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姿を消していくTSUTAYAへ


最近、TSUTAYA店舗の撤退が激しいように感じる。

街の中心部にあった大きな店舗が一つ、撤退した。あともう一つはビルの取り壊しに伴い、撤退する予定だという。


そういえばレンタルサービスは全く利用しなくなった。
CDは借りずともサブスクで聞いてるし、映画やドラマはこれまたサブスクで見てるし。

わざわざ店舗に行って、CDやDVDを選んでレンタルし、期限までにまた店舗に行って返却するという手間は、一切かけなくなったのだ。
そんなことをしなくても、手元のスマホで全部事足りる。しかも料金もそこまで高くない。

便利な世の中だと思う。

しかし、TSUTAYA店舗の撤退を目にすると、なぜだか寂しくなる。

小さな頃から何度も通った場所が、見慣れないものに変わってると違和感がある。
そうして「TSUTAYAなくなっちゃったのかあ…」と思い、そこに通ったことをぼんやり思い出す。


10枚まとめたら1000円だから、気になってたアルバムを一気に借りて、重たくて黒い不織布のバックを持ち帰ったこととか、
返却期限を当日にしたから、早く帰ってパソコンに取り込んで、チャリ飛ばして返しに行ったとか、
友達と映画を5本も借りて、朝から見たのに途中で寝たとか、
ジャケットに惹かれて借りた結果、好きなバンドになったとか、たくさんある。


サブスクの便利さで忘れていたけど、いなくなると寂しくなる。
今まで見向きもしなかったのに、勝手なものだ。

今そこにある、いつも通りの風景も、変わってしまわないと惜しいとは思えない。
日常がいかに尊いかとまで考えさせられる。


TSUTAYA、ほんとうにありがとう。
シェアラウンジをたまに使わせてもらっています。
ほんとうにありがとう。

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