かな旦那さまが心配されることを何より嫌がるからですよね。
愛しい人に嫌われたくないですよね。だから私たちは本心を隠して、彼と同化するかのように意志を寄り添わせていきます。
それは、女性性がほとばしるように豊かであることの証です。
男性性が豊かなようでいて、はりりさんは実は、包み込んで寄り添って同化する、女性性のかたまりのような方なんです。
彼の望むがままに、という女性性の愛し方をするために、
彼に伝わりやすい男性性を使うことで愛してあげていたんですね。
女性性とつながる
女性性豊かなはりりさんが旦那さまを愛するがゆえに、彼の気持ちを尊重して、男性性を優位にすべくがんばってこられた。
今までの私の意見のまとめです。
はりりさん、その愛し方、ちょっとやり方を変えてみませんか?
がんばって使ってこられた男性性から、もうすでに潤沢にお持ちの女性性を使ったものにシフトしていくんです。
先ほどあげた女性性の魅力をもう1度貼りますね。
⋆包み込まれるような安らぎを与えてくれる
⋆一緒にいるだけでひとつにとけてしまうような一体感をくれる
⋆喜怒哀楽のすべてを共有してくれる
⋆帰ってきた、戻るべき場所、みたいな気持ちをくれる
⋆感情のままに生きていて生命力に刺激を与えてくれる
⋆造形がやわらかでおだやかで美しく、見惚れさせてくれる
これらの性質は、女性の内臓や骨格を持つ私たちに生まれつき存在します。
そんな魅力を持つ女性たちの中から選ばれたはりりさんは、旦那さまにとって唯一無二の存在です。
なので、こう書き換えます。
自分の魅力を受け取るアファメーション
⋆私は旦那にとって、包み込まれるような安らぎを与える女性です。
⋆私は旦那にとって、一緒にいるだけでひとつにとけてしまうような一体感を与える女性です。
⋆私は旦那にとって、喜怒哀楽のすべてを共有してくれる女性です。
⋆私は旦那にとって、帰ってきた、戻るべき場所、みたいな気持ちにさせる女性です。
⋆私は旦那にとって、感情のままに生きていて生命力に刺激を与える女性です。
⋆私は旦那にとって、造形がやわらかでおだやかで美しく、見惚れさせる女性です。
根本先生の長年の読者さんでいらっしゃるので、嫌な予感がされたかもしれませんね笑
「もうあきらめて自分の価値や魅力を受け取ったらどうですかー」ってやつです。
男性性と女性性は異質だからつながれる
はりりさんのように女性性が豊かな方は、相手を優先して男性性と同化する愛し方をすることがあります。
それだけ愛の器が大きくて、変幻自在の大きな能力をお持ちなんです。
これからは「与える」「よろこばせる」という男性性の愛し方は旦那さまにお任せすることにして、
はりりさんは「よろこぶ」という、女性性の力を使って愛してあげてみませんか。
朝と夜は違うものですし、火と水も、太陽と月、塩とお砂糖、わんこちゃんとねこちゃん、シーザーとクレオパトラ、お酒とスイーツなど、世界には異質だからこそ引き立て合うものがたくさんありますね。
はりりさんと旦那さまもそんなご夫婦でいらっしゃると思います。
そのためのアファメーションもありますよ。
さっきのよりこっちの方が取り掛かりやすいかもしれませんね。
末尾に載せておきます。よかったらお試しくださいね。
今回のこと、とてもひやっとされたと思います。
冷静になろうとマルシェにお手紙を綴られるはりりさんのお力になりたい、とたくさん書いてしまいました。
何かでふんわりしていただけたら幸いです。ご相談ありがとうございました。
愛されるよろこびを感じまくるアファメーション
⋆彼は私によろこびを与えてくれる男性です。
⋆彼は私を常によろこばせてくれる男性です。
⋆彼は私をそのためによく観察してくれる、気にかけてくれる男性です。
⋆彼は私をいつも支えてくれる男性です。
⋆彼は私の力になってくれる男性です。
⋆彼は私に信頼されるような行動を取ってくれる男性です。
⋆彼は私に責任を持ってくれる男性です。
⋆彼はいつもリーダーシップをとって私を楽にしてくれる男性です。
⋆彼は私が苦労しないように合理的な手段を取ってくれる男性です。
⋆彼は常に最善を尽くしてくれる男性です。
ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。