大企業の部長さんは早期退職も転職もすべきじゃない

大企業の部長さんは早期退職も転職もすべきじゃない

何故なら高確率で新天地に行っても生存できないからだ

※ただプレーイングマネージャーなら別(現場に足を突っ込んでいる限り)

何故そう主張するのか?

既に私はこれを体感したからだ。

部長になったら最後、その会社に骨を埋めるつもりでいた方が良い

この病は無自覚で罹るからだ

さて何故か?

それは部下が出来るから

部下が出来た途端に部長は怠惰の底へと転がり込む

細かい事は部下がやる、重要なところだけ判断

判断?

だから最近ブームのAIで真っ先に駆逐されるのは、何をやっているか分からない中間管理職と言われるのである

(部下は判断できないのではない、判断の末の責任が持てないのである。では部長は責任を持てるのかというと持てないのである。だから良く”俺が責任を持つ”という上司がいるが、別に失敗しても会社の損失がその上司にいく訳ではないので実際には何ら責任は取っていない、だから軽々そういった発言を言えるのだ)

基本的には部下と上司の板挟みにあい、凡そ本来の業務とは関係ない事で悩み思考停止に陥る

部長になるとそこまで仕事をしていなくとも仕事をしている感を得てしまうのである

だから何でも出来るような錯覚に陥ってしまうが

既に現場を離れて数年

顧客情報もアップデートされ、技術は進歩しているが

本人はブラッシュアップされないまま

社内闘争、御前会議、部下の不満、上司の不満に苛まれ

そのポジションに数年居座るだけで仕事をした感に満たされるのである

かくして転職後、自分はなんでも出来ると勇み足で新天地に踏み込むのだが

前職の多額の投資の末に”その会社”が獲得した資源を、あたかも”自分が築き上げてきたかの如く新天地の同僚上司部下に豪語し

最後は爪弾きに合うのである

しかし、プライドが邪魔をしてそう簡単には変えられない

かくして、夜の居酒屋へ消え愚痴ばかり垂れる毎日を送る羽目になるのである

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