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会いに行ける官僚!?こども霞が関見学デー!

謎に満ちた霞が関のお役所。ニュースで建物が煽りで映像で映ることはしょっちゅうありますが、内部に入るには厳重なセキュリティもあり、ほとんどの人が中を知る機会はないと思います。

しかし、唯一と言っていい一般に開放される日があるのです!
それは
「こども霞が関見学デー!」
夏休みに子供向けに各省庁が主催の2日間のお祭りです。
コロナが始まる前、友人の親子と一緒に半休をとって遊びに行ったのですが、これはまさに省庁あげての文化祭ですね。めっちゃ面白かったです!(仕事休んで職場で遊ぶっていうのはなかなか背徳的でいい経験でしたw)

このイベントは、若手職員を中心にたくさん駆り出されているので、まさに滅多にない「会いに行ける官僚」イベントとも言えます(まあ特に会いたくないか)。霞が関の人も陳情で市民団体に会うことはあっても、フツーの市民と和やかに交流することは少ないので楽しそうです。
 そういう意味でも、親子だけでなく大学生で霞が関の仕事も就職先の候補で考えている人にとっても、建物の中にも入れるし、就職面接ではなく普段の霞が関の人と話せるし、省内の食堂も使えるし、社会見学としてもいい機会じゃないかな?と思います(子供だけじゃなくても入れます)。

啓発活動も兼ねているので、省庁あげて楽しいイベントを企画していて、おそらく普段のコネクションも使って企業や団体と組んだりしていて最新の面白い遊びながら学べる仕掛けがたくさんで、有名人もおよびしたり、大臣と話したりできるイベントもあります。
流石に自分のいる省庁でフラフラ遊んでたら、「おい、お前何してんねん」と知り合いに言われそうだから、そこは避けて、環境省、農水省、経産省に行ってきました。

印象に残っているのは、環境省の「利き水」コンテスト!
環境省はSDGsにも取り組んでいるので、木々や海など自然に関する展示がたくさんあって、たくさんのどんぐりが並べられていたりと理科が好きな子どもはワクワク展示だろうな〜と思いながら、私がハマったのは全国の水道水と天然水を味比べするイベントでした。
 5つくらいの水を飲み、一番美味しいと思った水と、水道水だと思う水を投票します。そうすると、まあわからないこと!全部それなりに美味しく感じます。投票したものを環境省職員さんたちがメモし、最後に答え合わせ。
 私が一番美味しいと思ったのは、東京の水道水でビックリでした。環境省の人はワイワイしているのをニヤニヤ?(ニコニコ?)見ていて、「今の水道水ってちゃんと処理されているので美味しいし飲めるんです。飲める水道水は日本の誇るべきインフラで…」と解説があり、最後にプレゼントに水道水の入ったボトルをもらいました。

そのほかには、経産省ではゲームの時間制限を親子でどう話し合うかといった仕掛けの入ったゲームを体験しました。これはゲーム会社の人が企画していて、ゲーム依存対策の企業としての自主的な試みがあるのは、企業のCSRとしていいなあと思いました。経産省ではほかにプログラミング体験などなど、おもしろ企画がたくさんあって、子どもも一番たくさんいた気がします。

農水省も、食にまつわる展示がたくさんあって、蚕の展示やお茶の茶葉の展示などあった気がしますが、時間切れでやむなく終了…

午後からしれっと、業務に戻りましたが、あれは2日間遊び尽くしたいお祭りでした。霞が関全体が主催する珍しいゆるイベント、文化祭であるこども霞が関見学デー。これは老いも若いも楽しめるイベントだと思います。オンラインも少しあるようなので全国からもぜひ!

今年もどうやら2023年8月2日、3日と開催するようです。


コロナ禍でオンライン化が暫く続いていましたが、今年はある程度復活しそうですね。
参加省庁は
内閣官房、人事院、内閣府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、個人情報保護委員会、金融庁、消費者庁、こども家庭庁、デジタル庁、復興庁、総務省、公害等調整委員会、法務省、外務省、財務省、国税庁、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、特許庁、国土交通省、気象庁、環境省、防衛省、会計検査院、国立国会図書館
とほぼ全省庁!宮内庁とかほぼ関わったことがないから興味津々です。