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雑誌の中の藤井聡太先生と永瀬拓矢先生

(タイトルを変更しました)

藤井聡太先生と永瀬拓矢先生がお互いについて話してる雑誌をまとめてみました。気になったものがあったらぜひ読んでみてください!


▶将棋世界 2017年8月号

「イメージと読み」で永瀬六段による藤井四段の印象が読める。

すごいとしか言えないけど、19連勝は実力がなければできないことですから立派です
いま彼と当たったら? もちろん勝つつもりでやります

文章中に「藤井君も上位とたくさん当たってどうなるか」と書いてあるのですが、これはほんとに君付けで呼んだのか、さん付けで呼んだけどライターがそう書いただけなのか気になりますね……。


▶将棋世界 2018年8月号

「強者の視点―棋士たちの藤井将棋論」で永瀬七段が藤井七段の将棋のことを詳しく語っている。全13ページ(棋譜を除くと10ページ)

詰みは分かっても詰まさないという人も結構いますが、真理としては詰ますべきで、彼の目指しているものの高さを物語っています
いまの棋士は藤井聡太さんという存在に感謝すべきです
『強い』の上を行っている気がします

ものすごい絶賛。VSしてて誰よりも藤井将棋を知ってたからなんだろうなぁ。

(「藤井聡太 強さの本質」でも同じものが読めます)


▶将棋世界 2019年8月号

永瀬叡王のインタビュー。タイトルは「努力と感謝」。

ここ1、2年は棋力向上を意識している
(棋力向上を意識するようになったきっかけは?)藤井聡太さんの影響です。彼がインタビューで答えているのは常に「棋力向上」についてでしょう。年齢は大分違いますけど、見習いたいと思いました

この「棋力向上」についてはほんとにここ数年で言うことが多くなったと思うのですが、藤井棋聖の影響なんだなぁと思うとぐっとくるものがあります。


▶将棋世界 2020年1月号

永瀬二冠のインタビュー。タイトルは「藤井聡太七段のライバルになるために」。

彼と指していると、将棋が強くなりたいというきれいな気持ちが伝わってくる
最低でもあと2つギアを上げないと藤井さんのライバルにはなれない。2つで足りるのかなあ
(藤井七段とのVSの成績は?)それは言えませんが(笑)、勝ち越してはいないです。五分もない

「彼と指していると、将棋が強くなりたいというきれいな気持ちが伝わってくる」、この言葉の純粋さには胸を打たれます。この発言や、境界線なしでVSをする話、VSは勝ち越していない発言、そして「ライバルとしてやっていくためには」……。印象深い言葉が多いとても濃いインタビューです。おすすめ


▶将棋世界 2020年6月号

「熱局プレイバック ―プロ棋士が厳選したベストバウト10+α― 」で藤井七段、永瀬二冠がお互いの将棋を挙げた。


▶将棋世界 2020年10月号

藤井二冠のインタビュー。

(自粛期間中)対面で指すことはありませんでしたが、ネットでは25局指しました。全部、永瀬さんとです
永瀬さんにはいつも教わっていますが、公式戦の対戦は初めてなので、楽しみでした
(△5四金)部分的に永瀬二冠に指されたことのある手です

自粛期間中にネットVSをやっていたという情報は出ていましたが25局も指されていたとは……。棋聖戦第2局△5四金の話も興味深いですね。


紹介は以上です。


将棋世界を読むのは「Kindle Unlimited」がおすすめ

紙派で手元に置いときたい方は買って読むのもいいと思います!また図書館等で読めるならそれもいいと思います(図書館のHPには蔵書検索ができるところもあるので活用すると良いと思います!)。

しかし将棋世界けっこうお高いので……。電子書籍でもいい方は「Kindle Unlimited」がおすすめです。月額980円で対象本が好きなだけ読めるというやつです。初めての登録だと30日間無料で(月単位じゃなく登録した日から30日間)、登録してすぐに解約をしとけば自動更新される心配もなくそのまま30日間読めます。

ここでちょっと私の話。私はKindleは名前は聞いたことある、くらいで、過去の将棋世界を探すときの選択肢に上がらず、では将棋世界を読むためにどうしたかというとけっこう遠い図書館に行って、将棋世界が置いてあるという特別閲覧室(専門書ばかり置いてある)の空気のガチ感にビビり、探すも見当たらず、どうやら奥の書庫にしまってあって司書さんに言って取ってきてもらわなければいけないと気付き、「えぇー……」と思いつつその部屋にある蔵書検索のパソコンで将棋世界を1冊ずつ検索しては印刷し、印刷した紙(書庫のどこに置いてあるかが書いてある)5、6枚をカウンターで司書さんに渡し、書庫から出してきてもらい、やっと受け取った将棋世界をガチな空気の特別閲覧室で読みながらメモする(メモしてもいいところだったので)、というのを何回か繰り返しました。

将棋世界ってこんな大変なもの……?そんなに専門書……?

という思いはありつつ。いや、楽しかったですけどね。内容の紹介を見てまあ読まなくていいかな、と何年だったかの9月号とばして、7、8、10、11、12月号とかをお願いしたら司書さん(優しそうなお姉さん)が9月号も持ってきてくれて「9月号は紙になかったけどいらないの? いる?」と優しく言ってくれて、わたし「あ、じゃあ……」司書さん「うふふ、どうぞ」なんて物語だとここから交流がはじまるんだなみたいなことを体験したりして(別に交流ははじまらなかった、当然)、それはそれで楽しかったですけどね。ただまあ大変だった。

そこで読めたのが古いので17年5月号まで。

で、しばらくして、もっと昔の将棋世界読みたいなー、図書館にはないし通販するしかないかなーと思ってたところ、広告で「Kindle Unlimited」の存在を知りました。対象本を調べると将棋世界もある。しかもけっこう古いのまで。……図書館行かなくても良かったじゃん(いや、いい思い出だけど)。

初回30日間無料ってことでソッコーで登録して過去の将棋世界を読み漁りました。楽しかった……。ちなみにうっかりな私は解約を忘れてて自動更新されて980円払いました。後から知ったけど解約しても30日間はちゃんと読めるんだな……。じゃあ登録してすぐに解約もしとけば良かったんだな……。でも!将棋世界2冊分よりも安いので!私は30冊以上読んだので!コスパ良すぎるので良しとします!


☑まとめ

将棋世界は「Kindle Unlimited」の対象。つまり登録すれば読めます。
読めるのは2014年4月号から最新号まですべて(2013年3月号も特別に読めます)。
初回30日間は無料。登録してすぐに解約しとくのがおすすめ。


▶リンク貼っときまーす→ Kindle Unlimited


タイトルの趣旨とはずれますが、藤井棋聖は四段昇段時の2016年11月号からはほぼ毎号なにかしらの話題であったり記事であったりが載ってるのでファンの方は一気にチェックするためにもこういう月額サービスに入るのは好手だと思います。

(ちなみに調べてみると将棋世界の電子書籍化がどうやら2014年4月号からなのでどこのサイトでもそれより昔のはないんじゃないかと思われますね)


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