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第6話-謎のスキンヘッドと貧乏ロバ

こんにちは
一条です。
ある森の奥地に、ボロボロで今にも
息絶えそうな(ジョン)というロバがいました。

ジョンは、ある事件をキッカケに...

街を追い出され、
狩猟者に追われ殺されかけ...

流れに流れて町外れの森に来ていました。

前日から何も食べずに走り続けていたので、
お腹が減って今にも倒れてしまいそうでした。

しかし....

とうとう空腹の限界が来たジョンは、
バタリと地面に倒れ一歩も動けなくなりました。

「あぁ...これでボクも終わりか」
と思って涙を流していたところ...

ジョンの前に、赤いローブを着た
身長189㎝くらいの
謎のスキンヘッド男が現れました。

しかも、その赤いローブの下には、
化け物のようにデカい筋肉と8つに割れた腹筋、
腕を見ると....

大砲のようにデカい腕がぶら下がっていました。

明らかに伝わってくる異様なオーラに
ジョンは冷や汗を垂れ流しました。

そして男は、おもむろにジョン言いました...

男「ここで何をしているんだ?」

ジョン「あれっ?....」

ジョンは、この声に聞き覚えがありました。

良く思い返してみると...

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王宮にいたスキンヘッドのお医者さん
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だったのです。

ジョンがいた少し大きな街では、
ちょっと偏屈で有名なお医者さんでした。

しかし腕は確かだと評判だったのです。

その、スキンヘッドのお医者さんは、
ジョンに優しく微笑みかけ、斜めがけに持っていた
大きいバックから何やら変な草を取り出し始めました。

すると、「これを食べてみなさい、元気になるぞ」
と言って、謎の草を差し出してきました。

しかし...

得体の知れない奇妙な草に、
本能が完全に警笛を鳴らしました。

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絶対食べたら『ダメ』だっ!
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ジョンは、力の入らない体で立ち上がり
懸命に逃げようとしましたが....

スキンヘッドお医者さんは、
目を「カッ」と見開き...

「むっ!待つんだロバくんっ!!!」

と言いながら、ジャンピングボディープレス
(飛び込んで捕らえる技)でジョンを直ぐに捕獲しました。

相当な腕力で体を押さえられながら、
「ロバくん、逃げることはないじゃないか(笑」
「ささ..この草を食べたまえよ(ニヤニヤ」

ジョンは謎の草を口一杯に詰め込まれ、
無理やりアゴをガシガシと上下され、
胃にその謎の草を叩きこまれれてしまいました。

と...その瞬間

「ドクンっ」

ジョンの心臓が強く鼓動しました。

更に心拍数が爆発的に加速し、
ジョンの息は荒くなり、
体がブルブルと震え初めました。

目の焦点も合わなくなってきて、
体が燃えるように熱くなり始めたのです。

どう見ても『毒草』を食わされたとジョンは思いました。

「もう...このまま死ぬのか..」と思っていたら、
今度は、体の内側からこれまで感じたこともないような、
莫大なエネルギーが噴水のように湧き上がってきました。

「なんだこりゃ!?体中から力がみなぎってくる!!!」

一瞬でジョンは、元の元気な状態に復活し、
死んだ魚の目から、イキイキとした
活力溢れる目に変貌したのです。

「僕は、何を食わされたんだっ!?」と思っていたら、
彼はニヤニヤしながらその草について説明し始めました。

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ネオ・朝鮮人参だよっ!!
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「なんだそれっ(笑」

初めて聞く名に思わずジョンは笑ってしまいそうでした。

しかし、実際にその効能を体験したので、
その『ネオ・朝鮮人参』の効能を
信じるしかありませんでした。

飢えを凌げただけでなく、
ジョンの疲れきった体に...

気力・体力・ソウルエナジー

色々なものが充電されたのです。

またも死にかけた状況を救われたジョンは、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

人間に何度も殺されそうになりながらも...
ジョンを救ってくれるのはいつも人間でした。

ジョンは助けてくれたスキンヘッドのお医者さんに
何か恩返しはできないかと思い...言葉でないところで
感謝を伝えようとしました。

すると、その状況を読み取ってくれた彼は、
コクリと頷いて「私を王宮まで連れて行っておくれ」
と言いました。

ジョンはコクコクと頷き、
そのガタイの良いスキンヘッドのお医者さんを、
背中に乗せ王宮へと歩き出したのでした。

しかし...ジョンとスキンヘッドのお医者さんは、
これの先に待ち受ける大きな試練が待ち受けていることを
まだ知るよしもなありませんでした....

つづく

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ジョンが感じた大切なマインドセット
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この物語の中に、形は違えど深い
大事なことが隠されていました。

あなたはどんなところだと思いますか?

「一条さん!ネオ・朝鮮人参ですね!」
「いや!スキンヘッドのお医者さんだっ!」

....色々登場人物がたくさん出てきたので、
興味深かったと思いますが...

この物語の中で最も大切なことは....

『感謝』というところです。

ジョンは、何度も人間に殺されそうに
なりながらこれまで生きてきました。

しかし、一番辛い時にジョンを助けてくれたのは、
人は違えど人間だったのです。

そのことにジョンは心から感謝していました。

だから、どれだけ人間にひどい目に遭わされながらも
人に対する感謝の気持ちは忘れていなかったのです。

これは僕らも一緒だと思います。

お客さん・メンター・友人・仲間
色々な人が周りにいると思います。

これはぼく自身もなのですが...

多くの人に対して感謝の気持ちを忘れてしまい、
適当な対応をしてしまったり、
つい雑に扱ったりするがどうしてもあると思います。

そんな時に、多くの人は家庭崩壊したり
会社でボイコットが起きて倒産したり
仲間が全員離れて行ったり....

本当に大きな問題が起きてしまいます。

最初は、感謝の気持ちを持っていても
ぼくらはどうしてもそれを忘れてしまいがちなのです。

『感謝』というと、斉藤一人さんや
仏教・自己啓発系の世界では言われ続けていて....

当たり前過ぎてあくびが出るかもしれませんが、

ぼくが10年間実際にビジネスの現場を見てきて
長期的に成功している人は、多くの人に対し
感謝の気持ちを常に大切にしていました。

だからこそ...多くの人に慕われ、
ファンが永続的に離れないのだと思います。

で...さらに踏み込んで、

・感謝とビジネスの大きな関係そして
・究極のエネルギーと感謝のつながり

について話そうと思ったのですが...
すでにかなり長くなってしまったので、
また別の機会に話しますね!

それでは
今日も一日お仕事頑張ってくださいね!

ありがとうございました
一条響


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