終わりのない片思い

2021年6/28

つまり今日半年ぶりに好きな人に会えた  

待ち合わせ場所に少し早めに着いて好きな人を待つ時間を味わいたくて私はいつも少し早めに着くのだ    

好きな人は高校時代の同級生             当時は彼女を絶やさないモテモテなタイプで私は好きだとしか告げる事ができなかった臆病者だ

好きな人と2人でゆっくり会うようになったのは高校を卒業してからだった

そして身体を重ねる関係になって気が付けば    5年は過ぎたけれど私は去年好きな人にはそれこそ5年も付き合っている1個年上の女がいると知った

好きな人は浮気性だったのだ            よりによって、私が浮気相手だったなんて       それでも、彼女に悪いとか微塵も思わない私は懲りずに好きな人に会いに行く

今日も身体を重ねた

キスはいつもタバコの味

いつも余裕たっぷりに私を見つめている好きな人に少しは恨めしく思うけれど何もかもが好きなので悪い気はしない

だから私はとびきりの笑顔で返すのだ

私を好きになればいいのに             いつも喉元まで出かけるのに何度も振られた私はその言葉を飲み込んでしまう

こんな調子の恋愛だから周りは私を心配して       そんな最低な男は止めろと何度も止めてくれた

けれどやはり私の気持ちは相も変わらず好きな人へ向いてしまうのだ傷付いてしまうと分かっているのに

会って身体を重ねた後は気まぐれに繋がる連絡を待つだけで泣かされるのはいつも私の方なのに

いつか、この好きだというフィルターが解けてしまう日が来るんだろうか?

それとも好きな人への気持ちはそっと胸にしまい新しい恋愛をする日が来るんだろうか?

万が一、好きな人が彼女と別れ私を選んでくれる事があるのなら...その時は正直に実は長年付き合っていた彼女がいた事を知っていたと告げたい

好きな人は私に彼女がいる事はバレてないと思っているらしい...なので以前彼女の事を家に下着置いて帰る女がいると私に話してくれた同棲して1年半も過ぎていたにも関わらず

どちらにしても終わらせたくない片思いなので     まだ当分は続きそうだ


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