お金持ちと釣り師の意外な共通点

こんにちは
一条です。

余命30日の借金男...

『加藤』の第3話

ビジネスに繋がる『極意』を
加藤が身をもって知る
ビジネス物語...

※1話、2話読んでないよ!
という場合は、noteでシリーズ化
されてますのでそちらを見てね♪

では、スタートします。

前回、加藤は売れ行きの悪い
『健康にいい万能漢方』を必死で
売るために考えた末...

『健康商品だから、シニア層に売れるのでは?』

という...

なんとも、単純にアイディアを出し、
一瞬だけ、売れると確信していました。

しかし、

実際に売りに行ってみると...

これが見るも無惨なほどに
全く売れませんでした。

そもそも、話”さえ”
聞いてもらえない状況です。

結果的に売り上げは『ゼロ』となりました。

絶望を感じながらも、加藤は
自宅に帰りボスからもらった
分厚い資料を読み進めていたところ...

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『ビジネス鉄の掟』
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という1ページだけ、
やけにボロボロなページを
見つけたのです。

そこには...

1:お客を知り
2:商品を知り
2:己を知れ

と書かれていました。

この3つの言葉に、
加藤は混乱を隠しきれず..

頭の上に大量の?マークを浮かべて
ウンウンと唸るしかありませんでした。

「どうすれば...売れるんだ!」

考えても、考えても、分かりません。

人からお金をもらうことが
こんなにも難しいとは...

加藤は予想を超える、商売の難しさに
自分には残り28日以内にビジネスを
成功させるなんて...

「不可能ではないだろうか?」

と心が挫けてしまいそうでした。

加藤は自分の置かれた状況を
改めて考え直してみました。

=加藤のリソース=

・売れる商品はたった1つ

・インターネットの知識ゼロ

・店舗も無い

・社員数『1人』

・資金=『マイナス(借金)』

・人脈=ゼロ

・服=緑と黒のチェックのシャツ
   薄汚れたジーンズ

・顔=お世辞にもイケメンとは言えない

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加藤は、あまりに絶望的過ぎて
逆にフフッと笑えてきました。

と同時に...

加藤は部屋を飛び出しました。

そして、叫びながら走るしか
ありませんでした。

「くそ、くそ、くそっっっっ!!!!!!」

「もう嫌だ、こんなの売れっこない
 技術も無いし、借金しか無い...」

そんな風に考えながら、
走り回っていると...

海にたどり着きました。

「ザヴァーン!」
という波の音が深夜の静かな
海に響き渡っています。

加藤は、この静かな海に胸の内を
吐き出す為に、「くそっタレ!!」と
暗い海に大声で叫びました。

すると...

「どうなされた?」

闇の中から突如70代半ばくらいの、
渋いおばあさんの声が聞こえてきました。

加藤は思わず「ヒャッ」と言って、
尻もちをつき手を地面につきました。

「なんでこんなところに人が?」

そう思っていると...

70代後半のおばあさんが、
深夜というのに、ひとり
釣りをしていたのです。

おばあさん「ヒヤッヒヤッヒヤッ(笑)
      驚かしてすまぬのう!若いの」

加藤「こんな深夜に海に人がいるなんて...
   驚きました」

おばあさん「そうかい?まあ...人っ子一人いないね~」
加藤「なんでこんな深夜に釣りを?」

おばあさん「私かい?そりゃ、魚を釣るためさ」
加藤「こんな時間に釣れるんですか?」

おばあさん「まぁ見てなさんな...」

それから5分くらい経った時、
おばあさんはポツリと呟きました。

おばあさん「......キタねっ」

その瞬間、おばあさんが持っていた、
釣竿が海面に着くほどシナリはじめました。

明らかに大物が掛かった様子で竿を
グイグイと海中に引き込みます。

しかし、

おばあさんは涼しい顔で
ひたすら耐えているようで、
余裕の表情をしていました。

そして...5分ほど経過したでしょうか...

目の前に銀色をした
巨大な魚影が近づいてきました。

おばあさんは手慣れた様子で
巨大な魚をアミですくい、
陸にあげました。

明らかに巨大な魚に加藤は、
ビジネスのことを忘れ、おばあさんが
巨大魚を釣る一部始終に目を奪われていました。

加藤「すっすごいですね!こんなおっきい魚」
おばあさん「こんなの序の口さね!
      ほれクーラー見てみな!」

と言って、おばあさんは座っていた
大きいクーラーを見せると...

そこには大量の魚が入っていました。

加藤「大漁じゃないですか!」
おばあさん「まあまあさね!」

加藤「どんな技を使ってるんですか?」
おばあさん「技なんて使ってないよ」

加藤「えっ?」
おばあさん「魚のことを熟知してるのさw」

加藤「熟知ですか...?」

おばあさん「そうさね!」

おばあさん「多くの釣れない釣り師は
      『釣り師』として海に出てるんよ」

おばあさん「でも...あれじゃ、釣れない」

おばあさん「魚のことを何も分かっとらん」

おばあさん「私は、魚になりきって海に出てる」
     「だからこの時間帯を選んでる」

加藤「なるほど...」

おばあさん「商売も一緒、売れない人はセールスマンや
      売り手として市場にでとる」

おばあさん「けど、商売上手はお客さんになりきっとる」

おばあさん「釣りも商売も似たもんさね!」

加藤「そうなのですね...」

加藤はおばあさんの話を真剣に聞いていると、
おばあさんの口からとんでもないセリフが
飛び出しました。

おばあさん「あんた....このままじゃ死ぬよ」

加藤はおばあさんから
突然死の宣告を受けたのです。

この先どうなるのやら...

続く

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おばあさんの言った超重要なセリフ
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今回の話には、ビジネスにおける
超重要な話が盛り込まれています。

あなたはこのストーリーの中に
どんな大切な要素が盛り込まれて
いたと思いますか?

その大事な要素について考察し..

ぜひぼくに以下の感想フォームから
感想を送ってください!

あなたの答えを楽しみにしています♪

それでは!

一条


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